メニューを開く

up!!!

──長い間、活動を続ける秘訣みたいなものって何かあるんですかね。

山田:わかりませんね(笑)。でも、曲をみんなで作ってるのはデカイかもしれないですね。しかも、打ち合わせとかも、4人でしっかりと話し合うので。一人ひとりの気持ちを曖昧な感じにせずに、どこかでぶつけ合う瞬間が、ミーティングもそうだし、ライブや曲作りでも、その人の意図をちゃんと汲んでやるっていうのがあるんです。そういうことをしてきたからなのかな、とは思いますね。10年経ったくらいから、10年続けてこれたことで、一人ひとりの存在の大切さや、お客さんの大切さもわかったは大きいかったと思う。昔はもっと、お客さんのことを見てない瞬間が多かったですけどね、俺は(笑)。でも、感謝の気持ちをお客さんにもメンバーにも持てるようになってからは、一人ひとりのあり方というか、曲作りでもライブでもどう見せ場を作るかとか、そういうのは4人とも意識はしていると思いますね。

──向き合う瞬間っていうのが、くるんですね。

三原:それは僕らも一緒ですね。10代ではじめたバンドだったし、兄弟がいるということで、ある程度、話さなくてもわかるだろうというのはあったんです。男4人だし、会話をしなくてもわかってくれるだろうという体でいろんなことをやったりするので。それで失敗することもあったり、インディーズ時代はそれでやれていた部分も多かったんですけど。メジャー・デビューくらいのタイミングで、もっとメンバー同士で向き合う瞬間ってないのかなと考えたり。関西から上京するタイミングで、もっと一人ひとり成長が必要だなと思ったときに、俺ってどういう人間なんやろうとか、どういうふうにしていったらいいかなっていう相談をメンバーに持ちかけることが多くなったんです。

山田:うんうん。

三原:そこから段々と、“言わなくてもわかる”部分が、本当の意味で、言わなくても相手の気持ちが汲み取れるようになったし。康司がこういうところがしんどいやろうから、じゃあ俺はこっちでサポートしようとか。今、新しいメンバー(高橋武/Dr)が入ってまた4人になりましたけど、お互いの立ち位置をちゃんと理解するようになりました。

_AZA8736_M

──バンドの場合、ツアーや制作など一緒に過ごす時間がとにかく長いですよね。ここまで一緒にいる相手というのも、なかなかいないんじゃないかというくらい。

山田:家族より長いですからね。あ、まあ三原くんは家族か(笑)。

三原:ややこしいですけどね(笑)。でも、家族でいる時間よりも、バンドでいる時間が長いし、濃密ですね。

──家族や友達とはまた違う経験を一緒にしていくものだから、バンドって不思議な間柄ですよね。三原さんから、先輩の山田さんに聞いてみたいことはありますか。

三原:それこそ、長続きするコツじゃないですけど、めちゃくちゃ日常的な話なんですけど、みなさんどんな会話をしているのかが気になりますね。僕らは普段、ゲームがどうだとか、今流行ってるものがどうだとか普通のことばかり話していて。しかも僕ら仲が良くて、この間もみんなでディズニーシーに行ったりして。

山田:マジで!? めっちゃ仲いいなあ(笑)。俺らも、普通の会話かな。昔に比べたら、ちょっと減ってきているかもしれないけど、ドラマの話をするメンバーもいたり、あそこのラーメンがうまいとか話したりはするけどね。

三原:むしろ、ちょっと近すぎて心配なところがあるんですよね。ただ前は内にこもりがちだったんですけど、最近は、ドラムの武くんがセッション大会みたいな感じで、ほかのバンドのプレイヤーを集めてきて、セッションをしていたりとか、外の交流も多くなってきました。

山田:そういう活動は結構、大事なんだよね。

──山田さんは近年、ソロでのライブや、ボーカリストとして参加することも増えましたね。

山田:ここ数年多いですね。ずっと同じバンドでやっていると、自分たちのバンドの見方がどうしてもひとつになってしまうから。一回離れて、違うことをしてまたバンドに戻ってくると、バンドの良さも悪さもわかって、すごくいいなと思うんですよね。

三原:僕も今年、三原健司としてゲストで呼んでいただけることが増えて。それで他の人とリハーサルに入ったときに、この人のドラムはこういうふうに叩くんやとか。この人たちのリハはこう進めるんや、すごく効率いいなとか。この人がムードメーカーなんやとか、わかってくる部分があって。自分たちだったらどうだろうって、活かせることが多くありますね。で、フレデリックに帰ってきたら、この人はこういう意味でこのドラムを叩いていたんやとか。ここでベースをあまり弾かないのは、ボーカルを立たせるためやったんやとかが改めてわかって。

山田:そうそう。わかるよね、それが。

_AZA8772_M

メニュー閉じる