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2014年に9年ぶりとなるアルバムを発表し、同時期に峯田以外のメンバー3名が脱退。以降、リスナーから様々な声が飛び交う中、それでも実直に自身の音楽、表現活動を、突き詰めてきた峯田和伸。
 あれから2年を経た今年の銀杏BOYZは初頭から堰を切ったかのようなラジカルな活動が目立つ。3月には合計4時間半にも及ぶDVD『愛地獄』を発売。続く4月13日(水)にはシングル『生きたい』をリリース。6月からは8年ぶりとなる全国ツアーを控える中、峯田の個人名義ではNHK BSプレミアム『プレミアムドラマ 奇跡の人』にも主演したりと、それまでのバイオグラフィを振り返ってみても珍しいほど過密な動きである。
『uP!!!』ではこの濃厚な時期の銀杏BOYZ、そして峯田にとっての“今の時代”の表現に賭ける思いを2週に渡って深く聞いた。後編の今回は、シングル『生きたい』を経て全国ツアーへ賭ける思い、「開いていたい」という峯田自身のこれからの表現について語ってもらった。

——人の内面に訴えかけるような『生きたい』と、どこまでもポップな『ぽあだむ クボタタケシ REMIX Version Ⅱ』の2曲のバランスが、今の銀杏BOYZと言えますでしょうか。

なんかもっと器用に出来れば良いんですけどね。でも、どうしてもこうなっちゃう。
 実は今日もドラマの撮影だったんですけど、ロケで通りかかった焼き鳥屋さんで、ロックバンドのシングルかな? ガンガン流れてて。「愛してるよー♪」っていう歌詞で、メッチャ良い曲なんです。それを聴いて「負けたらダメだ。負けてらんねぇ」と思ったけど、ただ僕はもう少し「それを言っちゃオシメぇよ」っていうところを歌詞で追求したいとも思ったんです。
 普段、みんなが心の中で思っているのに、控えていたり、言語化出来ていないようなことをシンプルに歌詞にしたい。「それ言っちゃうんですか?」みたいな。例えば、ただ「愛してるよ」だけじゃなくて、終わった後、ゴムを抜いたときに、ちょっと付いてる向こうの陰毛の様子とか。そういうのがちょっと入っていないと、僕にとってのラブソングにはならないんです。

峯田和伸インタビュー後編⑤

 本当の恋愛をしていればさ、向こうの嫌な匂いも嗅いじゃうし、生々しい瞬間がイヤでもあるもんね。だから、そういう要素も何パーセントか入っている恋愛の歌も、これからはいっぱい作っていきたい。「周りがこういう曲を作っていないから作ろう」とかではないんだけど、例えばGOING STEADYの頃の『さくらの唄』にしても、もう汚いところも綺麗なところも全部さらけ出さないと、まず自分が納得出来なかったからね。あの感じで、2016年の今の空気感、38歳になった自分がやったら、言葉は当然変わってくると思うけど、それが楽しみなんです。
 そして、そういう歌を、全く音楽に興味のない人とか、凹んでる人とか、ナントカ系女子でもナントカ系男子でもなんでもいいけどさ(笑)、そういう人にも聴いて欲しい。「なんだよ、この変な歌」「なんか面白いな、この歌」とか感想はなんでもいいんで、音楽とかけ離れた人にも届けたい。だから、『生きたい』はラーメン屋さんとか牛丼屋さんとかで流れてて欲しいですね、USENとかで。

峯田和伸インタビュー後編①