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フレデリックの余韻が色濃く残るステージに登場したTHE BACK HORNは、最初のナンバー「シンフォニア」で会場を自分たちの色に染め上げてしまう。強靭にしてしなやかなリズム、ラウドかつエッジ―なギターフレーズ、叙情性と爆発力を同時に感じさせるボーカル。巨大な岩が転がるようなバンドサウンドと豊かな歌心がひとつなったステージはまさに唯一無二だ。
「『LIVE HOLIC』つまり“ライブ中毒”。ライブで生きている瞬間を味わおうというイベント名に恥じないような空間を作りたいと思います!」(松田晋二/Dr)というMCの後は、このバンドが持つ奥深い音楽性を体感できるシーンが続く。近未来的なイメージをもたらすギターリフと“生きている今を大切にしたい”と願いを込めた「情景泥棒」(最新ミニアルバム「情景泥棒」収録)、「何度だって叫ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれ」というフレーズが突き刺さる「美しい名前」(2007年リリースのシングル)。20周年を迎えたTHE BACK HORNのキャリアを凝縮したようなセットリスト、すべての音と言葉を全力で伝えようとするパフォーマンスに心と身体を揺さぶられてしまう。

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「素晴らしかったね、フレデリック。センスの塊だし、土の匂いがするところがいいなと思った」(山田)という後輩へのメッセージを挟み、ライブはピークに向かっていく。代表曲「コバルトブルー」では観客が山田と一緒に叫びまくり、民族的なサウンドとヘビィなギターリフがひとつになった「Running Away」では最新型のTHE BACK HORNを力強く提示。20周年を迎えた彼らは、さらに先に進もうとしている。そのことがはっきりと伝わってくるライブだった。

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終演後は両バンドのメンバー全員で記念撮影。世代と音楽的スタイルがまったく異なる2バンドが互いの個性を全力でぶつけ合うことで、この場所、この瞬間にしか体感できない空間が生まれる。「LIVE HOLIC」の真骨頂と呼ぶべき、きわめて有意義なツーマン・ライブだった。
なお、この日の模様は8/3(金)からスペースシャワーTVにて1時間の特別番組として放送されるのでお見逃しなく。

集合写真

Text:森朋之
Photo:AZUSA TAKADA

SET LIST

『uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 supported by SPACE SHOWER TV』
@郡山Hip Shot Japan 2018.07.01

<フレデリック>
M1.オンリーワンダー
M2. KITAKU BEATS
M3.トウメイニンゲン
M4.ナイトステップ
M5.パラレルロール
M6.シンセンス
M7.飄々とエモーション
M8.リリリピート
M9. TOGENKYO
M10.オドループ

<THE BACK HORN>
M1.シンフォニア
M2.真夜中のライオン
M3.孤独を繋いで
M4.生命線
M5.情景泥棒
M6.悪人
M7.美しい名前
M8.がんじがらめ
M9.コバルトブルー
M10.刃
M11. Running Away
<アンコール>
EN1.グローリア
EN2.無限の荒野
 

オンエア情報

スペースシャワーTV 「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 THE BACK HORN×フレデリック」
初回放送: 8月3日(金)22:00~23:00
リピート放送あり: 8月22日(水)26:00~、9月予定

 
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