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新しい感じが芽生えては、それを試行錯誤して、また新しい感じでやっていくっていうことが楽しいですね。(清水)


──清水さんはチューニングをしてるときってどうしてるんですか、なるべく無音にさせないようにするんですか。


清水:俺は無音でもいいと思ってるので、どこでも無音です。一回、ライブを見にきた親父に、「俺らは金払って音楽を聴きに来ているんだから、音楽を鳴らせ」って言われたんですけど。黙れって言いました。チューニングの方が大切やからって。MCで黙っちゃいけないとかもないですからね。なので、黙ろうかなと。



──そういう自分たちの空気感とかライブの形は、どのくらいででき上がってきた感じですか。


清水:今も形成されていっている感じがしますけどね。新しい感じが芽生えては、それを試行錯誤して、また新しい感じでやっていくっていうことが楽しいですね。でも昔よりも、ピュアに楽しめることとかが減ってきてるなとも思うんです。何度も何度もライブをやることで、そういうものはなくなっていってるので、またいい感じに自分たちで新しいものを見つけたいなというのは、日々思っていますね。


──coldrainは国内だけでなく、海外での活動もありますが、海外でのライブの経験、体験は普段の国内でのライブにフィードバックされることは多いんですか。


Masato:ちょうど昨日あったライブが、ヨーロッパツアーを回ってきて、日本に戻った最初のライブだったんですけど。煽りだったり、ライブでいう一言が、英語でやっていてラクな部分と、日本語でやっていてラクな部分が意外と違うんですよ。久しぶりに海外に行くと、それはそれでまた慣れるのに時間がかかって、帰ってきてもまた違うから。つねに新鮮になりますよね。普段は日本でのライブが多いけど、海外に行くことでまたフレッシュな気持ちで帰ってこれるというのがありますね。海外では、どちらかというとチャレンジャーという部分があるので。日本でライブをするときも、自分たちのファンの前でも慣れた感じにならないライブができるようになった気がしますね。



──慣れた感じにならないというと。


Masato:何年もやっているとマンネリになるではないですけど、ライブに対する慣れが出てくるのが、バンドとしてもお客さんとしてもいちばん良くない状況だなというのは感じるので。毎回ライブに来てくれる人でも、毎回新しい何かを残せるようにというスタンスにはなったかなと思います。


──Age Factoryのライブは、予定調和なしでやっているイメージですが、何か意識してことはありますか。


清水:そうですね。リハーサルとかもそうなんですけど、一回作ったものを持っていっちゃうと、ある程度自分たちの中で予想みたいのができちゃうので。ライブでも、当日に会場の雰囲気とかを見て、セットリストを変えてますね。いちばん自分らが楽しめるようにしたいなと思っています。お客さんよりも、自分たちが楽しい方がみんながわかってくれるかなって思うので。それはいちばん気にしています。


──coldrainの場合はセットリストはどのタイミングで決めていますか。


Masato:多いのは、当日の朝ですね。僕らもスタジオでの練習っていうのは、基本的にやらないんです。昔はめちゃくちゃやっていたんです。どれだけライブ入っていても、週3くらいは絶対にスタジオに入っていたんですけど、全然練習してない方のバンドがライブがかっこいいなって思って。というかカッコイイバンドに話を聞くと、みんな全然練習してないっていうんです。それこそSiMとかに、「なんで練習しないの?」って聞いたら、「ライブがつまらなくなるから」っていうんですよね。たしかに自分も思うのは、リハスタとかの環境に慣れると、ライブが逆にやりづらいっていう意味のわからない感じになるんですよ、ライブのためにリハをしているはずなのに。


清水:ああ。


Masato:ホームがスタジオ、アウェイがライブみたいな感覚が生まれはじめているなと思って。それで、一切練習をしなくなって。もちろん曲を覚えてないときはやりますけど、普段のライブだったら当日にセットリストを決めて、なんならセットリストもその場でどんどん増やしちゃうことが多いですね。あとは、お客さんが歌詞をまちがえて歌ってたら、同じ曲を何度もやったりもしますしね。



──覚え込むまでやると(笑)。


Masato:はい(笑)。そういうふうになるのに10年くらいかかかったなとは思いますけどね。神経質に、完璧にやろうとするのをやめようとなったのは、結構最近かもしれない。


──そうだったんですね。


Masato:あとはそれも、海外でのライブの経験が大きいかもしれない。海外だと小さなライブハウスでは楽屋もなくて、お客さんの間を通ってステージに行くプロレス入場みたいな感じだったりとか。ツアーでもサウンドチェックがなくて、その場で楽器を持ってやるという環境が、思っていた以上に多いんですよ。そういうことは、日本ではないですからね、すごくちゃんとしてるから。でもそうやってちゃんとしてなくても、お客さんを盛り上げるにはどうすればいいかと考えていくと、こっちが自由な感じを出せばお客さんも自由な気持ちになるんですよね。それは、年々強く思うようになりましたね。

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なんでこうも、静岡ではめんどくさそうな3ピースと対バンになるのかなと思って。(Masato)
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