メニューを開く

up!!!

DISH//×ベリーグッドマン

これまで「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪ SPECIAL LIVE」に出演したアーティストと、これからもっと「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」の番組やイベントでご一緒したいアーティストを“つなぐ”イベント、「TOKUFUKU LIVE Connect!」の第4弾が、2月13日に大阪・なんばHatchで開催される。今回の組み合わせは、2011年にメジャーデビューし、演奏しながら歌って踊るダンスロックバンド DISH//と、グッドメロディとラップ、熱いリリックが幅広いリスナーを獲得しているベリーグッドマン。今回が初共演であり、ライブのスタイルも年齢もまったく違う異種格闘技的なツーマンだが、このインタビューでは初顔合わせにしていい会話のグルーヴが生まれていたので、ライブ当日も乞うご期待だ。

「夢を叶えるっていう、叶えることができたというその事実だけでも、すごくエネルギーになっている」(北村匠海)

──ここからはライブの話などについても、いろいろ伺っていきたいのですが。ベリーグッドマンのふたりは、ライブ・パフォーマンスなどで目標にした人はいたんですか。

MOCA(ベリーグッドマン):3人で違うと思うんですけど、僕の場合はレゲエのような、次にかける曲をイントロが鳴っているときに説明してっていう感じで、どんどん繋いでいくライブスタイルをベリーグッドマンで取り入れているんですけど。横浜のアーティストで、Mighty CrownのMCは高校生の時に出会って衝撃を受けましたね。日本人が世界で、パトワ語で活躍してんねやって。僕らのライブスタイルに与えた影響は大きいかなと思いますね。

MOCA

Rover(ベリーグッドマン):僕は、ライブをショーとして考えたときに、そういう“魅せる”という脳みそはもともとなくて。ハナレグミさんとか森山直太朗さんみたいな感じの空気感が好きだったんですよね。というのも中学生の時に、ジャクソン・ブラウンっていう、ウエストコースト・カントリーのヴォーカリストのコンサートに行ったんです。その時にすげえなと思って。ピンスポットだけで、ピアノとかを弾き語りするわけなんですけど、その空気感がとてつもなくかっこいいと思っていたので。ベリーグッドマンになってからは、逆に、全体的な演出を考えるようになったんですけど、もともとは、歌うというひとつのことしか興味はなかったんですね。MOCAと出会ってからですかね、レゲエとか、盛り上げるっていう感覚を知ったのは。

──RoverさんとMOCAさんは対極のような感じなんですね。なにがふたりを引き合わせたんですか。

Rover:同い年で、野望を持ってる同士波長が合ったのかなと思うんですけど。一発目に会ったときに、もっとこの人の話を聞きたいし、いろいろ知りたいなと思ったので、そこからひと月くらい毎日、僕んちでふたりで鍋してたので。

MOCA:僕の金でやったんですけどね。

Rover:ほんまに金もなくて。大阪にはスーパー玉出っていう奇跡のスーパーがあるんですけど。白菜とかが1/4カットとかで60円とかなんですよ。それをMOCAのお金で買って。

MOCA:僕がお金を出すんですけど、食材を選ばせてもらえないんです。

北村匠海・橘柊生・泉大智(DISH//):そうなんですか(笑)。

DISH//

Rover:僕が鍋奉行なので。あとは缶チュウハイを6本くらい買って。それが飲み終わるまで、喋ったり歌ったりするっていうのをずっとやっていたんです。だから最初は飲み仲間みたいな感じで。でもMOCAはずっと、俺はハワイに行って、曲を作るみたいなことを言っていて(笑)。

MOCA:なんで鼻で笑ってんねん。

Rover:そういう夢を平気で語れる奴が近くにいなかったので。かっこいいなって思ってましたね。

──そういう夜な夜なふたりで語らっていたことで、実現したことってありますか。

Rover:その時はえげつないこと言ってたので。ソロのCDを100万枚売るとか。

MOCA:はははは(笑)。

Rover:結局、手売りで2千枚売れたのかな。それはすごいことなんですよ。でも、100万枚売る、100万枚売るって言っていて。その時僕、初めてケンカしたような気がするんです。はっきり言って100万枚は無理やと。もしいけたとしよう、でもそれはMOCAのほんまの望みじゃないと思う、みたいな話をしたんですよね。なんのために100万枚売るのかっていう。それやったら意味のある1万枚のほうがいいんじゃない?って、飲みながらケンカしたんです。“そんなの決めつけるな”、“いや、決めつけてるんじゃない”と。“君の才能を確実に1万人に届けるほうが、俺はかっこいいと思う”っていう話をして。

MOCA:そういう話って、20コ上のやつがいうやつですよねー。

北村:(笑)。

Rover:多分、まだ納得してないんですけど(笑)。

Rover

──そういう時代があったからこその今という、結びつきですね。DISH//はメンバー間で熱い話ってしますか。

北村:しますね。大智は後からですけど、バンドのはじまりが今とは全然違ったので、結構悩んで。その時すごくかっこいいと思っていたことが、今はそうじゃなかったりとか。そういう悩みを乗り越えながら進んできているので、よく話はするんですよね。

──大丈夫ですか(笑)。そして2018年は、ベリーグッドマンは結成5周年で、DISH//はデビュー5周年という、それぞれアニバーサリーイヤーとなりました。この5年で、何か成し遂げてきたもの、これは実現できたなっていうことはありますか。

北村:僕らは最初、武道館を夢に結成したグループで。この5年で武道館も無事、実現できたんです。そこから夢に迷ったこともあったし。でも、大智が入ったことで明確になったこともあって。今は、横浜スタジアムでのライブを目標にしているんですけど。なんかいろんなことがあったなと思いますね。曲調とかライブ・スタイルも変わってきているし。でも夢を叶えるっていう、叶えることができたというその事実だけでも、すごくエネルギーになっているし、いまの僕らの糧になっているなと思います。

Rover

次のページ ≫「地元でやるベリーグッドマンのライブもみなさんにも感じてもらいながら、若いパワーをすべて吸収したいと思いますね。」(Rover)

「地元でやるベリーグッドマンのライブもみなさんにも感じてもらいながら、若いパワーをすべて吸収したいと思いますね。」(Rover)

──2014年の初の武道館公演のことって今も鮮明に覚えていますか。

北村:僕はもうバックヤードで泣いてましたね(笑)。お客さんの声が聞こえるだけで。

Rover:本番前に?

北村:本番前ですね。

橘:ゲネプロを武道館とは別の場所でやっていたんですけど、リハーサルだからもちろん武道館のことを想像しながらやるじゃないですか。その想像段階で泣いたりしてましたしね。

橘柊生

Rover:その最初に武道館に立ったのって、いくつの時だったんですか。

北村:僕は高校2年生でした。

Rover:それは泣くわ。

北村:当時はメンタルも弱かったので。

MOCA:はははは(笑)。

北村:すぐ折れちゃうんです。

Rover:メンタル雑魚やったんや(笑)。

北村:リハーサルでもみんな気分が上がりすぎちゃって、ちょっとケンカしたりとかもして。すごかったですね。

MOCA:ちょっと待って、当時高校生で、武道館終わって次の日の学校とかはどうだったの?

北村:“無”です。授業なんも入ってこなかったですね。

Rover:教室、せま!って思った?

北村:人、少な!っていう(笑)。

Rover:すごい世界やな。

ベリーグッドマン

──ベリーグッドマンの5年間はどうですか。

Rover:僕らは間もなく成し遂げる目標がありまして、このインタビューの1週間後の1月20日は初の大阪城ホールで「“てっぺんとるぞ2019”〜超好感男は大阪城へ〜」があって。それが第一関門で、そこからが本当にスタートかなって思うんです。多分、匠海くんも思ったと思うんですけど、武道館が終わってからが本当のスタートやなと。俺たちやったら大阪城の後に、もう一個大きなステージに行けるようにっていうのがありますね。例えば甲子園球場でライブしたいとか、ヤンマースタジアムとか、京セラドームとか。そういう意味では、やっとここまでこれたなっていう気持ちですね。プロデビューみたいな。

──それは、長い5年間だったなという実感ですか。

Rover:僕的にはめちゃくちゃ短いなと思っているんですけど、でもこんな地獄みたいな時間ずっと続くんかいって思ってましたしね。年に2回リリースして、ツアーも2回やってきていたので。かつ、ヒット曲を書きなさいっていうのもあって、責任感で潰れそうになるみたいな時はありましたけど。そういう時期は長かったなと思いますけどね。

MOCA:僕以外のふたり(Rover、HiDEX)は、もともとRoofyっていう2人組でやっていたんです。その後Roofyが解散して、僕とRoverが仲良くなって、セッションやったりしていて。ライブの持ち時間25分で、25分全部フリースタイルやるみたいな、わけのわからないこともやっていたんです。全然売れへんことしようじゃないですけど、先輩も後輩もいなかったので、一匹狼スタイルで、俺らが絶対いちばんヤバイみたいなことをやっていたら、それを見た関係者が、お前ら3人でやったほうがいいよって言われて。そこからはじまって──ってなんの話でしたっけ?

Rover:どんな5年間やっていう話や。

MOCA:最初はそんな感じではじまって、僕はグループをやることに慣れなくて。最初の2年くらいはあまり記憶がないくらい、制作もふたりに任せっぱなしだったんです。僕は自分に与えられたバースをやるみたいな、ちょっと馴染めてなかった感じが今振り返るとあって。それが、3年、4年、5年となると、ベリーグッドマンが主語になって、もっと多くの人の届けられる楽曲、ライブはどうやったらできるかっていう自分たちに成長できているので。長かったようで短かったような、でもすべて意味がある5年間やったなと。

──ベリーグッドマンとしては大阪城ホールからライブがスタートして、2019年は最高のスタートが切れますね。そして迎える「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.4 -Valentine Eve-」はツーマンということでどんなライブにしたいですか。

北村:ライブのスタイルが、僕らはバンドでベリーグッドマンさんはマイク一本でという違いはありますけど、僕らはDISH//らしくぶつけられればいいなと思いますね。僕らは20代前半なので、荒削りの、ただ僕らが思うかっこいいことをぶつけていきたいなと思ってます。

北村匠海

MOCA:僕らはしこたま媚び売って、DISH//のかわいい女の子のファンを根こそぎ獲得したいと思います──嘘です(笑)。

Rover:今回は、地元大阪のなんばHatchでの開催ですからね。僕とHiDEXは、そこから徒歩10分くらいの中学校に通っていて、MOCAは隣町出身なので。“ようこそ地元へ”っていう思いと、あとは、ほとんどのお客さんが関西の人とは限らないですけど、この関西の息吹を感じてもらいたいのと。あとは、地元でやるベリーグッドマンのライブもみなさんにも感じてもらいながら、若いパワーをすべて吸収したいと思いますね。

──地元大阪でのライブはやっぱり気持ちも違いますか。

Rover:違うことないですって言いながら、全然違うと思うんです。地元とか、大阪のライブは特別気合いが入ってる感じがしますね。

橘:今回はせっかくのツーマンなので、ぜひコラボとかもしたいなと思っているんです。僕らの曲1曲を一緒に歌いたい気持ちもあるし、ベリーグッドマンさんの歌も歌いたいし。

Rover:いいですね。メドレーみたいなことも面白いですよね、レゲエでいうラバダブみたいな感じで、同じようなコードとテンポで歌をつなげていくとか。

北村:面白そう!

Rover:僕らもギター弾いたりとか、あとはHiDEXもドラムができるので。

泉:ダブルドラムですね(笑)。

泉 大智

──その打ち合わせすらも楽しそうです。

MOCA:なんなら二泊三日くらいでやる?

橘:ぜひ、鍋をしながらで!

Text:吉羽さおり
Photo:高田梓

関連リンク

関連記事

  • DISH//×ベリーグッドマン
    【インタビュー前編】DISH//×ベリーグッドマン 「ジャンルやスタイルは違うけど、音楽に対する姿勢や勢いは似てるのかな」
    詳細はこちら ≫
メニュー閉じる