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 音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント【uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV】。初顔合わせとなる先輩バンドと後輩バンドの2組が火花を散らす、このイベント。2014年7月の札幌を皮切りに、福岡、名古屋、岡山、東京、大阪、仙台、香川、東京での特別編2日間、新潟、広島の地を経て、4年目となる2018年を迎えた。今年は幕開けとして1月と2月に渡り、高松、福岡、大阪、岡山と全国4ヶ所を初のツアー方式で開催。過去に後輩として出演したバンドであるKEYTALK、androp、04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNTが、今度は先輩バンドとして登場する。

 ツアー4カ所目となる【LIVE HOLIC vol.16】は、岡山CRAZYMAMA KINGDOMでBLUE ENCOUNTとyonigeが初顔合わせのツーマンを。開場して開演まではスクリーンで、過去に、それぞれのバンドが出演した音楽情報バラエティー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」が上映された。

 先攻はyonige。牛丸ありさ(Vo&G)の「大阪、寝屋川、yonigeです」という極めてシンプルな一言により、1曲目『さよならプリズナー』へ。「なんにもない なんにもない なんにもない なんでもない日々です」という歌い出しからして、虚無感しかない。素っ気なく虚無感を歌われる事で、何気なく自分の事を歌ってもらっている様な気がするからこそ、yonigeにのめり込む若者が多いのではなかろうか。「あのこのゆくえ」などサウンドは次第にドカドカ度を増していくが、必要以上に煽る事は無い。MCでのイベント説明も、しっかりと触れようとする後輩バンドが多い中、2015年にBLUE ENCOUNTが後輩バンドとして出てた事に軽く触れ、「光栄です」の一言で〆る。【LIVE HOLIC】初の女性ボーカル出演となった彼女らだが、女性ならではのドライさというか、落ち着きというか、今までの男性後輩バンドとは一味違う冷静さが個人的には心地よかった。

yonige④ yonige③ yonige⑤

 ただ、大阪は寝屋川ならではという表現が正しいかどうかわからないが、いざ本格的に喋り出すと、良い意味でのアホさ(褒め言葉)がある。ごっきん(Ba)の「桃太郎ときびだんごで生計を立てている岡山のみなさん!」という何でもない一言から、どうしても牛丸がきびだんごが食べたくて、BLUE ENCOUNTの楽屋にあったきびだんごをリハーサルで御本人たちがいない間に1個拝借した話が淡々と明かされる。横で、ごっきんは「悪いやっちゃでー!」と笑っているだけ。ヤンチャエピソードではあるが、彼女ら特有のチャーミングさで笑えてしまうのが素敵だ。独特の魅力である。そう思えば、このタイミングでいきなりごっきんが【LIVE HOLIC】担当者に「初めてのガールズバンドは、かっこいいバンドを出したかった!」と言われて、「心打たれました!」といい話をしだす。でも、結局照れ隠しでアホ話になるが、ソリッドでバキバキな「ワンルーム」を鳴らす事で一気にかっこよく見せる。

yonige① yonige⑦ yonige⑨

 牛丸「言い残した事ないか?」、ごっきん「マジで何もない! 全部言った!」…、いやいや告知とか色々あるでしょと思わずコッチがツッコみたくなったが、そこからのラスト2曲の振り切れ具合が笑ってしまうくらいに凄かった。唐突なラストスパートであろうと、ふたりが髪を振り乱して全力で音を鳴らす姿を見たら、どうでもよくなる。自分たちのやりたい事をやりたいようにやる潔さが美しかった。

yonige⑥ yonige⑧ yonige②