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up!!!

GRAPEVINE

2組目に登場したのはもちろんGRAPEVINE。1曲目の「Glare」が披露されるや否や、バスドラの強い低音によって圧倒的な空気を会場に生み出す。しかし、その低音が孤立することなく、すべてのサウンドと田中の歌声が完璧な調和をもって会場に鳴り響いた。それは、「COME ON」のアウトロでギター・ベース・ドラムが荒々しく演奏されたときも同様であり、大きな歓声と拍手が沸き起こった。

「COME ON」を披露し終えると田中は、「一言お礼を言わせていただきます。uP!!!ありがとう!今日の対バンはマカロニえんぴつ、略して“マんぴつ”。マんぴつ、ありがとう!」とコメントし、さらに「皆さんが何と略しているのか知りませんけど、私はマんぴつと、これからもしっかり呼んでですね、愛でていきたいなと思います」と、後輩からのリスペクトにしっかり応えた。



GRAPEVINEのオリジナルなサウンドが会場を支配する中、6曲目に披露したのは「God Only Knows」。オーディエンスの身体は思い思いに上下し、その頭の上下運動がクラウドにランダムな波を起こし、大きなうねりを生み出した。さらに、「すべてのありふれた光」の優雅なメロディでオーディエンスを魅了した後も、「BLUE BACK」で再度大きなうねりを引き起こす。本編最後に披露した「Arma」では、彼らのサウンドが伸びやかに広がり、50分ほど続いたGRAPEVINEのダイナミックなライブに決定的なラストを与えた。


アンコールでは、“マんぴつ”と言うのに飽きた田中が「“マカ”の二人に(来てもらいましょう)、はっとりくんと長谷川くん!」と、はっとりとキーボード&コーラスの長谷川を招き入れ、彼らと一緒に「風待ち」「HOPE」を披露した。特に「HOPE」では、はっとりが田中から教育されたシャウトを遺憾なく発揮し、そのシャウトを見つめる田中の顔の柔和さが非常に印象的であった。最後は長谷川のキーボードも自由さを増し、演奏が終了すると、2バンドが生み出したマジックなステージへ割れんばかりの大拍手と大歓声が生まれた。



様々なコンテンツへ簡単にアクセスできるようになった今の時代に、“世代”という言葉は昔より意味を持たなくなってきている。マカロニえんぴつとGRAPEVINEという異なる世代の2バンドが織りなした今夜のステージは、音楽における新たな関係性の構築を考えずにはいられない公演となった。



なお、この日のライブ模様は10月25日の22時よりスペースシャワーTVで放送される予定となっている。


Text:太田明宏

Photo:AZUSA TAKADA

オンエア情報

スペースシャワーTV

uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.24 GRAPEVINE×マカロニえんぴつ
2019月10月25日(金)22:00~23:00 他
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