メニューを開く

up!!!

Google Playで「uP!!!」アプリをダウンロード

 
※iOS6以降およびAndroid4以降対象。
レポート一覧

【インタビュー】ORANGE RANGE/カラフ...
.embed-container { position: relative...

【インタビュー】ORANGE RANGE/カラフルなポップネスがひとつになった全11曲をメンバー全員が解説!!!
.embed-container { position: relative; padding-bottom: 56.25%; height: 0; overflow: hidden; max-width: 100%; } .embed-container iframe, .embed-container object, .embed-container embed { position: absolute; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; } 【インタビュー】ORANGE RANGE/カラフルなポップネスがひとつになった全11曲をメンバー全員が解説!!!  コラボベストアルバム「縁盤」、47都道府県ツアーなど2016年の結成15周年を経て、2017年はEP盤「UNITY」のリリースなど充実した活動を続けきたORANGE RANGEから、約3年ぶりとなるオリジナル・フルアルバム「ELEVEN PIECE」が届けられた。通算11作目のアルバムとなる本作には、先行配信された「Hopping」(WOWOW NBAバスケットボール 2018イメージソング)、「Ryukyu Wind」(JリーグクラブFC琉球公式応援ソング)を含む11曲を収録。際立った個性とカラフルなポップネスがひとつになった11曲をメンバー全員に解説してもらった。 M-1「Ryukyu Wind -ELEVEN PIECE ver.-」 HIROKI:「地元・沖縄のサッカーチームの応援ソングを作らせていただきました。制作中にイメージしていた景色はスタジアムだったり、サッカーに関連することだったんですけど、歌詞に関しては、がんばっている人を応援したり、背中を押せるような言葉選びを意識してましたね。僕もサッカーをやってたんですけど、キーパーだったから、ドリブルやシュートはできないです(笑)」 NAOTO:「作曲のときからサッカーをイメージしてました。疾走感があって、ドーンとブレイクするところもあれば、一気に上がるパートもあって」 RYO:「サッカーの試合の流れみたいな感じですよね。既にライブでやっていて、すごく手応えがあります。初披露は沖縄だったんですけど、みんな初めて聴くのにめちゃくちゃ盛り上がってくれて。どんな状況でもお客さんをひとつにできる曲だし、頼りにしてますね」 YOH:「こういう爽やかな曲は久しぶりな気がしますね。ライブでやってるときも“20代の頃、こんな感じでやってたな”と思い出したり」 YAMATO:「うん。アルバムのスタートにもふさわしいと思います!」 M-2「センチメンタル」 HIROKI:「実は去年出した『UNITY』のときに既にあった曲で、2016年の4月から沖縄バヤリースのCMソングになってたんですよ。だから世には発信されてたんだけど、ライブでもやってなかったから、ファンの人から“あの曲、どうなったんですか?”と言われることもあって(笑)。満を持して、ようやくアルバムに収録できました。歌詞のキーワードは“青春”。二十歳前後の揺れてる感じを思い出しながら書きました」 RYO:「“空振りでも気分上々”とか、まさにそういう感じですね」 YOH:「今までに無かった新しい感じの曲だなと解釈していて。今回はベースのレコーディングをひとりでブースにこもってやったんですけど、この曲でもそれが上手くハマりましたね」 M-3「Destroy Rock and Roll」 NAOTO:「これは『シン・ゴジラ』の影響がデカいんですよ。いろんな意味でぶっ壊してるし、それをあれだけの大規模な映画で実現させるのもすごいなと思って。僕自身もそうですけど、ゴジラにはファンが多いじゃないですか。あの映画を作るのは本当に勇気が必要だったと思うんですよ」 YAMATO:「NAOTOは小さいときからゴジラがすごく好きなんですよ。みんなで映画に行く時も”ドラゴンボールよりゴジラがいい”って言い出したり」 RYO:「(笑)『ゴジラvsビオランテ』は覚えてるな」 NAOTO:「あ、知ってる? それ、けっこうマニアックだよ」 RYO:「そうなの?(笑)歌詞を書く前も、ゴジラの話をされたんですよ」 HIROKI:「“『シン・ゴジラ』観たことある?”って。ちょうど地上波で放送していて、“リーダーはこの映画を観て、何を感じたんだろう?”と思いながら観たんですけど、なんとなく言いたいことはわかったというか。何が本当の敵かわからない感じだったり……」 NAOTO:「そうそう。あの映画は邦画の概念もゴジラの概念もブッ壊していたと思うし、まさにデストロイだなと。で、この曲ができました(笑)」 M-4「Hopping」 YAMATO:「僕が出演させてもらってるWOWOWにNBAの番組があって、そこで自分たちの曲を使ってもらうことになって。こういうスポーティな曲は最近あまりやってなかったし、いまの自分たちのテイストで形にできたなと思います。『Ryukyu Wind』と似ていて、バスケをテーマにしつつも、夢を持つことだったり、“可能性は無限大”みたいなことを表現したいなと」 RYO:「この曲もライブで披露していますが、こちらとしては“お客さんに自分から踊ってほしい”と思っていて。そのためにどういうアプローチをするか、これから模索しようと思ってます」 YOH:「スラップベースで始まるんですけど、スタンダードなフレーズではないんですよ。他のベーシストに聴かせても“これ、どうやって弾くの?”と言われるんですが(笑)、ライブでも楽しんで演奏したいです」 次のページ ≫「リーダーからデモ音源が送られてきたときに“これは絶対、ライブで盛り上がるな”と思いましたね。(RYO) M-5「楽園Paradise」 RYO:「リーダーからデモ音源が送られてきたときに“これは絶対、ライブで盛り上がるな”と思いましたね。まず、曲の構成がいいんです。ピークに持っていくところが音サビになっていて、自分たちにとっても新しいタイプの曲だなと。早くライブでやりたいですね」 HIROKI:「制作のときはそこまでライブのことは想定してなくて、ツアーの準備が始まってから“どうする?”って考えるんですよ。『楽園Paradise』はRYOが言う通り、ツアーでもひとつのピークを作れる重要な曲になると思います。いまの自分たちのテンションにも合ってるというか“大人の踊れる曲”だなと」 NAOTO:「作ったときは“おもしろい曲になればいいな”くらいだったんですけどね。あと『楽園Paradise』というタイトルもくだらなくていいですよね(笑)」 M-6「Happy Life」 HIROKI:「リーダーが書いた仮歌詞をそのまま活かしてるところが多いんですけど、最初に聴いたとき、昔の記憶が蘇ってきたんです。ちょうど東京に来るようになった時期なんですけど、大きなマンションを見たときに不思議な気持ちになったんですよね。電気がついている部屋もあるし、消えてる部屋もあって、そのなかにいろんな人生があって、それがときどき交差して。幸せの価値観も人それぞれじゃないですか。そういうことを表現できる年齢になってきたんだなと思いましたね」 YAMATO:「そういう思いを持っていることは大事かなと。年齢を重ねることでわかってくることもありますからね」 M-7「大きな夢の木」 YOH:「作詞・作曲させてもらった曲です。曲自体は2014年くらいからあったんですが、曲を向ける対象がはっきりしていなくて、歌詞がなかなか書けなくて。曲として形になったきっかけは、今年、ある児童養護施設に足を運ぶ機会があって、“この子たちに向けた歌にしよう”と思ったこと。視点は違うんですが、『Happy Life』と着地点が似ているということから“この2曲は並べたほうがいいね”という会話もありました」 RYO:「自分のパートの歌詞を書いたんですが、アプローチについてはYOHと相談しました。どんな強い人でも、ひとりで生きていたら、自分の線から外れちゃうことがあると思うんですよ。そんなときに“大丈夫だよ。一緒にいよう”と言える人でありたいし、この曲の歌詞でもそのことを書けたらいいなと思っていました」 M-8「ワジワジ feat.ペチュニアロックス」 YOH:「作詞・作曲させてもらった曲です。曲自体は2014年くらいからあったんですが、曲を向ける対象がはっきりしていなくて、歌詞がなかなか書けなくて。曲として形になったきっかけは、今年、ある児童養護施設に足を運ぶ機会があって、“この子たちに向けた歌にしよう”と思ったこと。視点は違うんですが、『Happy Life』と着地点が似ているということから“この2曲は並べたほうがいいね”という会話もありました」 RYO:「自分のパートの歌詞を書いたんですが、アプローチについてはYOHと相談しました。どんな強い人でも、ひとりで生きていたら、自分の線から外れちゃうことがあると思うんですよ。そんなときに“大丈夫だよ。一緒にいよう”と言える人でありたいし、この曲の歌詞でもそのことを書けたらいいなと思っていました」 次のページ ≫「助け合いの心は人間にとって大切なことだし、でも、いつの間にか忘れがちなことでもあって…。」(YAMATO) M-9「Theme of KOZA」 NAOTO:「個人的に、今回のアルバムでいちばん好きな曲ですね。2年くらい前に、コザで久しぶりに遊んだことがあって。友達がクラブを作ったことがきっかけだったんですけど、真剣に遊んでみたら、すごくおもしろかったんです。いろんな文化が混ざっているし、どこにいっても楽しくて。コザはちょっと元気がない時期もあったんだけど、また盛り上がってきてるなと実感して、勝手にテーマソングを作ってみようと」 RYO:「最近もよく行ってますからね、コザ。歌詞にも書いたんですけど、ホントにディープな街なんですよ」 M-10「KONNICHIWA 東京」 NAOTO:「全体的にかわいくて、おちゃめで、ファニーな曲ですね。東京はエキゾチックだし、いろんな人、いろんなモノがあるし、海外の人からは“いまも忍者や芸者がいるんでしょ?”みたいなイメージもあって。そういうおもしろさは、この曲にも入っていると思います」 RYO:「自分たちの実感や視点ではなくて、おとぎ話とかメルヘンみたいな雰囲気もあって。おもしろいアプローチの曲だなと」 M-11「Girl/Boy Song feat.ソイソース」 YAMATO:「NAOTOから送られてきたデモのなかに“助け合いの心”というワードがあって。“気にしないで、好きに書いていいよ”と言われたんだけど、やっぱり気になるじゃないですか(笑)。助け合いの心は人間にとって大切なことだし、でも、いつの間にか忘れがちなことでもあって…。いろんな解釈ができる言葉だから、できるだけ決めつけず、モヤモヤとした感じの歌詞にしました」 NAOTO:「歌詞の意味については何も考えてなくて、メロディとのハマリがいいなと思っただけなんですけどね(笑)。YAMATOから歌詞が送られてきて、何となく男と女の関係性にも通じるなと思ったので、確認をしないまま、このタイトルにしました」 ツアー「ORANGE RANGE LIVE TOUR 018-019 ~ELEVEN PIECE」 YOH:「初めていく町もありますし、すごく楽しみですね。まだバンド形態で演奏していない曲も多いし、これまでの数々のツアーのなかで増やしてきた引き出しを使うことはもちろん、新しく作り出さないといけない部分もあるので、リハを通して追求できたらなと。ワクワクしてますね」 NAOTO:「めちゃくちゃ盛り上がるわけじゃないかもしれないけど、こちらの演出によって、おもしろい見せ方、聴かせ方ができると思っていて。アルバムの不思議な感じをライブでも表現できたらいいですね」 RYO:「いつもそうですけど、アルバムが出て、“ライブではこういう感じになる”というイメージを固めて、ツアーに出て、そこで初めて完成すると思っているんです。だから(アルバムがリリースした時点では)まだ折り返し。しっかりライブで伝えて、アルバムを完成させたいですね」 HIROKI:「満足できるアルバムになったし、新譜、旧譜を織り交ぜて、誰が来ても楽しめる空間を作りたいと思います」 YAMATO:「1曲1曲パフォーマンスのやり方をしっかりイメージして、みんなが楽しめるライブにしたいです。あとはとにかく無事に完走すること!ですね」 Text:森朋之 Photo:高田梓 リリース情報 11th ALBUM『ELEVEN PIECE』 (初回盤)VIZL-1419 2018.08.29 ¥4,500+税 [CD+DVD+音声特典用プレイパスコード] ※スリーブケース仕様 詳細はこちら ≫ ■Hopping/MUSIC VIDEO ■Ryukyu Wind/MUSIC VIDEO 関連リンク ORANGE RANGE OFFICIAL WEB SITE ≫ この記事に関連する特典 「今夜もSTAY UCHINANTUNE スペシャル ORANGE RANGE SHOWCASE LIVE 018 〜ELEVEN PIECE〜」へuP!!!ライブパス会員様をご招待!! 詳細はこちら ≫

THE BACK HORN×フレデリック、互いの個...
音楽専門チャンネル「スペースシャワーT...

THE BACK HORN×フレデリック、互いの個性を全力でぶつけ合った「LIVE HOLIC vol.18」【ライブレポート】
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。初顔合わせの先輩バンドと後輩バンドが本気でぶつかり合うこのイベントは2014年7月の札幌でスタートし、今年で4年目。2018年1月の高松festhalle(KEYTALK×SHE’S)、福岡DRUM LOGOS(androp×雨のパレード)、2月の大阪なんばHatch(04 Limited Sazabys×サイダーガール)、岡山CRAZYMAMA KINGDOM(BLUE ENCOUNT×yonige)、さらに東京・新木場Stduio Coastで開催された「LIVE HOLIC extra vol.2」(雨のパレード、サイダーガール、SHE‘S、yonige、SUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQUARE GAREDEN)を経て開催された「LIVE HOLIC vol.18」は、郡山Hip Shot JapanでのTHE BACK HORNとフレデリックの対バン。開演前にはスクリーンで両バンドのボーカリスト、山田将司(THE BACK HORN)、三原健司(フレデリック)が出演した音楽情報バラエティー番組『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪』が上映された。 最初に登場したのはフレデリック。「フレデリック、はじめます」という合図とともに「オンリーワンダー」が放たれた瞬間、観客が一斉に手を上げ、楽しそうに踊り始める。ダンサブルなビート、キャッチ―なギターフレーズ、中毒性のあるメロディが鳴り響き、フロアのテンションは一瞬にして最高潮に。徐々に上げていくのではく、一気にピークにまで持っていくステージングに圧倒される。「先輩・THE BACK HORN、後輩・フレデリック、ガチンコの2マンです! 音楽的にムチャクチャにして、先輩をやりづらくするぞ!」(健司)というMCを挟んで「ナイトステップ」「パラレルロール」など濃密なファンクネスを感じさせるナンバーを披露。豊かなグルーヴとエモーショナルなボーカルからは、バンドの音楽的な成長がダイレクトに伝わってきた。 「“一緒に最高の空間を作ろう、みんなで楽しもう”というのが自分たちの世代。でも、20周年を迎える先輩は“俺たちがいちばん。俺たちについて来い”という本当のヒーローだと思う。そういうバンドとツーマンをやるには、俺たちがハンパないヒーローになるしかない」(健司)という決意表明、そして、新作EP「飄々とエモーション」の表題曲からライブは後半へ。「リリリピート」「TOGENKYO」というライブアンセムを次々と放ち、まさに”ハンパない”熱狂を生み出す。ラストは代表曲「オドループ」。フレデリックというバンドの個性を強くアピールすると同時に、THE BACK HORNへの挑戦状を叩きつける圧巻のアクトだった。 フレデリックの余韻が色濃く残るステージに登場したTHE BACK HORNは、最初のナンバー「シンフォニア」で会場を自分たちの色に染め上げてしまう。強靭にしてしなやかなリズム、ラウドかつエッジ―なギターフレーズ、叙情性と爆発力を同時に感じさせるボーカル。巨大な岩が転がるようなバンドサウンドと豊かな歌心がひとつなったステージはまさに唯一無二だ。 「『LIVE HOLIC』つまり“ライブ中毒”。ライブで生きている瞬間を味わおうというイベント名に恥じないような空間を作りたいと思います!」(松田晋二/Dr)というMCの後は、このバンドが持つ奥深い音楽性を体感できるシーンが続く。近未来的なイメージをもたらすギターリフと“生きている今を大切にしたい”と願いを込めた「情景泥棒」(最新ミニアルバム「情景泥棒」収録)、「何度だって叫ぶよ 君のその名前を だから目を覚ましておくれ」というフレーズが突き刺さる「美しい名前」(2007年リリースのシングル)。20周年を迎えたTHE BACK HORNのキャリアを凝縮したようなセットリスト、すべての音と言葉を全力で伝えようとするパフォーマンスに心と身体を揺さぶられてしまう。 「素晴らしかったね、フレデリック。センスの塊だし、土の匂いがするところがいいなと思った」(山田)という後輩へのメッセージを挟み、ライブはピークに向かっていく。代表曲「コバルトブルー」では観客が山田と一緒に叫びまくり、民族的なサウンドとヘビィなギターリフがひとつになった「Running Away」では最新型のTHE BACK HORNを力強く提示。20周年を迎えた彼らは、さらに先に進もうとしている。そのことがはっきりと伝わってくるライブだった。 終演後は両バンドのメンバー全員で記念撮影。世代と音楽的スタイルがまったく異なる2バンドが互いの個性を全力でぶつけ合うことで、この場所、この瞬間にしか体感できない空間が生まれる。「LIVE HOLIC」の真骨頂と呼ぶべき、きわめて有意義なツーマン・ライブだった。 なお、この日の模様は8/3(金)からスペースシャワーTVにて1時間の特別番組として放送されるのでお見逃しなく。 Text:森朋之 Photo:AZUSA TAKADA SET LIST 『uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 supported by SPACE SHOWER TV』 @郡山Hip Shot Japan 2018.07.01 <フレデリック> M1.オンリーワンダー M2. KITAKU BEATS M3.トウメイニンゲン M4.ナイトステップ M5.パラレルロール M6.シンセンス M7.飄々とエモーション M8.リリリピート M9. TOGENKYO M10.オドループ <THE BACK HORN> M1.シンフォニア M2.真夜中のライオン M3.孤独を繋いで M4.生命線 M5.情景泥棒 M6.悪人 M7.美しい名前 M8.がんじがらめ M9.コバルトブルー M10.刃 M11. Running Away <アンコール> EN1.グローリア EN2.無限の荒野   オンエア情報 スペースシャワーTV 「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.18 THE BACK HORN×フレデリック」 初回放送: 8月3日(金)22:00~23:00 リピート放送あり: 8月22日(水)26:00~、9月予定  

【LIVE HOLIC vol.18対談】山田将司(TH...
第18回目を迎える今回のuP!!! SPECIAL L...

【LIVE HOLIC vol.18対談】山田将司(THE BACK HORN)×三原健司(フレデリック)「お互い自分たちの信じることをやる。ガチでぶつかり合った方が、お客さんも嬉しいだろうな」
第18回目を迎える今回のuP!!! SPECIAL LIVE HOLICは、今年結成20周年を迎えたTHE BACK HORNと、4月に初のアリーナ公演を成功させたフレデリックのガチンコ対決。内なる叫びを音に、人間の生き様や讃歌をダイナミックなサウンドに昇華する孤高のロックバンド=THE BACK HORNと、聴く者の脳内にクセになるメロディとワードを延々とループさせる、ポップ偏差値の高いロックシーンのニュースター・フレデリックという、一見対極の組み合わせであり、つまりはそれだけ強力な個性同士のライブとなること必至の1日だ。ツーマンでは初のタッグということで、両バンドのフロントマンを呼び小手調べの対談を行なった。 ──今日が初対面だそうですね。 三原:はい。ガチガチですよ、もう(笑)。 山田:なかなかないですよね、完全に初対面で対談することって。 ──三原さんは、今回のツーマンの相手がTHE BACK HORNと聞いたときはどう思いましたか。 三原:これまで一緒にやったことのない先輩と一緒にやらせてもらうということで、それもTHE BACK HORNは結成20周年でもあって。20年バンドを続けることって、自分たちの頭では想像できないレベルの人たちだなと思っていたんです。SCOOBIE DOが昔からすごく好きで、SCOOBIE DOも20周年を超えるキャリアなんですけど、一緒に対バンツアーを回って思った答えが、やっぱりライブがめちゃくちゃかっこいいんですよね。その中で、こうして今回お誘いいただいて、しかも相手がTHE BACK HORNということで、ものすごいライブを観せてもらえるんやろうなという──。 山田:おっ、ハードルをあげられた(笑)。 三原:楽しみでしかないんです(笑)。そういうワクワクが強いですね。ライブが観たいっていう。 山田:僕らもこういう機会で一緒にできて、もちろん今きてるバンドだっていうのは知っていたので、嬉しく思ってますね。で、実際どんな人なのかなっていうので、ウィキペディアでちょっと調べたんですけど、三原くんが二卵性の双子だったので。 三原:そうなんです。 山田:俺も二卵性の双子だから。 三原:そうなんですか!? 山田:なんだか、親近感があって(笑)。 ──それは、グッと親近感湧きますね。 山田:親しみを感じるんですよね(笑)。うちは、兄弟はバンドはやってないんだけど。 三原:双子って結構、極端ですよね。本当に一緒にやるか、別々のことをやるかっていうのが。 山田:二卵性だととくにね。まったく顔も似てないし。 三原:似てないですね。 山田:すいません、これ言いたいなって思っていて(笑)。 ──同じ境遇じゃないと、なかなか共感も得にくい話ですしね(笑)。 三原:ここから双子トークしたいくらいですよ。 山田:双子あるあるね、話したいよね。 三原:双子っていうと、あるあるめっちゃ聞かれませんか? しかも絶対シンクロするでしょうっていう前提で、話を聞かれるんですけどね。 山田:する? 三原:思ってるほどしないですよね。 山田:二卵性だと、しにくい感じだよね。一卵性だと、喋るタイミングとかが一緒になったりもすると思うけど。 三原:CHAIというバンドが一卵性の双子で、以前双子つながりでインタビューをしたとき、向こうが圧倒的すぎて(笑)。なんか、こっちが弱いみたいな感じになったことがありました。 ──では、そんな縁もあっての、今回のLIVE HOLICで(笑)。山田さんはフレデリックとは、どんなバンドだと思っていますか。 山田:一緒にやることになって、作品を聴いたんですけど、すごくかっこいいですよね。 三原:ありがとうございます。 山田:懐かしい感じと、言葉がリフレインされているので、耳に残る言葉がいきなり飛び込んできて。どういうライブをするんだろうなっていうのは、すごく興味がありましたね。 ──フレデリックって、サウンドを紐解くといろんなジャンルが出てきたり、独特のサウンドを作り上げていて、ルーツがわからない感じですよね。 三原:そうですね。いろんなインタビューで「ルーツはなんですか」って聞かれたときも、自分たちでも何なんだろう? っていうのがありますね。時期によっても、でき上がる曲が変わってきますし。そのなかでも、バンドとして、音楽の概念をもっとぶっ壊していきたいっていう意味合いで、たまというアーティストがすごく好きで。 山田:たまは、いいよね。 三原:影響は受けているところはありますね。インディーズの時の楽曲とかは、結構たまっぽい曲もあったりしたんです。今でもちょっとそれらしい雰囲気は残しつつやったりしていますね。 ──THE BACK HORNもそういうことで独自のサウンド、世界観を作り上げてきたバンドです。 山田:俺らも、ルーツはみんなバラバラだから。歌があって、グッとくるメロディを大事にしてるのはありますね。そこが唯一メンバー4人の共通しているところというか。 三原:フレデリックも、ダンス要素が強い曲も多いですけど、いちばん大事にしているのは歌であったり、メロディですね。 山田:そこが軸にあると、ジャンルも越えられるんだよね。曲の作り方も、面白くなってくるし。 ──フレデリックはどんなふうに曲を作っているんですか。 三原:うちは、弟の康司が作詞・作曲をしているんですけど。デモで、ギター、ベース、ドラムで歌も歌詞も乗せて、一旦作ってきて。その形をみんなでぶっ壊していくというアレンジの仕方です。デモがあった方が、こうしたいんだろうなといのが、みんなで共有できるので、アレンジもスムーズに進みますね。曲の芯となるものは変えず、いろいろ変化させていくという作り方です。 ──THE BACK HORNは、20年という時間の中で制作方法に変化はありますか。 山田:随分変わりましたね。最初の頃はスタジオでみんなで作ってましたけど、最近は誰かが家でデモを作ってくることが増えてきた感じですね。デモを作れないメンバーもいるから、その場合は歌詞を持ってきて、その歌詞から他のメンバーがメロディをつけたりと。決まった作り方というのが、最近はないですね。 ──それでも、自分たちの形になるというのがわかるからできることですね。 今年THE BACK HORNは20周年ということで、バンドで過ごしてきた20年というのはどういう実感なんでしょう。 山田:普通に、20歳になったみたいな感じなんですよ(笑)。 三原:気づけばというような感じなんですか? 山田:本当にそうで。 ──長い間、活動を続ける秘訣みたいなものって何かあるんですかね。 山田:わかりませんね(笑)。でも、曲をみんなで作ってるのはデカイかもしれないですね。しかも、打ち合わせとかも、4人でしっかりと話し合うので。一人ひとりの気持ちを曖昧な感じにせずに、どこかでぶつけ合う瞬間が、ミーティングもそうだし、ライブや曲作りでも、その人の意図をちゃんと汲んでやるっていうのがあるんです。そういうことをしてきたからなのかな、とは思いますね。10年経ったくらいから、10年続けてこれたことで、一人ひとりの存在の大切さや、お客さんの大切さもわかったは大きいかったと思う。昔はもっと、お客さんのことを見てない瞬間が多かったですけどね、俺は(笑)。でも、感謝の気持ちをお客さんにもメンバーにも持てるようになってからは、一人ひとりのあり方というか、曲作りでもライブでもどう見せ場を作るかとか、そういうのは4人とも意識はしていると思いますね。 ──向き合う瞬間っていうのが、くるんですね。 三原:それは僕らも一緒ですね。10代ではじめたバンドだったし、兄弟がいるということで、ある程度、話さなくてもわかるだろうというのはあったんです。男4人だし、会話をしなくてもわかってくれるだろうという体でいろんなことをやったりするので。それで失敗することもあったり、インディーズ時代はそれでやれていた部分も多かったんですけど。メジャー・デビューくらいのタイミングで、もっとメンバー同士で向き合う瞬間ってないのかなと考えたり。関西から上京するタイミングで、もっと一人ひとり成長が必要だなと思ったときに、俺ってどういう人間なんやろうとか、どういうふうにしていったらいいかなっていう相談をメンバーに持ちかけることが多くなったんです。 山田:うんうん。 三原:そこから段々と、“言わなくてもわかる”部分が、本当の意味で、言わなくても相手の気持ちが汲み取れるようになったし。康司がこういうところがしんどいやろうから、じゃあ俺はこっちでサポートしようとか。今、新しいメンバー(高橋武/Dr)が入ってまた4人になりましたけど、お互いの立ち位置をちゃんと理解するようになりました。 ──バンドの場合、ツアーや制作など一緒に過ごす時間がとにかく長いですよね。ここまで一緒にいる相手というのも、なかなかいないんじゃないかというくらい。 山田:家族より長いですからね。あ、まあ三原くんは家族か(笑)。 三原:ややこしいですけどね(笑)。でも、家族でいる時間よりも、バンドでいる時間が長いし、濃密ですね。 ──家族や友達とはまた違う経験を一緒にしていくものだから、バンドって不思議な間柄ですよね。三原さんから、先輩の山田さんに聞いてみたいことはありますか。 三原:それこそ、長続きするコツじゃないですけど、めちゃくちゃ日常的な話なんですけど、みなさんどんな会話をしているのかが気になりますね。僕らは普段、ゲームがどうだとか、今流行ってるものがどうだとか普通のことばかり話していて。しかも僕ら仲が良くて、この間もみんなでディズニーシーに行ったりして。 山田:マジで!? めっちゃ仲いいなあ(笑)。俺らも、普通の会話かな。昔に比べたら、ちょっと減ってきているかもしれないけど、ドラマの話をするメンバーもいたり、あそこのラーメンがうまいとか話したりはするけどね。 三原:むしろ、ちょっと近すぎて心配なところがあるんですよね。ただ前は内にこもりがちだったんですけど、最近は、ドラムの武くんがセッション大会みたいな感じで、ほかのバンドのプレイヤーを集めてきて、セッションをしていたりとか、外の交流も多くなってきました。 山田:そういう活動は結構、大事なんだよね。 ──山田さんは近年、ソロでのライブや、ボーカリストとして参加することも増えましたね。 山田:ここ数年多いですね。ずっと同じバンドでやっていると、自分たちのバンドの見方がどうしてもひとつになってしまうから。一回離れて、違うことをしてまたバンドに戻ってくると、バンドの良さも悪さもわかって、すごくいいなと思うんですよね。 三原:僕も今年、三原健司としてゲストで呼んでいただけることが増えて。それで他の人とリハーサルに入ったときに、この人のドラムはこういうふうに叩くんやとか。この人たちのリハはこう進めるんや、すごく効率いいなとか。この人がムードメーカーなんやとか、わかってくる部分があって。自分たちだったらどうだろうって、活かせることが多くありますね。で、フレデリックに帰ってきたら、この人はこういう意味でこのドラムを叩いていたんやとか。ここでベースをあまり弾かないのは、ボーカルを立たせるためやったんやとかが改めてわかって。 山田:そうそう。わかるよね、それが。 ──ただ逆にいうと、THE BACK HORNもフレデリックも、誰かがゲストとして入っていくのは大変なんじゃないかなと思います、バンド独特のグルーヴががあるから。 三原:そうですね。ゲストを迎え入れるのって、難しくないですか? この間JAPAN JAMでTHE BACK HORNにSUPER BEAVERの渋谷さんがゲストで出ていましたけど。 山田:すごい気を使っちゃうよね。でもほかの人が自分たちの曲を歌うと、「こういう曲だったんだ」ってわかるときがある。こういう歌い方があるのかっていうのもあるけど、単純に俺が思っていた以上にいい曲なんだなっていうかね(笑)。そういう発見もあるね。 三原:ありますね。僕らは、同期のバンドと対バンすると、カバーしてくれる人が多いんです。みんな「オドループ」好きやなっていうか。 ──クセになる曲だし、演奏するのも楽しい曲なんでしょうね。そうやって誰もが知っていて、盛り上がる代表曲があるってすごくいいことじゃないですか。 三原:そうですね。「オドループ」ってBPMが172なんですけど、デビュー前はBPMが140超えないくらいの曲をやっていたんです。ちょうど自分たちの同期世代で4つ打ちの速いBPMの曲で踊らせるという流れみたいのがあって。そのタイミングで、こういうのをフレデリックとして昇華したらどうなるんだろうっていう、実験的な意味で、メジャー・デビュー曲として出したのが「オドループ」で。 ──それが最高に盛り上がる曲となった瞬間は、やったぞと。 三原:すごかったですね。自分たちではわからないところで、曲がひとり歩きしていたというか。「オドループ」をリリースして、3ヶ月後の年末のフェスで、ぎっしりと詰まったお客さんが踊っていて。「オドループ」のMVに振付みたいのがあるんですけど、お客さんがそれをマネしてくれていたんです。マネしてくれているってことは、みんなMV観てくれているんだなってわかって。しかもちゃんと、好きできてくれているんやって、はっきりわかった瞬間だったので。夢あるなあと思いました(笑)。 山田:確かに、ライブで実感できるっていうのは、すごくあるね。 三原:それはそれで、その後に苦労もありましたけど。 山田:まあ、そうだよね。 三原:未だに、「オドループ」がどうという話はされますしね。 ──THE BACK HORNだとそういう曲っていうと何になるんですかね。 山田:ライブだと「コバルトブルー」の人気が高いですかね。「コバルトブルー」(2004年9thシングル)も最初にできた2004年の頃は、全然俺らも、THE BACK HORNらしい曲を作ろうとは思ってなくて。逆にその後に出した「声」(2006年14thシングル)の方が、THE BACK HORNらしい曲を作ろうという意図があったし、どちらもライブでは今は代表曲になってますけど。 ──THE BACK HORNの曲の場合、ライブで育っていくという感触はより強いかもしれないですね。 山田:そうですね、自分らでもライブでやらないというのもあるし。ライブでやって、曲を育てて、お客さんも育てていくという感はありますね。 三原:フレデリックは今そこに挑戦しているんです。今までは、踊ったり、ハンドクラップの曲は多かったですけど、一緒に歌おうという曲があまりなくて。7月に出す「飄々とエモーション」は、シンガロングが多い曲なんです。それこそ、4月にワンマンでアリーナを経験した時に(神戸ワールド記念ホールで行われたFREDERHYTHM ARENA2018〜KOKYOのTOGENKYO〜)、最終的にみんなに歌ってもらうのが、自分たちの幸せなところでもあるのかなと思って。でも、その、歌ってもらうって簡単なことじゃないなって。 山田:簡単じゃないんだよね。でも、お客さんも意外と歌いたかったりするからね。 三原:そういう人の気持ちをまだ汲み取り切れてないのかなっていうか。歌ってくれよって放り投げすぎちゃうと、逆に引かれてしまったり。まだまだ課題はあるなと思うんですけど。最近は、ちょっとそういうことに挑戦してます。 ──今回のLIVE HOLICでは、そうした歌う光景も含めて楽しみになりますね。 山田:今回のライブハウスが、郡山のHip Shot Japanだけど、郡山では何度かやってるの? 三原:3回くらいですね、全部他のバンドの企画で、ワンマンはまだないんです。 ──この郡山Hip Shot JapanにはTHE BACK HORNのメンバーが描いた絵が飾られているそうですね。 山田:そうですね。震災が起きた直後に、水戸と郡山と盛岡と仙台に行ったんですけど、メンバー一人ひとり、復興の思いを込めた絵を描いていて。俺は茨城出身だから水戸のライブハウスに、栄純(菅波)は郡山に、マツが盛岡に、光舟(岡峰)が仙台に描いているんです。そのポスターをライブハウスが飾ってくれているんです。 ──THE BACK HORNにとっては、ホームじゃないですか。 山田:メンバーふたり(菅波、松田)が福島出身だし、ホームなんですけどね(笑)。この日はフレデリックのお力をお借りします。フレデリックとのツーマンをやってくれて嬉しいっていう声が、すごくあるんですよ。ガチでぶつかり合った方が、お客さんも嬉しいんだなというのがあるから。 三原:僕らもどういうライブになるんだろうっていうのは、想像できなくて。かといって一緒に何かをやろうっていうタイプでもないのかなと思っていて。それこそ、ぶつかり合うのがいちばん楽しんだろうなというのはあります。気持ちよくぶつかり合って、気持ちよくお酒が飲めたらいいなと思います。 山田:自分らの信じていることを、お互いにやって。終わった後で、あそこよかったじゃんってね。 ──ほめあうと(笑)。 山田:いやでも、いろいろ勉強させてもらいますよ。 三原:いやいやいや! 僕らの方がですよ!! 山田:でも横で見ているとそのバンドのアンサンブルから、表情から呼吸感、メンバー一人ひとりの出しているものが見えるんですよ。ここはかっこいいな、尊敬できるなっていうのは、ありますからね。 三原:自分たちのライブは、絶対前のライブを超えることというのを大事にしているんですけど。以外にできないことが多かったりするんです。 山田:すごい、わかる。 三原:昨年1年間は、フレデリックとしていろんな覚悟が決まった年で。ドラムが加入したり、アリーナ・ワンマンが決まったり、自分たちの意識がすごく変わって自然と、ライブでは毎回ビルドアップしていくという目標になっていって。でも最終的には、直前に円陣を組んだ時に、絶対前回を超えるけど、俺らは音楽をはじめた時の気持ちでいこうと。一度ステージ立ったら、お客さんよりも他の出演者やスタッフよりも、自分がいちばん楽しむと言い合って出るんです。楽しみながら進化するっていうのは、大事にしていますね。 山田:素晴しい! 立派。円陣とかも俺ら一切組まないから。 三原:バカ真面目なんです。以前このhip shotでgo!go!vanillasと対バンした時、楽屋狭いのに、「円陣が長いしうるさい!」って言われたくらいで(笑)。なので、これか、と思って見ていただければ……。 山田:それも楽しみにしてます(笑)。 Text:吉羽さおり Photo:高田梓 イベント情報 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 会場:郡山Hip Shot Japan 出演:THE BACK HORN/フレデリック その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ THE BACK HORN オフィシャルサイト ■ フレデリック オフィシャルサイト  

岡崎体育 VS w-inds.異色の競演にまさか...
岡崎体育とw-inds.が競演する、スペース...

岡崎体育 VS w-inds.異色の競演にまさかのコラボ!「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.3」【ライブレポート】
岡崎体育とw-inds.が競演する、スペースシャワーTV主催のライブイベント「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.3」が6月21日にZepp Tokyoで開催された。 この「TOKUFUKU LIVE Connect!」は、スペースシャワーTVで放送中のレギュラー番組『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪』にこれまで出演したアーティストと、これからもっと同番組やイベントで共演したいアーティストをつなぐ企画。第3弾となる今回のカード「岡崎体育 VS w-inds.」は異色の競演とあって開催前から話題を呼んでいた。期待渦巻く会場に、まずMCの菅沼ゆりが登場してイベント趣旨を説明。岡崎とw-inds.両者の共通点として、楽曲をセルフプロデュースしていること、ダンスを得意としていることと話し、1番手の岡崎体育を呼び込んだ。 オープニングからボルテージ全開で表れた岡崎は、ヘヴィなビートの「Stamp」「R.S.P」でさっそくフロア全員をジャンプさせ、熱狂を生み出す。「大丈夫? w-inds.ファンの皆さん。変なの出てきてごめんね」と気遣いながらも、軽妙なトークで初見のオーディエンスを惹き付け、パフォーマンスの場面でも岡崎独自のライブスタイルで笑いを振りまいていく。 例えばペンギンのパペット・てっくんを操りながら披露した「FRIENDS」は、フックラインの「バンドざまあみろ」に「w-inds.ざまあみろ」も加えたスペシャルバージョン。口パク暴露演出が見どころの「Explain」や、ラブバラードを歌い上げている最中に心の声のツッコミアナウンスが入ってくる「Voice Of Heart2」など、曲中にブラックユーモアや斬新な裏切りを盛り込むのが岡崎体育の必殺技だ。それに対し、w-inds.ファンは爆笑で返し、「w-inds.のファン最高やな」と岡崎。MCでは、w-inds.の橘慶太と夜な夜なプレイステーション4のサッカーゲームで遊ぶ、真の“FRIENDS”であることを明かした。 後攻のw-inds.のライブは、ダンサブルな3曲ノンストップで幕を開ける。橘、千葉涼平、緒方龍一はダンサー4人を従えてキレキレの歌とラップとダンスを展開。場内をワンマンのようなムードに染め上げていく。岡崎のステージを楽屋から見守っていたという彼らは、「最高だったね。順番逆にしてほしかったくらい」(橘)、「あんなにエンタテインメントなライブで、岡崎体育くんに憧れる思いが強くなっちゃった」(緒方)と絶賛。さらに橘は「昔から注目してた方で、その上公私ともに仲良くまでさせていただいて、一緒にできて本当にうれしい」と顔をほころばせる。 彼らのライブは、和やかで自由なMCと対比するように、ひとたび曲が始まればクールにスイッチング。この日も7月4日発売のニューアルバム「100」のリード曲「Temporary」や、橘の美しいファルセットが堪能できる「夢で逢えるのに~Sometimes I Cry~」をはじめ多彩な音楽性を発揮してみせた。メンバー間の阿吽の呼吸と、ファンとのコミュニケーションの取り方などから、キャリア18年の貫禄が匂い立つ。ツーマンライブ自体が初めてという彼らだが、「僕たちにとっても刺激になったし、僕たちなりのエンタテインメントを届け続けていきたい」と橘。その言葉通り、終盤はエッジィなダンスチューン「Time Has Gone」「New World remix」をストイックに歌い踊り倒して出番を締めくくった。 アンコールでは、岡崎体育とw-inds.のコラボが実現! w-inds.の最新シングル「Dirty Talk」を披露することになったが、橘は「音楽でふざける人はマジで嫌だから、口パクとか絶対嫌だし」「ふざけたらもうプレステやらないから!」と岡崎に半信半疑で、岡崎は信用してもらうため歌詞の書かれた紙をポケットから取り出す。そして曲が始まり、岡崎は任されたパートを真剣に歌った直後……なんと、橘が歌を放棄してステージドリンクを飲み、千葉や緒方までマイクを外すという、まさかのw-inds.が口パク演出をパクリ! パフォーマンスを終えて「えー!?」と戸惑う岡崎に、3人は「w-inds.が口パクするわけないじゃんね!?(笑)」と頑なに否定。互いへのリスペクトあふれる展開と、「めちゃくちゃ楽しかったです」という感想を残して「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.3」は大成功に終わった。 なお、このイベントの模様は、7月28日(土)22:00から100%ヒッツ!スペースシャワーTV プラスにて放送される。 Text:鳴田麻未 Photo:Yuto Fukada オンエア情報 スペースシャワーTV 100%ヒッツ!スペースシャワーTV プラス「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.3」 放送日:2018年7月28日(土)22:00~23:00  

THE ORAL CIGARETTESがその世界観をたっ...
スペースシャワーTVが「あなたの側で、...

THE ORAL CIGARETTESがその世界観をたっぷりとみせる650名限定のプレミアムライブを開催!【ライブレポート】
スペースシャワーTVが「あなたの側で、生きてる音楽。」をコンセプトに毎回1組のアーティストをピックアップするライブ番組「SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU”」。その第24弾アーティストとなるTHE ORAL CIGARETTESのライブが650名の招待客を招いてShibuya O-EASTで行なわれた。 オーラルは今年2月に地元・大阪で初の大阪城ホール単独ライブを成功させるなど、いま急成長を遂げている若手ロックバンド。彼らがキャパ1,300人程の都内の会場でライブを開催するのはいまや貴重な機会だ。ワンマンでO-EASTに立つのは2014年以来だという。そのステージには、この日のためにデザインされたタペストリーや、豪奢なシャンデリアや柱、花束といった装飾が施され、中世ヨーロッパを彷彿とさせるゴシックな世界観が作り上げられていた。さらにバンド初の試みとして“赤と黒”を身に着けるドレスコードでお客さんも巻き込み、これまで以上にバンドの世界観を作り込んだスペシャルなライブは、普段は披露されることの少ない楽曲をふんだんに盛り込んだプレミアムな内容だった。 二段に組まれたステージ上段から、“赤と黒”の衣装に身を包んだ、あきらかにあきら(Ba/Cho)、山中拓也(Vo/Gt)、鈴木重伸(Gt)、中西雅哉(Dr)が登場すると、攻撃的なロックサウンドにのせて、激しく《嫌い》を連呼する「嫌い」からライブがスタートした。4年前のO-EASTワンマンでも1曲目に披露したバンドにとっては思い入れのある選曲だ。続けて、「5150」や「気づけよ Baby」という彼らのライブに欠かせないキラーチューンを投下すると、「もっとやれるやろ!かかってこいや!」と、山中はフロアを挑発するように言葉を投げかける。「今日は選ばれし者でしょ? 珍しい曲もどんどんやっていきます!」。そんなアナウンスどおり、この日はレア曲が立て続けに披露された。鈴木のギターがむせび泣くスローバラード曲「S-LOW」や、「春の歌を1曲」と紹介した「通り過ぎた季節の空で」、インディーズ時代に悔しさを吐露した「N.I.R.A」、初期のシングル『エイミー』に収録されていたカップリング曲「踊り狂う人形」へ。人間の負の感情を隠さずに抉り出すオーラルの楽曲のなかでも、最もダークでディープな部分がO-EASTで浮き彫りになっていった。 サビで大合唱を巻き起こした「A-E-U-I」は、あきらと鈴木がステージ上段でソロプレイをみせると、中西のドラムソロに合わせて、山中も太鼓を叩くという新たなアレンジが新鮮だった。MCでは初の試みとなった“赤と黒”のドレスコードについて触れると、山中が鈴木に「俺ら幼馴染みだけど、今まで隠してたことがある」と言って、「そのシャツ、俺も持ってる(笑)」と暴露。その言葉に、鈴木がシャツを脱ぐような仕草をして、フロアの笑いを誘った。そして、「これからも俺らはあなたたちと一瞬でも長く一緒にいられることを願っています。よかったら一緒に歌ってください」という言葉から、初めて山中が誰かのためを思って書いた曲であり、共に未来を生きていくために完成させた大切な楽曲「ReI」を披露。O-EASTはそのバンドの意思に深く賛同するように、温かい大合唱に包まれた。 「ここからは飛ばして行きたいんですけど、ついて来れますか!?」という叫び声を合図に、いよいよラストスパートに向かっていく……と思われたところで、まさかの曲順を間違えるというハプニングも。オーラルにしては珍しいアクシデントだったが、それもライブの醍醐味だ。気をとり直して、あきらの強靭なベースのグルーヴで踊らせた「Shala La」、フロント3人がやんちゃに暴れ回ったメジャーデビューシングル「起死回生STORY」で会場の熱狂を最高潮まで高めていくと、6月13日にリリースするアルバム『Kisses and Kills』から「容姿端麗な嘘」がライブで初めて披露された。ダンサブルなビートと妖艶なメロディが絡み合うオーラルの新機軸だ。そして、「カンタンナコト」ではフロアが一斉に激しく頭を振り、「狂乱 Hey Kids!!」ではレーザーの光がお客さんの頭上で激しく交錯、遂にラスト1曲へ。「スペースシャワーの皆さん、こんな素晴らしい場所を用意してくれてありがとうございます!」と感謝を伝えると、集まったお客さんを指して「これからも俺らはこいつらと一緒に進んでいきます!」と誇らしげに宣言。山中が最前列の柵の上に立ち、押し寄せるダイバーたちともみくちゃになりながら届けたラストソング「BLACK MEMORY」で最高の瞬間を作り上げると、ギターの残響音を残してメンバーはステージを後にした。 アンコールでは、再びメンバー全員がステージに登場すると、山中はマイクを通さず、「ずっとあなたたちと隣り合っていきますから」と語りかけた。「ひとりじゃ無理やで。ひとりじゃ絶対に無理。だから私ひとりでいい、俺ひとりでいいとは言わんでください。周りにいないのやったら、俺ら4人を頼ってください。あなたたちがひとりぼっちにならないように、俺らはずっといますから。それだけは覚えておいてください」と。そして、その想いを楽曲へと託したロックバラード「トナリアウ」でライブは親密なムードに包まれて幕を閉じた。この日、最初から最後まで真っすぐにお客さんと対峙したTHE ORAL CIGARETTESの誠実な音楽と、真摯な言葉は、明日を生きる私たちに確かな勇気をくれるものだった。 なお、このライブの模様はスペースシャワーTVで6月16日(土)22:00よりオンエアされる。 Text:秦 理絵 Photo:Viola Kam (V'z Twinkle) SET LIST 『SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU” ~THE ORAL CIGARETTES~ supported by uP!!!』 @Shibuya O-EAST 2018.05.14 01. 嫌い 02. 5150 03. 気づけよBaby 04. ハロウィンの余韻 05. S-LOW 06. 通り過ぎた季節の空で 07. DIP-BAP 08. N.I.R.A 09. 踊り狂う人形 10. ミステイル 11. A-E-U-I 12. ReI 13. ShalaLa 14. 起死回生STORY 15. 容姿端麗な嘘(新曲) 16. カンタンナコト 17. 狂乱Hey Kids!! 18. BLACK MEMORY <アンコール> EN1.トナリアウ   オンエア情報 スペースシャワーTV 「SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU” ~THE ORAL CIGARETTES~ supported by uP!!!」 初回放送:6/16(土)22:00~23:00 リピート:6/26(火)23:00~、7月予定  

【インタビュー】岡崎体育×w-inds.「4...
スペースシャワーTVで放送中の「チュー...

【インタビュー】岡崎体育×w-inds.「4人で、踊り狂ってしまうっていうのもありますよね」
スペースシャワーTVで放送中の「チュートリアルの特ダネ福キタル♪」の番組イベントに出演したアーティストと、これからもっと番組やイベントでご一緒したいアーティストを“つなぐ”イベント、「TOKUFUKU LIVE Connect!」の第3弾が、6月21日Zepp Tokyoで開催される。今回のタッグは、その手があったか!という目から鱗のアイディアで音楽シーンをかき回す岡崎体育と、国内外で高い評価を得る実力派ダンスボーカル・グループw-inds.という異色の組み合わせだ。今回が初の顔合わせ、初のツーマンとなる両者ながら、じつはお互いの曲やパフォーマンスを深くリスペクトし、密かに研究もしていた模様。ライブ前に親睦を深める意味で、鼎談で聞きたいことや思いをぶつけてもらったが、これは当日、かなり面白いケミストリーが起こりそうな予感だ。 ──今日が初対面だということですが、お互いのことはどう思っていましたか。 岡崎体育:僕は、小学生の頃からずっとw-inds.を見ていたので。こうして共演できると思っていなかったので、光栄です。 橘慶太:ありがとうございます。僕は、最初に「MUSIC VIDEO」という楽曲をMVで観たときに、すごいエンターテイナーが出てきたなと思っていて。そこからも音楽性的にも素晴らしいことを立て続けにやっていて、音楽にストイックながら、エンターテインメントの幅を広げているという素晴らしいアーティストなんじゃないかなって勝手に思っていたんです。だから、普段どういう思考だったり、どういう性格だったら、あのアイディアが出てくるのかなっていうのはすごく気になっていたんです。 緒方龍一:たしかにね。 慶太:今日は聞いてみたいことが、たくさんあるんです。 千葉涼平:そうですね。 岡崎体育:ありがとうございます。 ──実際に会ってみても、あまり印象は変わらないですか。 慶太:意外と、大人しいんだなって思いました(笑)。 涼平:それは、ちょっと意外だったよね。 岡崎体育:そうなんです。僕、緊張しいで人見知りなんですよ。なのであまり、「ウエーイ!」っていう感じじゃないんです。打ち解けたら仲良くなれるんですけどね。 慶太:今日は、じゃあ“ウエーイ”が見れるかな(笑)。 涼平:見たいわ。 岡崎体育:じゃあ、今日行けるところまで。 慶太:僕も頑張るので、頑張っていただいて(笑)。 ──先ほどMVのお話が出ました。MVについては、それぞれこだわりがあると思いますが、岡崎体育さんはどんなところを意識して作りますか。 岡崎体育:最近は、動画投稿サイトでMVを観る人がほとんどだと思うんですが、動画のサイトでは横につねに関連動画がある状態なので。この曲はこんなもんか、って思われたらすぐに次の曲にいってしまうことが多いと思うんです。そこで見続けてもらうためには、起伏を作ったり、ネタを入れ込んだり、冒頭30秒で何か大きなことがあったりすると、最後まで観てくれる人もいるのかなという思いがあって。4分間の曲だったら、いろんなところにネタを差し込んでいくようにという意識はありますね。 慶太:岡崎さんの場合、楽曲を先に思いついてやっているんですか? こういうビデオを作りたいなっていうのが先にあって、楽曲を作るのもありそうだなと思ったんですけど。 岡崎体育:MVを作った曲は、先にテーマや映像のイメージがなんとなくふわっとありますね。それを表現するために、曲を作って、映像監督に曲を投げて、こういう感じのMVを撮りたいですって言って。そこから作り込んでいきますね。w-inds.さんはどうなんですか。 慶太:僕たちは、“歌と踊り”っていう部分があるので、踊りがどれだけカッコよく見せられるかというのと──。 涼平:でも、あまりダンスをガチガチにしすぎないっていうのもあるかな。ダンスばかりになってしまうと、せっかく見せたいところも霞んでしまうので。そのバランスは大事ですね。 慶太:あとは、楽曲がどれだけよく聞こえるようになるかですね。視覚的に音にするというか。ここのスネアのフィルでカット割りを変えるとか。“音を撮る”ということを、映像では意識していますね。 岡崎体育:ビジュアライゼーションということですね。 慶太:そうです。でも30秒でたしかに何かをやらなきゃいけないっていうのは、今日改めて思いました(笑)。勉強になりました。 龍一:そこまで考えているのかってね。 岡崎体育:いやいや(笑)。ジャンル感がちがうというか、僕はネタの人間なので。 ──w-inds.の場合は、MVのアイディアは自分たち発信が多いですか。 慶太:自分たちからアイディアを出すこともありますし、曲を作った時点で監督さんに聴いてもらって、「これで何かイメージするものはありますか」って、逆に聞き出すパターンもありますね。やっぱり、自分の限界以上のものを作りたいというか、自分の想像以上のものを作るために、人の意見はなるべく聞こうとはしてますね。もちろん、自分の意見があった上でですけど、いろんな人の意見を聞きながら作っていますね。 ──最近のMV制作で、印象的だったものはありますか。 慶太:「Time Has Gone」のMVは、新たなチャレンジでしたね。楽曲もそうだったんですけど、ごまかしのない作品を作りたいなっていうのが個人的に挑戦だったし、印象に残った作品だったなと思いますね。 龍一:「Time Has Gone」は、“踊りと光と”という、シンプルがゆえに踊りも目立つ構成になっているんですけど。撮影している時から、これはいいもの撮れているじゃないかっていう雰囲気で、撮影に挑めたMVでしたね。 涼平:「Dirty Talk」も、僕たち自身が今までのw-inds.にはなかったものを表現したいっていうのがあったので。世界観自体も今までのものをぶち壊したもので。そういうチャレンジの気持ちは忘れずにやってますね。 ──岡崎体育さんは、先ほど自分で“ネタの人間だ”と言いましたが、ふだんアイディアやネタの収集はどんなところから? 岡崎体育:まだ、バイトにガンガン入っていた頃は、バイト先の何気ないパートのおばちゃんの会話や、意見が参考になっていたんですけど。本ネタの部分でいくと、対バンのライブやフェスで、他の共演者を見て得るものが多いですね。よくメタフィジカル的な表現をするんですけど。3、4年前に、難しいコール&レスポンスをしているバンドがいたんです。踊りも込みなもので、むちゃくちゃ難しかったんですよ。その日は、初見のお客さんが多かったようで、まあまあついてこれてなくて。 龍一:はははは(笑)。 岡崎体育:お客さんが、「えっ?えっ?」ってなってて。それをステージ袖で見ていて、そらそうなるやろって。で、これをちょっとネタにしてみようかなと。“むちゃくちゃ難しいコール&レスポンスを客にさせる曲”みたいなのを作ったりとか。つねに人のあら探しをするように、これはネタになるんじゃないかなっていうのは考えてますね。 慶太:俺たちも、この「Connect」であらがないように頑張らなきゃ。でも嬉しいよね、それでw-inds.がネタになっても。 龍一:ポジティヴにいえば、それが“らしさ”とか“オリジナリティ”という見方もできるし。モノマネされるアーティストやタレントって、そういう意味では、特徴的なキャラクターが強くあるっていうことですからね。 岡崎体育:もちろん、リスペクト込みのものですからね。 龍一:この6月のライブが終わったら、次の岡崎さんの新曲にw-inds.の何かがあるかもしれない(笑)。 岡崎体育:袖で、メモ取りながらみてます(笑)。 慶太:やりづらい(笑)。逆に、お客さんを見ていてネタになることはあるんですか。 岡崎体育:ハードコアバンドとかと共演することもあるんですけど。ハードコアバンドって、“Wall of Death”という文化があるんです。曲がブワーッと盛り上がったときに、フロアのお客さんが左右に別れて、溝ができて。また次に曲が盛り上がったところで、その溝を埋めるかのごとく左右に別れたお客さんがぶつかり合って、モッシュになるというものなんですけど。僕もそれをやってみたいと思って。でも僕のお客さんは、老若男女いろんな層がいるので、レコード会社に「僕も、これやりたいです」って言ったら、「岡崎くんはダメです」って言われて。それが悔しかったので「Walk of Death」という曲を作って。左右に別れたお客さんを、ゆっくりと歩いて戻らせるという“世界一安全なWalk of Death”、っていうのを作りました。 龍一:優しい感じですね。 慶太:すごいなあ。ダメだと言われても、自分なりのアイディアを出して、実現化するっていう。でも、これやりたかったのに!っていうもので、諦めたこととかもあるんですか。 岡崎体育:「てっくん」という友達のペンギンのパペットと一緒に曲をやっているんですけど、一度彼にソロ曲を書いたことがあるんです。それが、風俗とかのことをテーマにしたものだったので、さすがに止められましたね(笑)。 慶太:聴きたいな、それ。 岡崎体育:音源送りますよ。 ──お互いの曲の制作についても聞いていきたいのですが、w-inds.は、作詞作曲、プロデュースのみならず、最近ではトラックダウンまで自分たちの手でやることも増えて、かなり攻めた曲を作っていますね。自分たちでやろうという意識が芽生えたのは、何が大きかったんですか。 慶太:いろんな理由はあったんですけど、僕たちはダンスミュージックが好きで、海外の作家さんから曲を提供してもらうことが多かったんです。2017年の第1弾シングルの「We Don’t Need To Talk Anymore」を出すときも、海外から曲を集めていて。当時トロピカルハウスとか、インディーダンスというダンスジャンルが流行っていた時で、そういう曲をオーダーしたんですけど全然こなくて、ファンク&ソウルの曲がきたんです。でも、前のアルバムがファンク&ソウルをやって、次のステップにいこうと思ったところに、またファンク&ソウルの曲がきたので。これはもしかしたら、海外の人たちは流行りの曲は自分たちの国でやって、旬が過ぎたやつを日本に回してきてるんじゃないか?っていう気持ちになったんです。これはビジネスとしてはいいかもしれないけど、音楽としてどうなんだろうって思ったんですよね。当時、僕はソロの曲を作ったりしていて、趣味的に流行っているサウンドで作っていた曲があったので、「こういうの作っていたんだけど、どう思います?」ってみんなに聴いてもらったところ、いいんじゃないって話になってからがスタートですね。 龍一:それが「We Don’t Need To Talk Anymore」なんです。 慶太:そこからありがたいことに、僕がプロデュースさせてもらう楽曲になったんですよね。 ──涼平さん龍一さんのふたりも、この曲でいこうと。 涼平:そこは自然な流れでしたね。曲を聴いて、これをやりたいなという気持ちになったので。 龍一:集めていた楽曲の中でも、まちがいなくいちばんカッコよかったので。これ以外ないよねっていう結論っていうか、気持ちになりましたね。 慶太:ダンスボーカル・グループが、自分たちで曲を作るっていうのは、今まであまりなかったことですし。どこか、アイドル出身の人は曲を作っちゃダメとか──。 龍一:うん、あるよね。 慶太:僕たちもアイドルとしてデビューして、いろんなイメージにも縛られながら活動をしてきたんですけど。そういうのを一回、取り払いたいなと思ったし。そういう時代だと思うんです。自分がやりたいことや、やりたくないことは、見ているみんなに伝わる時代になってきたと思うんですね。そのなかで、少しでも納得いってないものを出すのはどうなんだろうって気持ちもあったので。今は、自分たちのやりたいサウンドだったり、音楽とパフォーマンスを100パーセント表現して、それをみんなに見てもらうのが、いちばん音楽家としていい生き方というか。いい音楽をやれているなという気持ちになれていますね。 ──ではつねに、いろんなものをインプットして、新しいアイディアをどんどんやっていこうという姿勢ですね。 慶太:いろんなものを吸収しながら、どうw-inds.でやったら面白いかを考えるんです。だから、岡崎体育さんのやってることは本当にお世辞抜きで大好きで、それをどうやったら、w-inds.でできるかいろいろ考えたんですけど。できないんですよね(笑)。だから、プロデュースしてほしいなっていうくらいの気持ちです。 岡崎体育:いやいやいや(笑)。 慶太:岡崎さんは、楽曲もご自分で制作するんですよね。どういう感じで作っているんですか。 岡崎体育:僕は、ずっと実家暮らしなんですけど。実家の自分の部屋に学習机があって、そこにパソコンとキーボードをおいて曲つくりをしていますね。 慶太:いくつくらいからはじめたんですか。 岡崎体育:DTMで作るようになったのは、19歳ですね。もともと大学時代にバンドを組んでいて、そのバンドに新しい風を入れたいなと思って、エレクトロ・ミュージックを入れ込んだエレクトロ・パンクみたいなものをやろうと思って、DTMを買ったんです。中学の頃に、ニンテンドーDSで作曲ができるゲームがあったんですよ。中高とずっとそのゲームで遊んでいたので、DTMにもすんなりと入り込めて。 龍一:そのDSのソフトのおかげで。 岡崎体育:ハマったら抜け出さないタイプなので。休みの日とかも、一日中作って遊んだりしていたんです。その延長という感じですね、岡崎体育は。 慶太:いろんなジャンルの音楽を作りますよね? 岡崎体育:僕の音楽の聴き方が、広く浅く聴くタイプなんです。いろんなジャンルに興味があって、でも深く追求するとそればかりになっちゃうし、でもいろんな音楽は聴きたいしという気持ちがあるので。最初はいろいろと真似てみて、作ったりしましたね。あとはフェスとかでいろんなバンドを見て、こういう曲調があるんだな、こういう曲はワンマンとかでやってみようかなとか、デビューして2年間の間で学んできたところもありますね。 慶太:家で黙々とひとりでやっているのは、僕も同じタイプです。誰かとセッションで作ることはないですか。 岡崎体育:昔は作詞・作曲・編曲も全部自分でやることに生きがいを感じていたんですけど、最近は編曲をアレンジャーの方にお願いすることが増えてます。自分にはなかったものが生み出されたりするので、そういう意味では楽しくできていますね。 慶太:アレンジャーの方から上がってきた曲が、これはちがうなってことはないんですね。 岡崎体育:ないですね。最初に上がってきたもので、これでお願いしますっていうことが多いですね。 慶太:それは素晴らしいですね。僕は、編曲が頼めないんですよ。自分のイメージが強過ぎて、キックの音がちがう、スネアの音がちがうとかが、もうすごくイヤなんですよね。僕の方がいいスネア持ってます!ってなっちゃうんです。 岡崎体育:わかります。w-inds.さんの最近の音源、橘さんが制作されている「Time Has Gone」とかは、すごく好きなんです。音数が少ないじゃないですか。ビートの音以外の普通のシンセの音にも、ビートの要素があって。これ、さっき、趣味で作っていたとおっしゃったんですけど、趣味でできる範囲のことじゃないんですよ! 結構、テレビ番組とかでも「作詞、作曲、編曲を橘慶太さんがやられました」って紹介されますけど、そんな簡単に紹介すんな!と思っていて。すごいことなんだぞ、これはっていう。 慶太:むちゃくちゃ嬉しいですね(笑)。僕はハマったら、抜け出せないタイプで、延々と研究しているんです。海外のダンスミュージックが好き過ぎて、何がちがうのかを、何回もトライアンドエラーしながら勉強しますし。それを繰り返しやっているうちに、こだわりが出てきたんですよね。音数を少なく、どれだけいいトラックができるかっていう。 ──その慶太さんの鋭い視点で見る、岡崎体育さんの曲の面白さとは。 慶太:ジャンルの広さは、自分にはないものですし。あとはやっぱり、音へのこだわりは感じてますね。「Natural Lips」というファンク系の曲ありますよね? 岡崎体育:あの曲は編曲の方がいるんですけど。ファンクの曲をやりたいと思っていたとき、エビ中(私立恵比寿中学)のライブに行ったら、その時にファンクの曲が1曲あって。この編曲の人誰やろうって思って調べたら、シライシ紗トリさんという方で。絶対この人に頼みたいってお願いしたら、もうガチのミュージシャンをアメリカから引っ張ってきてくれて。レイ・パーカーJrなんですけど。 慶太:マジすか!? 岡崎体育:この曲、いくらかかってんねんっていう(笑)。一緒に制作してくれるチームも、僕の意思を汲んで、こだわりを理解してくれて、本気で作ってくださるんですよね。 慶太:その曲を聴いて驚いたのが、歌なんですよね。歌のグルーヴの作り方が、めちゃくちゃうまくて。あれは、感覚的なものなんですか。 岡崎体育:昔から、母親がよく洋楽のレコードを家でかけていたので、自然と洋楽を聴く環境にいたんです。なので、そういう意味では自然と真似られたというか。 慶太:みんなきっと歌詞の方に注目しちゃって、聴き逃していると思うんですけど、あの歌のグルーヴは普通、日本人では出ないんですよ。しかもそれが、日本語で歌われているのも、個人的にツボでしたし、あの歌のうまさに衝撃を受けて。歌までうまいんだって(笑)。 ──では、岡崎体育さんが思うw-inds.の曲の面白さとは。 岡崎体育:トラックの面白さですね。普通の人はそんな音選びはしないっていうような、時間をかけないと探せない音をダイレクトではめ込んできているんですよね。それにマッチしたダンスがあって、発声の仕方もそうだし、あまり今の日本人のユニットがやってないような音楽だと思いますね。そこに僕は、感銘を受けまして。これはぜひ、ライブで見てみたいっていうのがあったから、今回一緒にできるとなって嬉しかったんですよね。 慶太:僕も、ライブが見れるのが楽しみで。あとは、どこかの曲でw-inds.も混ぜてほしいなと思うんです。 ──せっかくの機会ですから、コラボなども期待してしまいますね。 慶太:いいですか、コラボしてもらっても。岡崎体育さんのステージって、絶対w-inds.ではやれないパフォーマンスじゃないですか。どうにかやりたいなと思っていたんですけど、ずっとできなかったんですよ。 岡崎体育:大丈夫なんですか、ステージの上でひょうきんなことをしても(笑)。 慶太:大丈夫です。基本的にMCとかは僕たちふざけていたり、面白いことをするのも大好きなので。いくつかやりたいことがあるので、あとでちょっとお話を。 岡崎体育:ぜひぜひ。 ──w-inds.が岡崎体育さんのステージに乗っかる感じでいいんですか? 岡崎体育:僕も「Time Has Gone」踊りたいです。 涼平:それ、やばいなあ(笑)。 龍一:近年の曲では、ボーカルドロップになっていると、マイクを気にせず踊りに集中できるメリットがあるので。4人で、踊り狂ってしまうっていうのもありますよね。 岡崎体育:2対2になって、ダンスをするとか。 慶太:じゃあw-inds.から好きな人を選んでいただいて。 岡崎体育:じゃあ、涼平さんで。 龍一:見たいなあ、このバトル。涼平はダンスの引き出しがいっぱいあるので。 慶太:千葉体育出てきますからね(笑)。 ──岡崎さんは、ダンスについてはどうですか。 岡崎体育:僕は省エネダンスですね。2000年の半ばくらいにフランスの若者を中心に流行った、テクトニックというダンスがあるんです。ほとんど上半身しか動かさないダンスなんですけど、僕がライブ中にやっているアドリブダンスは、結構そのテクトニックというものですね。 慶太:それ学ぼう! 勉強します。 ──では最後に、「TOKUFUKU LIVE Connect!」でのライブの見どころをお願いします。 岡崎体育:岡崎体育は、ステージに何もなく、バックバンドもなく僕ひとりなので。曲の中でのちょっとした動きや表情とかも意識をしている方なので。僕の顔を見ていてくれると、面白かったりすると思いますね。そこをずっと、ライブで見ていてほしいです。 慶太:ライブの見どころが“顔”って初めて聞きました(笑)。 龍一:チケットの整理番号、早いのほしいわー。 岡崎体育:w-inds.さんはどうですか。 慶太:歌って踊るというところの良さは、踊りが入ることで聞こえてなかった音が聞こえてくるっていうのが、あるんですよね。パーンという音のスネアの音が思い切り大きく聞こえてきたりとか、ハイハットのチキチキチキっていうのが、聞こえてきたり。ダンスがあることで音の聞こえ方が変わるというのは、歌って踊るパフォーマンスならではだと思うので。そこはぜひ、楽しんでもらえたらなと思いますね。 龍一:じつはw-inds.は、いわゆるツーマンでのライブをやったことがないんですよ。 慶太:ツーマンって、ライブまでどういうふうに過ごせばいいんですかね。 龍一:じゃあ、本番までみんなずっと同じ楽屋にいよう。 岡崎体育:じゃあ、一緒の部屋を作ってもらいましょうか。 Text:吉羽さおり Photo:高田梓 イベント出演情報 岡崎体育 VS w-inds.「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.3」 会場:Zepp TOKYO 日時:2018年6月21日(木)18:00開場、19:00開演 出演:岡崎体育/w-inds. MC:菅沼ゆり uP!!!受付 岡崎体育 VS w-inds.「TOKUFUKU LIVE Connect! Vol.3」 受付期間:2018年6月18日(月)23:59まで 今すぐ申し込む   番組情報 放送局:スペースシャワーTV 放送日:毎週金曜日22:00~23:00(30分番組) 毎週土曜日17:00~、毎週水曜日24:30~ 出演者:チュートリアル、菅沼ゆり、ゲストミュージシャン 番組公式ホームページ:http://sstv.jp/tokufuku/  

uP!!!NEXT 岡崎体育 ゴールデンウィーク...
 4月30日(月・祝)16時から、『uP!!!N...

uP!!!NEXT 岡崎体育 ゴールデンウィークのお台場で限定1000人の大人~キッズが熱狂!【uP!!!NEXTライブレポート】
 4月30日(月・祝)16時から、『uP!!!NEXT 岡崎体育~岡崎体育(¥0)~』が行われた。  タイアップ曲等をまとめた企画アルバム『OT WORKS』のリリース(4月25日)を記念して開催が決まった、招待制の無料ライブ。3月25日からスタートした7本のワンマンツアー『密着!謎のメンタリストRYOMAを追え!』を、4月21・22日Zepp Tokyo2デイズで終えたばかりのタイミングである。 「お台場・uP!!!NEXT特設会場」と発表されていたその場所は、フジテレビ本社内のスタジオだった。あちこちで食フェスが行われていたりして、いかにもゴールデンウィーク連休らしく賑わっているお台場、その中心地にあるフジテレビに、当選した幸運な人々が続々と集まり、係員の誘導の下、スタジオに入って行く。   オールスタンディング仕様のスタジオに集まった当選者1000人の前には、この日のためだけに組まれた、いかついステージセットがそびえ立つ。そして、フロア後方には、「リングか? これ」と言いたくなるほど大きなキッズエリアが設けられている。さすがちびっこの人気者、岡崎体育。「親は入れません、親と離れて大丈夫な子はここに入ってね」というオペレーションになっていて、子供たちのケアをするスタッフが付いている。  さて、本番。岡崎体育、登場するや否やコール&レスポンスを求め、1曲目「STAMP」でオーディエンスにストンプの嵐を巻き起こさせて、ライブをスタート。熱狂する大人たちにつられてか、それとも岡崎体育のパフォーマンスに瞬時に魅了されたか、キッズエリアの子供たちも、まるで『おかあさんといっしょ』の歌のコーナーのように、曲に合わせてぴょんぴょん跳ね始める。  岡崎体育、曲間で奇声を発したお客さんに「森に帰りなさい!」とツッコミを入れたかと思うと、「子供たち、怖かった?」と声をかけたり、その次のMCタイムでは「子供たち、岡崎体育、こんなやと思ってた?」と問いかけたりと、終始キッズエリアを気遣いながらライブを進行していく。  そして「子供にもわかりやすいやつを」と、TVアニメ「ポケットモンスター サン&ムーン」シリーズのエンディング曲として書いた「ジャリボーイ・ジャリガール」と「ポーズ」をプレイ。合わせて画面には『ポケモン』の映像が映し出され、子供たちをさらに歓喜させる。  前半では、「北海道から来た人!」「東北から来た人!」と、お客さんたちに挙手を求めて、どこから来たのか調査する。ちなみに4月22日Zepp Tokyoのツアー・ファイナルでは、中国・四国地方がひとりもおらず、「岡崎体育、中国・四国では人気ないということがわかりました」と自嘲していたが、この日はいました。そして、後半では、お客さんにタオルを掲げさせて、そのバンド名すべてを読み上げてから「岡崎体育唯一のタオル曲」である「まわせPDCAサイクル」に突入する。というふうに、最近彼のライブで恒例になっているパフォーマンスも、しっかり織り込んでいく。  ペンギンのてっくんとデュエットする「FRIENDS」では、本日はフリー・ライブなので本人のギャラもゼロ、というわけで、サビの「バンドざまぁみろ」が曲の後半では「体育ざまぁみろ」に変わり、それを全員で大シンガロング。で、曲が終わると「ほんまに1円も入らないんです。今日はダイエットしに来たと思うことにします」とひとこと。そして、オーディエンスに「ありがとう、uP!!!NEXT」コールをさせて、「はい、これでチャラなんで」。フロア、また爆笑に包まれる。  先日のツアーで初披露した、音源化されていない新曲3曲「Instant Brade」「ケルベロス」「キャラクター」もすべてプレイした。いずれもオーディエンス、好反応。特に、「岡崎体育の曲に笑いを詰め込む手法」における新基軸とも言える「ケルベロス」は、すさまじいウケ方をしていた。  本編のシメは、「Q-DUB」。岡崎体育の呼びかけで、大人も子供も思う存分「横ヘッドバンギング」をくり広げる。さらにアンコールでは、本人曰く「魂の叫びが詰まってる曲」である、メジャー・デビュー・アルバム『BASIN TECHNO』のオープニング・チューン「Explain」を投下。オーディエンスをもう一度熱狂させ、約1時間・全12曲のライブは終了した。  なお、この日も最後に「2020年までにひとりでさいたまスーパーアリーナをやる宣言」をしっかり行ってから、岡崎体育はステージを下りた。  いつも来てくれるファンと、キッズエリアの子供たち、だけでなく、この招待ライブで初めて岡崎体育のライブを体験する人たちへ向けても、ちゃんと伝わるように、お作法を知らなくてもとことん楽しんでもらえるように、という意志に、最初から最後まで貫かれたステージだった。  やっていることは掟破りだし、ラジカルだし、破天荒とすら言えるかもしれないが、その反面、決して誰も疎外しない。誰のことも見限らない。丁寧に、誠実に、自分の表現を届けていく。  音源もそうだし、MVもそうだし、ワンマンライブの時もそうだし、フェスや対バンでも岡崎体育はそうだが、「全員自分を観に来た人だけど初めての人がいっぱいいる」という、ある種特殊な状況である招待制フリー・ライブという場においても、そういう特殊な場にふさわしい方法をクリエイトして、パフォーマンスを届けていた。という事実に、何かとても感じるものがありました。で、その姿勢、ちゃんとファンに伝わっていると思う。今やもう、「さいたまスーパーアリーナひとりでワンマン」、全然びっくりしないというか「いや、できるんじゃない? 埋まるんじゃない?」という空気すら感じるし。 Text:兵庫慎司 Photo:小境勝巳

スガ シカオが生きることの喜びと希望を...
“あなたの側で、生きてる音楽。”をコン...

スガ シカオが生きることの喜びと希望を歌に込め 宮城県・石巻で150名限定のプレミアムライブを開催!【ライブレポート】
“あなたの側で、生きてる音楽。”をコンセプトにしたプレミアムライブ番組『SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU”』。23回目となるこのプレミアムライブの主役は、昨年デビュー20周年を迎えたスガ シカオ。  2018年3月12日(月)、東日本大震災から7年が経過した宮城県石巻市。“人と人を繋ぐ希望のライブハウス”として2012年にオープンしたBLUE RESISTANCEが、その舞台だ。震災以降、常に被災地に心を寄せた活動を続けているスガにとって、これ以上の場所はないだろう。  午後6時30分、開場。抽選で招待されたラッキーな150人のオーディエンスの手には、桜の花びらを模ったステッカーが握られている。ライブハウス内に設置された「LIVE with YOU スガ シカオ」と記されたパネルにステッカーを貼り、オーディエンスもまた、このライブの作り手となって参加するのだ。開演を前に、150の花びらをまとったパネルはステージに移動され、スガのライブアクトのバックパネルとなった。  午後7時。場内の照明が落とされ、ステージにスポットライトがあたると、スガが登場。「外は寒いけど、中はホットでいきましょう!」。そう言ってトップの曲として演奏したのはファンクチューンの『Party People』。アコギ1本とはいえ、オーディエンスをブーストするのには十分。続く『Festival』では、スラム奏法でパーカッシブなサウンドを紡ぎ、演奏を終えると「全然痛くないよ!」と会場を笑わせる。  そこから『見る前に飛べ.com』、大ヒット曲『アシンメトリー』へとなだれ込み、MCタイムへ。2018年1月から4月半ばまでに全国34カ所を巡る「Suga Shikao Hitori Sugar Tour 2018」の真っただ中だというスガ。「昨日すっぽん食べたら、朝からすごく元気! アコースティックライブってさ、いつも最初からこんなテンションじゃないんだよ。今日は時間前に始めようって言ってスタッフに『お客さん、まだですよ』なんて言われちゃった(笑)」。  そして、今回のツアーから導入したというギタレレを取り出し、『斜陽』を披露。ノスタルジックな音を奏でるギタレレがその世界観にぴったりだ。そして同じくギタレレでスガのバンドkokuaの曲である『砂時計』と続く。スガは「亡くなった父ちゃんが、こんな風に思ってくれていたかな…と思って作った曲。お子さんがいる方は、お子さんのことを思いながら聴いてください」と話したが、「未来をあきらめないで」という歌詞が、震災から7年と1日を迎えた石巻、そして被災地への強いメッセージに聴こえたのは私だけではないはずだ。  その後のMCでは「何年経っても、この時期が来るとざわざわした気持ちになります。でも、この時期に東北に来ることができてうれしいです」と。そして「東北のみなさんに捧げます」と、『Progress』『アストライド』『海賊と黒い海』を歌い上げる。スガの優しい歌声に包まれた会場は、とても温かなヴァイブスに満ちていた。  そして『ごめんねセンチメンタル』、オールドファンには涙ものの『黄金の月』、そして今や国民的楽曲ともいえる『夜空ノムコウ』、『真夜中の虹』、新曲の『トワイライト★トワイライト』『19才』へとつなげた。  アンコールでは『午後のパレード』でオーディエンスとの息の合った掛け合いを楽しみ、スガはこの特別なステージを締めくくった。ライブ終了後、東京から来たという女性ファンに声をかけた。デビュー当時からスガのファンだという彼女は「震災のときに、必ずここにきているスガさんを尊敬しています。今日は本当に楽しかった」と、興奮ぎみに話してくれた。  外気温1度というまだまだ寒い石巻で、熱量の高いライブを楽しんだオーディエンス。それぞれの家路につく彼らの胸には、きっとスガが伝えたかった生きることの喜びや希望が去来していたに違いない。  なお、このライブの模様はスペースシャワーTVで4月22日(日)22:00よりオンエアされる。 Text:岡沼美樹恵 Photo:沼田孝彦 SET LIST 『SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU” ~スガ シカオ~supported by uP!!! 』 @石巻BLUE RESISTANCE 2018.03.12 01. Party People 02. Festival 03. 見る前に飛べ.com 04. アシンメトリー 05. 斜陽 06. 砂時計 07. Progress 08. アストライド 09. 海賊と黒い海 10. ごめんねセンチメンタル 11. 黄金の月 12. 夜空ノムコウ 13. 真夜中の虹 14. トワイライト★トワイライト 15. 19才 <アンコール> EN1.午後のパレード   オンエア情報 スペースシャワーTV 「SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU” ~スガ シカオ~supported by uP!!! 」 初回放送:4/22(日)22:00~23:00 リピート:5/12(土)22:30~  

男と女の激しいぶつかり合い!!! 銀杏BOY...
.embed-container { position: relative...

男と女の激しいぶつかり合い!!! 銀杏BOYZ×大森靖子、衝撃の初2マンライブ!!!「uP!!! SPECIAL dabadabada」【ライブレポート】
.embed-container { position: relative; padding-bottom: 56.25%; height: 0; overflow: hidden; max-width: 100%; } .embed-container iframe, .embed-container object, .embed-container embed { position: absolute; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; } エンタメサイト『uP!!!』が今年、新たに立ち上げたライブイベント『uP!!! SPECIAL dabadabada』。今の音楽シーンの中で、特にライブに定評がある男女のアーティスト2組による対バン形式のイベントで、その記念すべき第1回となったのが、2月27日にZepp Tokyoで開催された銀杏BOYZと大森靖子の2組によるステージだった。もともと銀杏BOYZの熱狂的なファンだった大森靖子と、彼女が音楽活動を始める前からその才能に注目していたという峯田和伸(銀杏BOYZ)だが、今回が初の対バンとあって、リスナーの間でも開演前からおおいに話題となりチケットはすぐにSOLD OUTしたという。 当日、開場中はイベント名『dabadabada』にちなんでフランス映画『男と女』のサウンドトラックが流れていたが、このまったりした音楽に反して、開演を目前に控えたフロアは異常な緊張感に包まれていた。 1バンド目に登場したのは大森靖子。……のはずなのだが、1曲目は大森のバンドとともに峯田が登場。銀杏BOYZの『駆け抜けて性春』から演奏が始まった。会場は一気に湧いたが、さらに『駆け抜けて性春』の中盤で、大森が登場。後半は峯田、大森と合わせてはちきれんばかりのボーカルで熱唱。 続く2曲目、大森の『非国民的ヒーロー』でも2人が合わせて熱唱し、それだけでなく2人でダイブまで。曲の後半、峯田は胸をはだけ、大森と頭をつけあい見つめ合い、さらに深く強く歌いあげ、いったんステージを後にした。 ここからは大森靖子が単体となりポップなナンバーを演奏。会場をおおいに湧かせ合唱の嵐が続いたが、途中、挟んだ大森のMCでは「(銀杏BOYZが好きだったが)『いつか銀杏BOYZと共演したい』と思っていたわけではなく、いつも目の前にいる人に届けたかった。こうして続けてきた結果としてこの日があると思う」というコメントも。彼女の音楽や表現に向き合う姿勢も伝わった。 後半では、先ほどまでのアッパーな構成から転じ、より叙情的な彼女の言葉が響く楽曲が続く。その力強いボーカルと言葉は、ときにヒリヒリと聴く者の心を突いてくるようでもあるが、オーディエンスは深く聴き入り、最後まで彼女の音楽に身を委ねていたように映った。 続いて2バンド目に登場した銀杏BOYZ。……バンド編成のはずだが、1曲目は峯田とサポートギタリストの加藤綾太だけがアコースティックギターを持ってステージに登場。大森の楽曲『ミッドナイト清純異性交遊』を峯田、加藤の2人による弾き語りカバーからスタート。和やかな印象もあったが、2曲目には銀杏BOYZの前身バンド、GOING STEADY時代の楽曲『星に願いを』を16年ぶりに演奏。会場は若いお客さんが目立ったが、大合唱とダイブの嵐となった。 新旧の銀杏BOYZの楽曲、それも激しめのものばかりが演奏されたが、後半に演奏された名曲『BABY BABY』では峯田のMCから「曲が出来たとき、初めてスタジオでメンバーに弾き語りで聴かせたときの感じでやりたい」と、当時の様子をステージで再現するというかなりレアな展開も。曲の後半で今のバンドとお客さんとが重なりあって楽曲が完成していく流れに、目頭を熱くさせた人も多かった。 本編終了後、オーディエンスからの「やるなら今しかねぇべ」のアツいコールによって再びステージに現れた銀杏BOYZ。峯田の呼びかけによって、大森も登場。最後に銀杏BOYZの楽曲『夢で逢えたら』を演奏。セッションというのは軽過ぎるアツい演奏で、峯田、大森とも絶叫に近いボーカルだったが、それだけ彼らが全身全霊で音楽を届けたいという気持ちが強く伝わってくる。楽曲の後半、この日何度目かのダイブをした大森はお客さんの渦の中でもみくちゃになっていたが、それを峯田が助け、ステージに戻り寄せた最後、2人は抱き合ってグルグル回る……というサプライズもあった。 普通の男女の対バン企画という枠を飛び越え、全体を通して、大森靖子と銀杏BOYZが、まるで合体した1つのバンドのようにさえ感じさせてくれたこの日。経歴こそ、直系の先輩と後輩と言っても良い2アーティストだが、そういった背景を全く飛び越えて、まさに男と女の激しい駆け引きのようなぶつかり合いを、彼らの演奏から浴びることが出来た貴重なライブだった。 Text:松田義人 Photo:村井香 SET LIST 『uP!!! SPECIAL dabadabada』 @Zepp Tokyo 2018.02.27 <大森靖子> M1. 駆け抜けて性春 M2. 非国民的ヒーロー M3. ミッドナイト清純異性交遊 M4. イミテーションガール M5. draw(A)drow M6. 死神 M7. マジックミラー M8. 絶対彼女 M9. あまい M10. TOKYO BLACK HOLE M11. 音楽を捨てよ、そして音楽へ M12. PINK <銀杏BOYZ> M1. ミッドナイト清純異性交遊 M2. 星に願いを M3. NO FUTURE NO CRY M4. 恋は永遠 M5. 骨 M6. エンジェルベイビー M7. SEXTEEN M8. BABY BABY M9. もしも君が泣くならば <アンコール> EN1. 夢で逢えたら  

【dabadabada vol.1開催直前緊急対談!!!...
会場限定で『dabadabada vol.1』オ...

【dabadabada vol.1開催直前緊急対談!!!】銀杏BOYZ×大森靖子 「たぶん、みんなが望むライブは絶対に観られると思います」
会場限定で『dabadabada vol.1』オフィシャルグッズを販売!! 詳細はこちら  双方のファンにとって兼ねてから共演を期待されていた銀杏BOYZと大森靖子。この2人の対バンが2月27日(火)のZEPP東京で開催される『uP!!!SPECIAL dabadabada』vol.1』で実現される。もともと銀杏BOYZの熱狂的ファンだった大森靖子と、当時から彼女の異彩に注目をしていたという峯田和伸(銀杏BOYZ)。 開催を目前に控えた今、これまでの話と当日のステージにかける思いを2人に聞いた。 「あの雰囲気、音圧はもう出せないんですよ」(峯田) ——峯田さんと大森さんとでは年がちょうど10歳違いますね。 峯田:あ、大森さん、もう30になるんだ! 大森:はい。 峯田:そっかー。僕はもう40ですから。僕が30の頃と言うと、ちょうど10年前だから、2007~2008年くらい。良い時期でしたよ。体も動くし、ライブもよくやってた。 ——その頃に大森さんは銀杏BOYZのライブをよく観られていたという。 大森:そうですね。最初に聴いたのはGOING STEADYの頃で、まだ中学生だった頃なんですけど。当時、同級生が『BABY BABY』とかをコピーしてバンドをやっていて。でも、そういう人たちは学校の中でもイケてる男子たちで、そういう子と付き合ってる女子の子たちもキラキラしてる人たちだったんで、最初はそこまでハマらなかったんです。  私もバンドをやりたかったのですが、カーストが高いから「はぁ……」と思いながら、そういう人たちをただ見てたという。 峯田:僕もね、高校生の頃に同級生でコピーバンドをやってる人たちがいたんですよ。学園祭のときに体育館でやるグループと、教室でやるグループがいたんだけど、教室でやってるほうが熱気がすごくて。羨ましかったな。コピーしているのは僕も大好きなブルーハーツとかだったけど、もう教室でダイブしてる奴とかもいて(笑)。「うっわ、羨ましいな~。カッコ良いな~」と思ったけど、ただ俺が「かわいい」と思ってる女の子たちがキャーキャー言っているところを見て、それについてはすっげームカついたのを覚えてる(笑)。 一同:爆笑 ——大森さんはさっき言ったイケメン、キラキラ同級生にムカつくことはなかったんですか? 大森:いや、ただ「はぁ……」というだけでした。同級生にあまり興味なかったのもあるし、「こういう雰囲気だとノレないな」っていうくらいでした。でも、そういう気持ちとは別に「でも私も本当は音楽やりたいんだけどな」という気持ちはありました。 ——やがて、GOING STEADYは銀杏BOYZとなり、ファーストアルバムが出る前に大森さんがハマっていかれるんですよね? 大森:そうです。最初はタワレコに載っていた銀杏BOYZの拡声器を持った写真を観て「何これカッコ良い!」と。それで、ファーストの2枚が出て、聴いたら「何これ。音デカい」っていう(笑)。なんでここまで音がデカいんだろうと思いました。当時はどのバンドも音デカいのが流行ってましたけど、銀杏BOYZはその中でもズバ抜けて音がデカくて。それがすごいカッコ良かったんです。 峯田:あのファーストは特に音がデカいんだよね。当時、「綺麗な音で聴かせたい」っていうことはあまり関係なかったからね。エンジニアさんが「あんまりあげ過ぎると、ギターが割れたり、潰れる音も出てくるからヤメたほうがいいんじゃない?」と言ってくれるんですけど、「それでいい」って(笑)。 大森:その割れたり潰れた感じの音も、峯田さんのボーカルもすごい合ってた、カッコ良いなと思って。 峯田:あれはね、下北沢にあったトライトーンっていうすげぇ狭いスタジオで録ったの。本当は練習スタジオで、レコーディング用じゃないんだ。そこに普段お願いしているライブハウスのPAの人を連れてきてお願いしたんだけど、あの感じが良かったんだろうね。でも、アルバムのレコーディング途中でトライトーンが「もううちではレコーディングはヤメます」ってなって、そこからもうあの音は出せなくなった。 大森:じゃあ、銀杏BOYZのファーストの音はもう録れないんですか? 峯田:録れない。なんとか近づけようと思って、他のスタジオであの音を目指そうと思ったんだけど、全然出来ない。だから、あの雰囲気、音圧はもう出せないんですよ。 でも、私だって峯田さんの真似をしてこうなったわけではないから(笑)。(大森) ——大森さんが銀杏BOYZにハマり、ライブに行くようになったのもこの頃ですか? 大森:はい。ファーストの頃に愛媛に来てくださったことがあって、それも観に行きましたし。 峯田:全然覚えてない(笑)。 ——でも、あの頃はチケットを取るのがとにかく大変でしたよね。今とはシステムが違うから「チケットぴあ」カウンターに徹夜で並ぶ人がいたりとか。大森さんはどうやって取っていたんですか? 大森:銀杏BOYZの公式サイトにBBSがあって、そこに入り浸っていると、だんだん仲間が出来ていって、そこで「譲ります」とか「譲ってくれる人を見つけた」というやり取りが出来たりして、それでチケットを入手していました。  あと、銀杏BOYZのBBSで会ったことのない彼氏が10人くらい出来たりして。 峯田:それはどうやって彼氏になるんですか? 大森:なんか、ネット上でやり取りをしていると、いつの間にか付き合ってることになってるんですよ。 ——それは大森さんは了承しないうちに、付き合ってることになってるんですか? 大森:いえいえ、了承はしてるんです。「僕たち付き合ってるよね?」「そうだね」とか(笑)。  私はそもそも見た目もそうだし、色んなことにおいて自信がなかったから、ネットのほうの言葉だけだとモテたり出来るんですよ。それが面白かったんですけど、会ったことのないまま別れたりして。そんな人が10人くらいいました。 峯田:大森さんだけじゃなくて、他にもそういう話を聞いたことがあって。「そういう恋愛もあるんだなぁ」「面白いなぁ」って思ってた。  あの頃の銀杏の掲示板は、僕は管理人だったのでたまに見てたけど、面白かったですよ。他のバンドの公式サイトの掲示板ってさ、バンドにとって都合の悪い内容とか、ネガティブな内容のスレッドが立つと、消したりするのが普通らしいんだけど、銀杏はもう何でもアリで。そしたら銀杏の文句ばっかりなっちゃって……。 一同:爆笑 峯田:すげぇたくさんの人が書いたり見てたりしてたから、今思うと広告を取ってたら良かった(笑)。 大森:広告を取ってたら億いってますよ、億。私は一応好きな道に進めているからか、いまだに恨まれるようなメールがいっぱい来ます。「自分は失敗して田舎に帰ったのに、お前はなんだ!」みたいな(笑)。でも、私だって峯田さんの真似をしてこうなったわけではないから(笑)。 「そのうち峯田さんから返事をいただいたのは3回だけでした(笑)」(大森) ——あのBBSは何でもアリとはいえ、個人情報だけは消していたんですよね? 峯田:そう。よっぽどヤバいさ、例えば誰かの電話番号とか住所が書いてあるようなのだけは。そういう個人情報が書き込まれたのは消してた。 ——でも、峯田さんは、自分で自分のメールアドレスを公開したりもしていました(笑)。 峯田:あれはノリでね(笑)。そうなるとさ、BBS以外の意見もくるから、これも面白かった。当時、携帯を1台しか持っていなかったから、仕事の内容とゴッチャになってね。未読のものはどんどん消されていっちゃう仕組みだったから、できるだけメールを見ていたつもりだけど、見られなかったのもあるんじゃないかな。 ——その流れで、峯田さんに直接大森さんもメールを送っていたんですよね? 大森:BBSの人たちはみんなそうだったと思います。 峯田:でもね、大森さんのメールが目立っていたのは、メールのタイトルが全部「大森靖子」なんだわ(笑)。普通、「峯田さんへ」とかじゃん。でも、全部自分の名前。だから、すぐに「大森靖子」っていう四文字の名前を覚えちゃったんだけど、たぶん読んだのは全部のメールではないと思う。読まないまま消えていったメールもあったと思います。 大森:それは仕方ないです。だってものすごい送ってるから(笑)。なんか「今日の日記」みたいなノリで峯田さんに送っていましたからね。でも、そのうち峯田さんから返事をいただいたのは3回だけでした(笑)。 峯田:うわ、でも俺3回も返信してるんだ(笑)。 大森:でも、そのうち1回は「今度モンスターバッシュに出るから来てね」みたいな営業っぽいものとか、「あけましておめでとう」っていう、コピペっぽいものだった。 一同:爆笑 峯田:いや、僕はだいたいザックリとだけど、メールをくれた人には、最低年に2回は返したいという気持ちがあるんですよ。年に2回というのは、自分の誕生日とお正月なんだけど。 大森:だから、だいたいみんなそれを狙って、その時期に送るんです(笑)。 「大森さんは歌詞という枠の中だけでなく、言葉が走っている感じがして」(峯田) ——やがて大森さんが音楽活動をはじめて、メジャーデビューにも至りますが、しばらくは「銀杏BOYZが好きだった」ということをあまり言いたくなかったそうですね。 大森:「言いたくなかった」というより、「あぁ、銀杏が好きな人なのね」っていうことになって、そこから外に出られなくならないようにしたいという。そこだけは気をつけていたんですよ。本当に峯田さんのことが好き過ぎて、関西人なのに東北弁を喋る人とか。 一同:爆笑 大森:あとは大学時代のこともあります。高校生の頃に銀杏BOYZを知って、東京の美大に進学するにあたって一応サークルとかを覗いてみたんですけど、「好きなバンドは何?」と聞かれたから「銀杏BOYZ」と答えたら死ぬほどバカにされたんですよ。 一同:爆笑 峯田:美大に行って「銀杏BOYZが好きです」は絶対ダメだろうね(笑)。僕の時代で言えば、美大に行ってさ「ブルーハーツが好きです」って言ったらやっぱり絶対バカにされたと思うし。 大森:だから、「東京では『好きなバンドはスーパーカーです』と言っておかなといけないんだな」っていう。なので、しばらくは銀杏が好きなことを知らない人に言わないようにしていました。 ——大森さんが音楽活動を始めた頃……2008年くらいだと、銀杏BOYZはライブの本数がどんどん減っていって、やがて何年も表だった活動がなくなるトンネル時代に突入します。 峯田:そう。2008年まではよくやってたけど、以降は本当にライブをやらなくなったんですよね。 大森:でも、あの頃はもうしょうがないだろうなと思っていました。だって、私が最初に行ったライブのときから「それはできなくなるよね」っていうステージばかりでしたので。 ——怪我したりして、延期になったり。 大森:「きっと大変なんだろうな。そんな『無理をしてでもやれ!』とは言えないな」と思って見ていました。 峯田:でも、大森さんが音楽活動をし始めて、ちょうどメジャーデビューする直前くらいに、確かライブハウスのフライヤーか何かで、あのメールで見た四文字と同じ名前を発見したんです。「あれ? これもしかしたら、昔俺にメールをくれていた人じゃないかなぁ」みたいに思って。「でもそうか。年齢的に言えば、銀杏を見てくれていた人たちが学校を卒業して、歌とかを作っていてもおかしくない頃だよなぁ」って。  あとさ、大森さんにはメールを3回しか返してないらしいけど、この人のメールはすごく才能があった。なんか才能がある奴って、何をやらせても面白いじゃん。感性がすごい。まずさっき言ったその「大森靖子」のメールを開けると、20行くらいバーッと文章が書いてある。しかも、まぁ内容は悲惨だし、笑えないような内容かもしれないんだけど、でもどこかで「この人は才能がある人だな」と思ったんだよ。  それは後で曲を聴いても同じように感じたんだよね。なんだろうな……大森さんの言葉がさ、歌詞という枠の中だけでなくて、その言葉が走っている感じがして。 「何かを考えるよりも先に、もう書いていることは今もずっとあります」(大森) ——大森さんの歌詞を見ると、一つの物事とか情報から、色んなことを考えられるんだなと思いました。そういうことですか? 峯田:それもあると思うし、なんか全部大森さんの言葉になってるんだ。これが面白いと思った。 大森:歌詞とか日記とか、なんでもそうなんですけど、何かを考えるよりも先に、もう書いていることは今もずっとあります。単純になんかを書くのが楽しいからやっているという。峯田さんに送っていたメールにしても、「もしかしたら峯田さんが読んでくれるかもしれないから」って思って、それが楽しくてただ書いて送ってたという。 峯田:でも、そういうものを歌詞にすると強いんだよね。僕も曲を書いているときに、「歌詞も作んないといけねぇけど、ネタないんだよなー」って思って「歌詞を書こう!」と思って向き合おうとするとダメなんですよ。でもさ、昔好きな人に送ったメールとか、「どうしても伝えたいな」って思って書いてはみたけど、送れないままになった手紙とかってさ、歌詞にするとすごく強いんだ。そうやって作った曲もあったし。 ——どの曲ですか? 峯田:言えるわけねぇじゃん、そんなの。 一同:爆笑 峯田:でも、嘘も計算もなく、素直に考えた言葉だから、後で見返すと「良いこと言ってんじゃん」みたいに自分で思うことはありますよ。 大森:その点、私は他人に本当のことを言わないんで難しいですね。なんだろう……やっぱり他人に接するときは「喋るぞ!」「伝えるぞ!」という気持ちのほうが勝っちゃって、物作りのときで言うと、一番良い状態ではないんですよね。出せない。 峯田:いや、そういう言葉自体も面白いと思うの。「こんなこと言う?」「嘘臭ぇわ」と自分が思っていたとしても、大森さんは大森さんの感性のまま言葉を走らせれば、それが十分強いからね。 ——大森さんは一つの物事、言葉、情報から、すごく沢山のことを考えられるんじゃないかと思いました。 峯田:でも、メンヘラじゃないですよ。メンヘラに見えるけど、メンヘラじゃないです。 一同:爆笑 「村井さんのドラムが好きだったので、また観たいなって」(大森) ——やがて銀杏BOYZは9年ぶりのアルバムを出しましたが、同時に峯田さん以外のメンバーが脱退するというニュースもありました。 大森:村井さんのドラムが好きだったので、また観たいなって。 峯田:村井くんは残ると思ってたんだよね。 大森:一度、仕事で今の村井さんにお会いしたことがあるんですけど、ちゃんと死んでました。「こんなに死んだ顔で仕事をする人いるんだ」って思いました。 一同:爆笑 峯田:いやでも、それはもともと。村井くんって素の状態だとすっごい暗いよ。表に出るときはパキッとなるんだけど、裏方の仕事をしていたり、家にいるときは死んでるんですよ、顔が。 大森:その顔でした(笑)。今でもドラム叩けばいいのになぁと思っちゃいますけど。勝手にですけど。 ——ただ、村井さんは銀杏BOYZを辞めたのに、ちょいちょいメディアに登場していますよね。 峯田:「お前辞めたのに、なんで出て来るんだよ」っていう。 一同:爆笑 峯田:去年の銀杏の武道館でもさ、スタッフの打ち上げをやったときに俺は途中で帰ったけど、村井くんが朝までいて打ち上げの場を仕切ってたらしいから(笑)。 「大森さんは僕にとったら先輩みたいな感じです」(峯田) ——銀杏BOYZのメンバーはいなくなりましたが、以降、ライブの本数、メディアへの露出がどんどん増えていって。そうなると、お2人が接する機会も多くなったと思うのですが。 大森:ただ、イベントで一緒になった機会はありますけど、2バンドの対バンというのは今回(『uP!!!SPECIAL dabadabada』vol.1/2月27日・ZEPP東京)が初めてなんです。 峯田:僕以外のメンバーが全員いなくなったときに思ったのは「ここで凹んでばっかりいてもダメだ」と。だってさ、僕らがトンネルに入っていた頃に出てきた、自分より若いのにカッコ良くて、すごいなっていう人に対して、やっぱり悔しかったから。大森さんももちろんだし、尾崎(世界観)くんとかね。  そこまで何年自分たちが積み上げてきたものがあったのかはわからないけど、そういうことを一度全部ゼロにしてもう一度やろうと思ったのが、今の銀杏なんです。だから、僕はデビューを2回している感じなので、今は新人みたいな。そう考えると、大森さんとかはもう先輩みたいな感じです。なんか下から上を見ているような……。 大森:そういうようなことを、知らないところでもたまに峯田さんが話してくれているのを聞いて……。すごく嬉しいです。  ただ、今度のライブではそういう感情は意識しないようにと思っています。私にとっての銀杏BOYZは、周りの人からしたら引かれるくらい追いかけていたバンドですけど、ステージに立つべき人間として、やるべきライブをしたいと思っています。  ライブをするときはいつもそうなんですけど、お客さんを裏切らないステージを見せるほうに振り切っていきたいと思っています。やっぱり観に来る人たちにとっての思い入れと、銀杏BOYZの1本1本のライブにかける思いの強さはすごいですから。そこだけは絶対に裏切らないようにしたいです。 峯田:なんかね、銀杏BOYZのライブをよく観に来てくれるお客さんで、僕も知ってる人からずっと言われてたんですよ。「大森さんといつか2バンのライブをやってください」って。その人は大森さんのライブもよく観に行っているらしくて、「すっげー面白いですから」って言ってた。  だから、ずっと一緒にやりたいなと思ってたけど、今回実現することが出来て嬉しいですね。たぶん、みんなが望むライブは絶対に観られると思います。僕もすごく楽しみです。 Text:松田義人 Photo:高田梓 イベント出演情報 uP!!!SPECIAL dabadabada vol.1 会場:Zepp Tokyo 日時:2月27日(火)18:00開場、19:00開演 出演:銀杏BOYZ/大森靖子 ★会場限定で『dabadabada vol.1』オフィシャルグッズを販売!! 詳細はこちら   その他 ■ 銀杏BOYZ オフィシャルサイト ■ 大森靖子 オフィシャルサイト  

きゃりーぱみゅぱみゅがキャリア初・恵...
「あなたの側で、生きてる音楽。」をコ...

きゃりーぱみゅぱみゅがキャリア初・恵比寿リキッドルームで超プレミアムライブを開催!【ライブレポート】
「あなたの側で、生きてる音楽。」をコンセプトに、日本のトップミュージシャンとスペースシャワーTVがタッグを組み、お送りするプレミアムライブ番組『SPACE SHOWER TV“LIVE with YOU”』。22回目の開催となるこの日、恵比寿リキッドルームのステージに立ったのは、原宿KAWAiiカルチャーの伝道師・きゃりーぱみゅぱみゅ。事前募集で招待された観客たちでフロアは埋め尽くされた。大人からちびっこまで幅広い支持を得ているきゃりーらしく、リキッドルームのフロアには親御さんに連れられた児童の姿や、きゃりーのコスプレをしたアツいファンの姿もあり、その多種多様な光景はまさに国民的支持を得ている彼女ならでは。  ライブ当日の本人のTwitterでも「今日のライブは飛び跳ねて欲しいです!」と呟いていたが、開演前のアナウンスでも「ぴょんぴょん飛び上がって楽しんで下さい」との異例の告知が。これまでのきゃりーのライブは、作り込んだ世界観に貫かれたステージセットと衣装が特徴的であったが、この日のステージに飾られていたのは“きゃりーぱみゅぱみゅ”と書かれたフラッグのみ。  開演時間になり、SEと共におなじみのきゃりーダンサーズが登場。シルバーのマイクスタンドの前にシンプルな赤いワンピース&ポニーテールのきゃりーが立つと、そのまま『ファッションモンスター』『インベーダーインベーダー』をテンション高くパフォーマンス。キレのあるダンスと盛り上がり必須のおなじみの楽曲の連発に、みるみる間に熱の上がるフロア。最初のMCではリキッドルームでライブをするのはキャリア史上初めてだということ、ライブハウスということでTシャツ&短パンを衣装にしようかと提案したら流石に却下され、私服のワンピースを着てきたことが明かされた。  「ここまで客席と近い距離でライブをすることがないので、今日は一体となって楽しみましょう!」と締めると、そのまま鉄板曲である『にんじゃりばんばん』『もんだいガール』へとなだれ込む。「ライブハウスなので久しぶりに歌います」というコメント共にアルバム収録曲であり、ファンの間でも人気の高い『シリアスひとみ』を熱唱。前半戦のクライマックスを『きらきらキラー』で〆るも、後半戦も『CANDY CANDY』『つけまつける』と怒涛の勢いでフロアの熱を冷まさない。後半のMCでは「『つけまつける』の途中で、“にゃんこスター”の動きをしていたのわかりますか?」とフロアに問いかける一面も。きゃりー曰く、『つけまつける』の途中に入るダンスが難しすぎてどじょうすくいの動きをしていたものの、あるライブで偶然“にゃんこスター”のアンゴラ村長と同じ動きをしていたのだそうで、「流行りに乗って、しばらくはこの動きで!」とトークし、爆笑をさらっていた。  簡単な振り付け講座のあとは『最&高』、『原宿いやほい』で本編は終了。アンコールでは初期の名曲『PON PON PON』、キラキラでドリーミーなきゃりーらしい『もったいないとらんど』で幕を閉じた。 シンプルなステージ&衣装だったため、きゃりー本人のパフォーマンスやMCを超至近近距離で堪能。かわいくて奇抜なだけではない、優れたエンターテイナーとしてのきゃりーぱみゅぱみゅを体感出来た貴重なライブとなった。なお、このライブの模様はスペースシャワーTVで3月31日(土)21:30よりオンエアされる。 Text:加藤蛍 Photo:石井亜希 SET LIST 『SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU” ~きゃりーぱみゅぱみゅ~supported by uP!!!』 @恵比寿・LIQUIDROOM 2018.02.19 01. ファッションモンスター 02. インベーダーインベーダー 03. み -Short Ver- 04. にんじゃりばんばん 05. もんだいガール -Extended Intro Ver- 06. さいごのアイスクリーム 07. シリアスひとみ -Short Ver- 08. きらきらキラー -Extended Intro Ver- 09. CANDY CANDY 10. jelly 11. つけまつける 12. 最&高 13. 原宿いやほい <アンコール> EN1. PON PON PON EN2. もったいないとらんど   オンエア情報 スペースシャワーTV 「SPACE SHOWER TV “LIVE with YOU” ~きゃりーぱみゅぱみゅ~supported by uP!!!」 初回放送:3/31(土)21:30~22:30 リピート放送:4月予定  

2回目の大阪開催も数々のサプライズに観...
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV...

2回目の大阪開催も数々のサプライズに観客も大興奮!! 『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪SPECIAL LIVE Vol.6』【ライブレポート】
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」で放送中のレギュラー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」から生まれたライブイベントが、大阪・なんばHatchで2月17日(土)に開催された。番組同様、チュートリアルと青文字系モデルとして人気を博す菅沼ゆりがMCを務めた。出演者はTOTALFAT、DISH//、キュウソネコカミ、そしてチュートリアルの徳井義実がプライベートで活動を続けるバンド・鶯谷フィルハーモニー。開場から開演までの間は、各出演者が番組に登場した時の回がスクリーンの幕に流された。 開演時間となり、チュートリアルと菅沼が登場、元気よく挨拶を。そして、一番手のTOTALFATへ。まさかの吉本新喜劇のBGMが流れて、メンバー登場。遅れて現れたJose(Vo&G)が、番組にゲスト出演した際にチュートリアル徳井から伝授されたという、末成由美の必殺ギャグ「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ!」を繰り出す愉快な展開に! そこから「パーティーが始まるぞー!」の掛け声一発で、1曲目『PARTY PARTY』へ。初っ端より、想像もしなかった吉本新喜劇と絶対に盛り上がるパーティーチューンを組み合わせてきた事で、この日への意気込みが凄く伝わってきた。 福田と菅沼もステージに現れ、タオルを振り回して盛り上げまくる。とにかく『夏のトカゲ』、『晴天』と、盛り上がり必至なナンバーを連発していく。みんなと笑顔で繋がる事を徹底的にテーマにしてるだけあって、ラストナンバー『Place to Try』までブッ飛ばしてくれた。 二番手は鶯谷フィルハーモニー。ボーカルは徳井、ギターは俳優の柏原収史、そしてプロのミュージシャンたちがメンバーを務める豪華なバンド。最初に徳井から「男の人が昔の恋を想い出して、ちょっとチン●触る曲を歌います」と宣言した通り、1曲目『夜ははじまる』から、ただひたすら「セフレが欲しい」と歌われる。ピアノやヴァイオリンまで入った壮大なバラードという曲調とのギャップが凄い…。続く『夏月』でもバックの映像は海と花火と最高に美しいにも関わらず、歌詞は「ちょっとチン●触る」…。ヴァイオリニストの女性が徳井の下ネタに嫌気がさして失踪する小芝居を挟んで、その名も『化ケモノ』を。ラストナンバー『金銭的支援関係』では謎のお金持ち女性について歌われ、歌詞で「パトロン」が連発される。いつも通り、楽曲と歌詞のアンバランスさの凄みで笑わしてくれた! 三番手はDISH//。場内は、サイリウムを持ったDISH//ファンで埋め尽くされる。泉大智(Dr)の早いカウントから1曲目『FLAME』を。そして、OKAMOTO'Sのオカモトショウが作詞作曲を手掛け、ドラマ主題歌にもなった『僕たちがやりました』へ。3曲目『JUMPer』では北村匠海(Vo/G)がハンドマイクで歌い上げ、橘柊生(Fling Dish/RAP/DJ/Key)も歌っていく。続く、『I Can Hear』ではダンスロックバンドと謳うだけあり、演奏した状態の北村、矢部昌暉(cho/G)、小林龍二(RAP/B) と橘がステージ中央で華麗に踊る。 ラストナンバーは、女装した徳井も登場するコントを交えた『Sa-Ra-Band』を。終始、歓声が飛び交う中、最後は特製FLING DISHを客席に飛ばして、ステージを去っていった。 大トリとなるキュウソネコカミは、1曲目『MEGA SHAKE IT!』でスタート。前へ詰め寄る観客を気遣いながら、DISH//ファンのサイリウムへ対抗して(!?)、ヤマサキセイヤ(Vo/G)がライトセーバーで煽っていく。続く、『ファントムバイブレーション』ではヨコタシンノスケ(Key/Vo)の印象的なシンセフレーズが聴こえただけで、大盛り上がりに。タマホームのCMソングになった、ただただ「家!」を連呼するナンバーでは、ヤマサキが『僕ら、あんま「徳福」出てないのでコラボがないので、ここに来てから作りました!』とチュートリアルを呼び込む。 徳井は「気持ち良い曲!」と絶賛して、福田は「イエーイ!!」と普段よりもテンションをあげまくる。続く、『DQNなりたい、40代で死にたい』では、ヤマサキが特製筋斗雲で客席へ。オリンピックで金メダルを獲得した羽生結弦を彷彿とさせる愉快なシーンも! 最後は『ビビった』で〆られ、チュートリアルと菅沼らもステージに登場して、3時間半にも及ぶライブは幕を閉じた。 また、ステージ転換時には各出演者が写真をもとにチュートリアルらとトークをする企画も。そんなライブ全体の模様は3月30日(金)22時00分~23時00分までスペースシャワーTVにて放送される。 Text:鈴木淳史 Photo:渡邉一生 オンエア情報 スペースシャワーTV 「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪SPECIAL LIVE vol.6」 会場:大阪 なんばHatch MC:チュートリアル、菅沼ゆり LIVE ACT:鶯谷フィルハーモニー(チュートリアル徳井バンド)、キュウソネコカミ、DISH//、TOTALFAT ■初回放送:3/30(金)22:00~23:00、リピート放送:4月予定  

【STAND ALONE vol.7対談】菅原卓郎(9m...
ぴあ presents STAND ALONE Vol.7 ...

【STAND ALONE vol.7対談】菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)×内澤崇仁(androp) 「影響、与えちゃいましたね。(菅原)まんまと影響を受けているんですよ。(内澤)」
ぴあ presents STAND ALONE Vol.7 supported by uP!!! ■2018/2/17(土) 10:00よりチケット発売!詳細はこちら  ロックシーンで活躍するアーティストが、たったひとりでステージに立ち、声と楽器のみで勝負するシリーズ・ライブ「STAND ALONE」。7回目を迎える今回のアクトは、菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)と内澤崇仁(androp)のふたりだ。音楽性やサウンドのタッチこそちがえど、公私ともに交流があるという両者。その仲の良さは、対談前や写真撮影中に世間話をしている和やかな雰囲気からも伝わってきたが、対談内では今回なぜこの組み合わせとなったのかという、意外な理由も明かされた。取材後にはさっそくふたりで打ち合わせをはじめて、何やらワクワクするようなワードが飛び交っていたので、ぜひ当日を期待してほしい。 ──今回は内澤さんが、ぜひ菅原さんをお相手にと指名したそうですね。 内澤崇仁(以下、内澤):はい、指名をしてみました。 菅原卓郎(以下、菅原):指名されました。ありがとうございます。 内澤:即答でやると言ってくれたので、嬉しかったですね。スタッフの方よりも早く、直接返事をもらいました。 ──なぜ菅原さんと一緒にと? 内澤:僕は、こうしてツーマンという長い時間でアコースティックのライブをやるのが初めてなんです。たまに弾き語りのイベントに呼ばれるとか、インストアイベントとかの短い時間ではやったことがあるんですけど。だから一緒にやるなら、しかもこのクラブeXのステージは回転するということなので、一緒に回るなら卓郎くんかなって(笑)。ダメもとでお願いしたんです。 菅原:回りますよ、俺は。 ──ふたりで、弾き語りイベントで一緒になったことはあるんですか。 内澤:ないですね。じつは2015年に9mmの「カオスの百年TOUR」にandropで呼んでもらったんですけど、はじめに9mmがアコースティックセットでやって、andropがやって、そのあとバンドの9mmがやるという構成のツアーで。 菅原:セルフ前座でのツアーだったので。 内澤:9mmのアコースティックセットを初めて見て。結構そこで影響を受ける部分があったんです。そこからandropでも、9mmのあの形でアコースティックのライブをやってみようっていうのがあって。インストアのイベントとかで、見習ってやっていたんです。 菅原:もっと言って、そういうの(笑)! 内澤:かみじょうさんのカクテルドラムの感じとかを、あそこから学んでandropもやりはじめて。そこから僕も、インストアで弾き語りをひとりでやったりしていて。 菅原:影響、与えちゃいましたね。 内澤:まんまと影響を受けているんですよ。 ──それはぜひ一緒にとなりますね。それくらい9mmのアコースティックセットが素晴らしかったんですね。 内澤:すごくよかったんですよ。それまでは、9mmのサウンドって激しいイメージというか、めちゃくちゃエレキギターをかき鳴らして汗だくて汗だくで歌ってるというイメージがあったから。でもそのライブを見てからは、9mmの楽曲でこういう聴かせ方ができる、こういうアレンジがありなんだっていうのを思ったんですよね。 ──9mmでのアコースティックセットのライブというのは、菅原さんがソロで弾き語りをするよりも前ですか。 菅原:弾き語りでソロツアーをしたのが、2015年だったんですけど。その前の、2014年くらいからラジオでゲストに出て、1曲歌ってくださいというのがあって、何度か繰り返していて。それで、ソロでアコースティックツアーをするかってことになったんです。その後じゃないかな、9mmでのアコースティックセットのライブは。 ──もともとひとりで、弾き語りでライブをするというのは、菅原さん自身はありだったんですか。 菅原:全然ありだったんですけど。やっぱり9mmの曲って、内澤君が言ってくれたみたいに、アコースティックにするのって一苦労だなというか、大仕事だなと思っていたんですけど。2012年にMTV Unpluggedに9mmが出演したことがあったんですけど。そこでアレンジをしたら、結構いけて。それは、バンドありきのアコースティックが半分くらいだったんですけど。「Balck Market Blues」とか、ライブでも必ずやるような曲がアコースティックでできて、意外とできるんだってことがわかって。それからアコースティックもありだなというか、こういうふうにやればいいんだっていうのは見えた感じですね。 ──内澤さんはどうですか。バンドではアコースティックセットはあるけれど、ひとりで、弾き語りでっていうのは。 内澤:抵抗感というよりは、弾き語りをやろうという気持ちがなかったんですよね。でも、今ふと思い出したんですけど、2009年とか2010年に、カメラマンの橋本塁さんの写真展で、ゲストで来ていた卓郎くんが弾き語りをしていたんですよ。 菅原:ああ、そうだね。 内澤:そのときに、ほかの出演者の間で「内澤もやれ」みたいな空気になったんですけど(笑)。そのときは、僕はやらなかったんです。 菅原:気持ちがないからやらない、と。 内澤:弾き語りはしたことがなかったし。っていうのが、心残りではあったんですね。その次の次くらいに、細美(武士/the HIATUS,MONOEYES)さんに無理やりやらされたんですけど(笑)、それもたしか橋本塁さんのイベントでした(笑)。 ──その時はどんな曲を? 内澤:andropの曲ですね。カポをつけてやる曲だったんですけど、自分の曲のカポの場所もまちがえてやってました(笑)。そこからもとくに自発的に弾き語りをすることはなかったんです。リリースイベントでやるとか、誰かに呼ばれてやるっていうことばかりで。 ──今回のSTAND ALONEのお話がきた時はどう思いました? 内澤:びっくりしましたね。昨年10月のandropの日比谷野音でのライブで、「Tokei」という曲をひとりでやったんですけど。その「Tokei」の弾き語りを見て、今回のオファーをしてくれたようで、それは嬉しかったですね。 ──そうだったんですね。では、今回は時間がたくさんありますから、たっぷりといろんな曲を聴かせてくれるわけですね。 内澤:そうですねえ、なんの勝算があって僕を──。 菅原:勝算って(笑)。 内澤:だいぶ賭けだと思うんですけど。その分心強い人、ひとりでも弾き語りツアーをやっていて、いろんなきっかけを僕にくれた人にお願いしたので。 ──菅原さんは、弾き語りではどんな曲を演奏するんですか。 菅原:9mmの曲と、あとは自分のルーツの曲やカバー曲ですね。ただやっぱり、弾き語りで9mmのボーカルがくるぞってなると、「どんなものがくるんだ!?」ってなるんですよね。激しいものがくるのかとか。だから、すっごい弾き語りのライブでは喋るようになっちゃって、俺(笑)。「大丈夫だよ、怖くないよ」っていうところから。 内澤:そこからはじめるんですね(笑)。結構、長く喋るんですか? 菅原:分量が多くなっちゃって、6曲とか8曲なのに、70分くらいのステージになったりしてた。でも弾き語りをやって、覚えたことがあって。それは、場の空気をどうやって自分の味方にするかで。 内澤:頼れるものはギターしかないですからね。 菅原:そう。それで、自分の緊張がほぐれるまで、ずっと喋ってるっていうか。張り詰めた感じでやる弾き語りが、すげえかっこいい人たちもいるんだけど、自分が弾き語りをやりはじめたときは、弾き語りで出るんだけど、9mmを観たときと同じような盛り上がりがあってほしいというか。「いいもの見たな」って思ってもらいたかったから。どうやって味方につけようか、ってなったんですよね。もちろんシリアスな曲もあれば、そうじゃない曲もあるから、曲の中ではピリッとしていたいんですけど。どうお客さんを味方につけるかっていうのを弾き語りで何度もやっていたら、エレクトリックの方、バンドの方にも影響が出てきて。すごくオープンな気持ちでいられるようになったんですよね。 ──カバーはどんな曲をやるんですか。 菅原:THE YELLOW MONKEYとかthe pillowsとか。あとは何かゆかりがあるところでやるときは、その思い出を話して曲をやりたいなと思っているので。例えば自分が10代の頃に聞いていたラジオパーソナリティの中村貴子さんが主催するイベントに出たときは、そのラジオでthe pillowsに初めて出会ったから、the pillowsの曲をやったりとか。あとは、自分たちではあまり意識してやっているわけじゃなかったんだけど、9mmはよく歌謡曲的なメロディだよねって言われることがあって。それだけ言われるなら逆にやってみようと、沢田研二さんとか井上陽水さんの曲をやったりもしますね。 ──内澤さんはカバー曲はどうですか。 内澤:カバーはほとんどないですね。 菅原:たくさん音楽を聴いてるから、その影響受けたものをやってみると面白いですよ。 内澤:まだ、全然想像がつかないんですよね。 ──じっくり歌を聴かせるというのはもちろんですが、例えばエフェクターを使ってサウンドの面白さを聴かせてくれるもいますが。そういうところはどうですか。 内澤:やってみたいとは思うんですけど、とくにエフェクターやルーパーを使ってというのもないんです。 ──ひとりでステージに立つことには、徐々に慣れてきたんですか。 内澤:全然ですよ(笑)! バンドなら、いろんな方向に話を振れたりもできますけど、ひとりだと本当に見られる対象になるので、苦手なんですよね。卓郎くんみたいに、喋りがうまいといいんですよ。 菅原:うまくはないんだけどね(笑)。 内澤:ラジオもやったりとかしているし、喋りで何十分か話せるくらいのスキルがあれば、僕も楽しいんでしょうけどね。だから、どうなるんでしょうね。 ──弾き語りでは、普段のライブではなかなかできない曲の話やエピソードを伝えることもできそうですよね。 菅原:それはある。バンドのライブでは流れでやっちゃうような曲も、1曲ずつ話をして演奏できるっていうのは、いいですよね。でも、せっかくだから内澤くんのカバーも聴きたいな。 ──おふたりで何かセッションすることも、考えてますか。 菅原:共通で好きな曲とかがあればそれをやるのも、意外な感じがあっていいんじゃないかな。 内澤:イエモンとか、ジュリーとか? 菅原:内澤くんがジュリーを歌うっていうのはやばいよね。そういえばこういう音楽の話をあまりしたことなかったね。 内澤:ちなみに、9mmの曲で初めてアコギでやった曲ってなんですか。 菅原:多分、「The Revolutionary」かな。あれはバッキングが、ローコードのストロークで。パッと聴きはメロコアみたいな曲なんだけど、これはそのままできるなと。バンドでアコースティックセットでやったときは、カントリーみたいなリズムにしたんですよね。andropでもそうだと思うけど、歌以外のパートにもいろいろと面白さが詰まっているから。それを根こそぎとる勇気が、弾き語りでは必要で。 内澤:そうなんですよね。 菅原:だから、いざ弾き語りでやると、こんな短い曲だったっけなっていうのもある(笑)。どうやってアウトロを伸ばそうかとか。 内澤:9mmは間奏でギターソロがある曲が多いじゃないですか、そういうときはどうするんですか。 菅原:口で言ったりする、♪ルルル〜って(笑)。あとは、「Black Market Blues」では、お客さんに歌ってもらっていて。「今日はギターの人がいないんだよなあ……お客さん、歌ってもらっていいですか?」って言って(笑)。えっ、ギターのパート歌わされるんだ!?っていう、そのみんなの顔がすごくいいんですよ。 ──(笑)STAND ALONEでも普段のバンドのライブとはちがった、弾き語りならではのふたりが見られそうで楽しみです。 菅原:お互いの曲を1曲ずつやるっていうのも、面白いかもしれない。「内澤くんが9mmを歌うの?」っていうこととか。 内澤:それも面白いな。でも、そもそもひとりで長い時間できるのかなっていうのがあるんですけどね。 菅原:大丈夫、喋ればいいから。それか、俺がMCだけしにいく(笑)。 内澤:助かります。きっとMCに関しては、お客さんも僕には期待してないと思うので(笑)。曲はしっかり伝えたいなと思いますね。あとは、ステージが回るっていうのが、未知の世界ですよね。 菅原:ステージが回ることにちなんだ曲でもやる?  内澤:いいですね、これから探しましょう。 Text:吉羽さおり Photo:高田梓 イベント出演情報 ぴあ presents STAND ALONE Vol.7 supported by uP!!! 会場:品川プリンスホテル クラブeX 日時:3月4日(日)16:30開場、18:00開演 出演:菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)× 内澤崇仁(androp) ■2018/2/17(土) 10:00よりチケット発売!詳細はこちら   その他 ■ STAND ALONE ■ 9mm Parabellum Bullet オフィシャルサイト ■ androp オフィシャルサイト  

BLUE ENCOUNT×yonige、頼れる先輩と一味...
 音楽専門チャンネル「スペースシャワ...

BLUE ENCOUNT×yonige、頼れる先輩と一味違う後輩が岡山で熱演「LIVE HOLIC vol.16」【ライブレポート】
 音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント【uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV】。初顔合わせとなる先輩バンドと後輩バンドの2組が火花を散らす、このイベント。2014年7月の札幌を皮切りに、福岡、名古屋、岡山、東京、大阪、仙台、香川、東京での特別編2日間、新潟、広島の地を経て、4年目となる2018年を迎えた。今年は幕開けとして1月と2月に渡り、高松、福岡、大阪、岡山と全国4ヶ所を初のツアー方式で開催。過去に後輩として出演したバンドであるKEYTALK、androp、04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNTが、今度は先輩バンドとして登場する。  ツアー4カ所目となる【LIVE HOLIC vol.16】は、岡山CRAZYMAMA KINGDOMでBLUE ENCOUNTとyonigeが初顔合わせのツーマンを。開場して開演まではスクリーンで、過去に、それぞれのバンドが出演した音楽情報バラエティー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」が上映された。  先攻はyonige。牛丸ありさ(Vo&G)の「大阪、寝屋川、yonigeです」という極めてシンプルな一言により、1曲目『さよならプリズナー』へ。「なんにもない なんにもない なんにもない なんでもない日々です」という歌い出しからして、虚無感しかない。素っ気なく虚無感を歌われる事で、何気なく自分の事を歌ってもらっている様な気がするからこそ、yonigeにのめり込む若者が多いのではなかろうか。「あのこのゆくえ」などサウンドは次第にドカドカ度を増していくが、必要以上に煽る事は無い。MCでのイベント説明も、しっかりと触れようとする後輩バンドが多い中、2015年にBLUE ENCOUNTが後輩バンドとして出てた事に軽く触れ、「光栄です」の一言で〆る。【LIVE HOLIC】初の女性ボーカル出演となった彼女らだが、女性ならではのドライさというか、落ち着きというか、今までの男性後輩バンドとは一味違う冷静さが個人的には心地よかった。  ただ、大阪は寝屋川ならではという表現が正しいかどうかわからないが、いざ本格的に喋り出すと、良い意味でのアホさ(褒め言葉)がある。ごっきん(Ba)の「桃太郎ときびだんごで生計を立てている岡山のみなさん!」という何でもない一言から、どうしても牛丸がきびだんごが食べたくて、BLUE ENCOUNTの楽屋にあったきびだんごをリハーサルで御本人たちがいない間に1個拝借した話が淡々と明かされる。横で、ごっきんは「悪いやっちゃでー!」と笑っているだけ。ヤンチャエピソードではあるが、彼女ら特有のチャーミングさで笑えてしまうのが素敵だ。独特の魅力である。そう思えば、このタイミングでいきなりごっきんが【LIVE HOLIC】担当者に「初めてのガールズバンドは、かっこいいバンドを出したかった!」と言われて、「心打たれました!」といい話をしだす。でも、結局照れ隠しでアホ話になるが、ソリッドでバキバキな「ワンルーム」を鳴らす事で一気にかっこよく見せる。  牛丸「言い残した事ないか?」、ごっきん「マジで何もない! 全部言った!」…、いやいや告知とか色々あるでしょと思わずコッチがツッコみたくなったが、そこからのラスト2曲の振り切れ具合が笑ってしまうくらいに凄かった。唐突なラストスパートであろうと、ふたりが髪を振り乱して全力で音を鳴らす姿を見たら、どうでもよくなる。自分たちのやりたい事をやりたいようにやる潔さが美しかった。  後攻はBLUE ENCOUNT。登場SEが鳴った瞬間の観客によるハンドクラップの迎え方が尋常じゃない盛り上がりに。田邊駿一(Vo&Gt)も「すげー! すげー! むちゃくちゃ良い感じだね!」と笑顔を見せる。1曲目『survivor』から観客も大熱唱し、初っ端からダイバーも続出。とにかく熱狂的に求められている事が充分にわかる。黄色い声援が飛びまくるが、田邊は「全国区のテレビにも出てるからね!」と笑って受け止めながらも、緊張しすぎて親からも注意された裏話を明かす。ここで田邊は2年8ヶ月前に同地で後輩バンドとして【LIVE HOLIC】に出演した事と、担当者を信用できる人と話す。どのように【LIVE HOLIC】が成り立っているかを懇切丁寧に観客に伝える姿からは、しっかりと先輩バンドを引き受けているのだなと感じた。  またyonigeについても、2年前に初めてイベントで共演した事を踏まえ、「本当にどんどんかっこよくなっている」と褒める。そして、「敬意を込めて言います」と前置きした上で、「大人気ないくらいにボコボコにします!」と宣言。そこからぶちかます『THANKS」』は、2年8ヶ月前も鳴らされたナンバー。観客への感謝の念を感じまくる。肩車で担がれた観客がハンドクラップをしながら、舞台を真剣に観る姿も印象的であった。  田邊は「何でもいいからぶつけにきて!」と繰り返し、ラストナンバー『LAST HERO』前のMCでは「もっともっとお前のヒーローになって帰ってくるから、お前も誰かのヒーローになって帰ってこい!」とも言い切った。この2年8ヶ月で観客にとっての頼れる兄貴、頼れるリーダーさえも引き受けた事が伝わってくる。そして、観客も全幅の信頼を寄せている。駆け抜ける様に終わった8曲であった。アンコールでは、3月21日にリリースされるニューアルバム『VECTOR』から、オープニングナンバーの『灯せ』を。最後はシャイなyonigeを呼び込み、観客全員と記念撮影。  今年に入っての4本のツアーは終わり、いよいよ2月12日(月・祝)に東京・新木場STUDIO COASTで開催される番外編イベント【LIVE HOLIC extra】へと繋がる。yonigeは、過去に【LIVE HOLIC】に出演経験のあるSUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQURE GARDENと、これまた熱いイベントで揉まれる事に。そして、今後の【LIVE HOLIC】が、どの様に展開していくかも誠に楽しみである。 Text:鈴木淳史 Photo:渡邉一生 その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ BLUE ENCOUNT オフィシャルサイト ■ yonige オフィシャルサイト  

雨のパレード、サイダーガール、SHE‘S、...
 2018年早々から、高松、福岡、大阪、...

雨のパレード、サイダーガール、SHE‘S、yonigeが過去の出演バンドと熱戦!!「LIVE HOLIC extra vol.2 」【ライブレポート】
 2018年早々から、高松、福岡、大阪、岡山で行われた先輩、後輩バンドによるガチンコのツーマン・ライブ・シリーズ、LIVE HOLIC。そこに出演した若手バンドが一堂に会した「uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra vol.2 supported by SPACE SHOWER TV」が2月12日、新木場STUDIO COASTで開催された。ライブ猛者とのツーマンという武者修行的ライブを経てきたのは、雨のパレード、サイダーガール、SHE’S 、yonigeの4組。そこに、過去にLIVE HOLICに出演したSUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQUARE GARDENがゲストとして招かれて、総勢7バンドによる、なかなかない組み合わせのイベントが実現した。チケットはソールドアウトし、トップバッターを務めるサイダーガールから会場は満員で、観客の期待感がフロアの温度を上昇させていた。 大阪でサイダーガールと対バンをした04 Limited Sazabysが、VTRでバンドを呼び込むという粋な計らいで、ステージへと登場したサイダーガール。04 Limited Sazabysからの「俺らとやったときは微炭酸だったけど、いっぱい振っておいたから。頭からぶしゅーっとやってくれるはず」という愛のあるゲキをもらい、「エバーグリーン」「ドラマチック」と疾走感の高い曲で観客の手をあげさせる。Yurin(Vo/Gt)は、「04 Limited Sazabysにはライブでボコボコにやられた、でもめちゃくちゃかっこよかった」とエネルギーを注入されたことを語り、後半はフジムラ(Ba)と知(Gt)がステージの先端で身を乗り出して勢いを加速させた。荒々しくも爽快に、汗をほとばしらせる爆発感が1番手にふさわしい。 スペシャの番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」のアシスタントVJ・菅沼ゆりがMCを務めるトークコーナーなどを挟み、続くアクトはSUPER BEAVER。サウンドチェックから本番さながらのパワーで盛り上げ、本番も、一瞬にして会場全体を味方につけてしまう。ロックからパンク、ラウドシーンからも引く手数多の、吸引力の高い“ライブ”を見せつける。「今日は、“ゲスト”っていう超かっこいい立ち位置でやってきました。……慣れないって」と笑う渋谷龍太(Vo)。結成14年目を迎えバンドとしてはしっかり脂が乗りながらも、「気合いとか根性とか、そういう暑苦しいのが大好きだ」と言って汗と涙のしみた歌を響かせ、「青い春」「人として」と観客のシンガロングを指揮する。力強くフロアを抱きしめるようなライブは、この4人の真骨頂だろう。 続いて登場した雨のパレードは、そこまでのエネルギッシュな陽のパワーとは一転した独自の空気やグルーヴを生み出した。都会的なソウル、R&Bの香りと甘美なシューゲイザーが入り混じり、じわりじわりと低温火傷させていくアンサンブルに、フロアが酔いしれていく。「みんなで深いところまで、潜ってみませんか」。福永浩平(Vo)の言葉で、「epoch」からよりディープに耽美な音の迷路に誘う。デジタルクワイア的なエフェクティヴなヴォーカルが心地好い。「素敵な先輩、素敵な仲間と戦えて嬉しい」(福永)。そう言って、ラストは3月にリリースされるアルバムから新曲「MARCH」を贈った。 次にバトンを受けたNothing’s Carved In Stoneは2014年7月に行われた、記念すべきLIVE HOLIC第1回のアクトだ(後半に出演するUNISON SQUARE GARDENとのツーマン)。「あの日の熱狂があって、ここまでLIVE HOLICが続いたのかなと自負している。面白くなきゃ、こういうイベントは続かないからね」と村松拓(Vo/Gt)。歴史の一歩目を刻んだライブから4年、イベントは新世代のバンドへと繋がって枝葉を広げていることが、この一言からもわかる。自負はあると言いつつ、いやそれだからか、“圧倒”というほかないパワーで、壮大な音のタペストリーを編み上げて、スタジオコーストを瞬時に熱狂させる。ニュー・アルバム『Mirror Ocean』から新曲「Mythology」も披露し、進化を続けるロックモンスターぶりを見せた。 LIVE HOLIC初の女性ヴォーカルのバンドとなった、yonige。のっけから、「さよならアイデンティティー」「アボカド」と、ヒリヒリとしたリアルな痛みと毒っ気が混じったキラーチューンを連投。しれっとポーカーフェイスでいて、フロアを揺らすキャッチーさ、心をまっすぐ射抜くポップさがいい。後のトークコーナーで、じつは緊張していたと語った牛丸ありさ(Vo/Gt)とごっきん(Ba)だが、「LIVE HOLIC後半戦、楽しんでますか。あと2曲やって、帰ろうと思います。ごっきん、何かいうことある?」(牛丸)、「マジでなんもない」(ごっきん)と平熱なMCでの佇まいと、楽器をかき鳴らした瞬間にグイっとスイッチが入るギャップが面白い。切なさをバーストさせたラスト「最愛の恋人たち」の轟音と、その痺れるような余韻に大きな歓声が湧いた。 続いては、UNISON SQUARE GARDEN。「今日は先輩として呼ばれたので、先輩風吹かしてやろうと思って、肩で風切って楽屋に行ったら、大先輩のNothing’s Carved In Stoneと同じ楽屋でした」(斎藤宏介/Vo&Gt)と言って観客を笑わせつつ、興奮で息をするのも忘れてしまうくらいの怒涛の展開とスペクタクルなアンサンブルで魅せるステージが、最高だ。スリリングな3ピースの音の駆け引きやプログレッシヴな展開に、観客が前のめりで食らいついている。ニュー・アルバム『MODE MOOD MODE』から「君の瞳に恋してない」、そして「Invisible Sensation」「天国と地獄」と畳み掛けた後半は、そのフロアから立ち上る熱や興奮が目に見えるようだった。 そして「LIVE HOLIC extra vol.2」のトリを務めたのは、大阪出身のピアノロック・バンド、SHE’S。これだけのアクトの演奏を受けてステージに立つのは相当なプレッシャーもあったと思うが、「今回のイベントの最後が、後輩のバンドで終わるというのはちゃんと意図があることなんだと思う」(井上竜馬/Vo)と託されたバトン・想いを背負っていく気概が、スケール感のある演奏に映っていた。「Un-science」「Freedom」の高揚感、重厚なクライマックス感のあるアンサンブルで聴かせた「Ghost」、自然とフロアのハンドクラップやシンガロングが生まれる「Over you」「遠くまで」と、多幸感あふれるサウンドで会場を包み込んだ。アンコールに立ったSHE’Sは、「今度は先輩バンドとして、ステージに立てるように音楽を続けて、このイベントも続いていきますようにと願いを込めて」と「Curtain Call」を歌った。頼もしい言葉と、音楽にこれからへの期待が募る。それぞれのバンドの今と、イベントとしての成長も感じる一夜となった。 このライブの模様は、4月13日(金)21:30~23:00、スペースシャワーTVにて放送されるので必ず目撃してほしい。 Text:吉羽さおり Photo:岸田哲平=雨のパレード /サイダーガール / SHE’S / yonige Viola Kam (V‘z Twinkle)= SUPER BEAVER / Nothing’s Carved In Stone / UNISON SQUARE GARDEN オンエア情報 スペースシャワーTV 「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」 初回放送:4月13日(金)21:30~23:00  

04 Limited Sazabys×サイダーガール、大...
音楽専門チャンネル「スペースシャワーT...

04 Limited Sazabys×サイダーガール、大阪で圧倒的な成長と勢いを見せた「LIVE HOLIC vol.15」【ライブレポート】
音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。初顔合わせとなる先輩バンドと後輩バンドの2組が火花を散らす、このイベント。2014年7月の札幌を皮切りに、福岡、名古屋、岡山、東京、大阪、仙台、香川、東京での特別編2日間、新潟、広島の地を経て、4年目となる2018年を迎えた。今年は幕開けとして1月と2月に渡り、高松、福岡、大阪、岡山と全国4ヶ所で開催。過去に後輩として出演したバンドであるKEYTALK、androp、04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNTが、今度は先輩バンドとして登場する。  2018年第3発目となる【LIVE HOLIC vol.15】は、04 Limited Sazabysとサイダーガールが初顔合わせのツーマンを。開場後はスクリーンで、過去に、それぞれのバンドが出演した音楽情報バラエティー番組『チュートリアルの徳ダネ福キタル♪』が上映された。また、開演直前に影アナによるスタッフの前説で、サイダーガールが04 Limited Sazabysを高校時代によく聴いていたエピソードも明かされた。イベントコンセプトに沿った丁寧な説明で思わず感心する。  先攻はサイダーガール。先日放送された「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」に、バンドのマスコットキャラクター“サイダガちゃん”の特製お面で出演した3人。この日も特別に、その姿で現れた。演奏前から、観客が前方に押し寄せている事が2階席から見える。それだけに1曲目「エバーグリーン」が始まった瞬間に改めて観客が前方に押し寄せた状況は、勢い溢れる凄くエキサイトした瞬間であった。ギターリフからして疾走感しかない4曲目「スワロウ」など、序盤は一気に駆け抜ける。  Yurin(Vo.Gt)がMCで『LIVE HOLIC』の説明、そして先月からの4本のツアー説明を、まるでスペシャの人かと思うくらいに丁寧に観客に話し掛ける。その上で「フォーリミの後輩というか、子分になりたい!」などと謙虚ジョークを飛ばしたところで、「なまけもの」へ。個人的には、この日のサイダーガールにおけるハイライトであった。序盤、勢いでぶっ飛ばしてきた彼らが気だるさを感じさせるミドルテンポで、「あーあ 何にもやりたくないわ」とくだらない毎日について歌う。それを観客がハンドクラップをしながら口ずさむ。高揚感の共有も大切だが、虚無感の共有はもっと大切である。日常生活なんてやるせない事ばかりで、そんな気持ちを抱えた観客たちにとっては、よりリアルに感じた歌であったと想う。  Yurinは改めて自分の口から高校時代に04 Limited Sazabysに出逢った事、そして初めて聴いた楽曲が「buster call」だと明かす。だからこそ、同じステージに立っている喜びを本気で噛みしめている事も伝わってくる。終盤は、来月リリースのニューシングル「パレット」から、Yurinがハンドマイクでギターを下ろして自由に歌う「メランコリー」と、より加速した勢いを感じた「オーバードライブ」の3連発で〆られた。  後攻は04 Limited Sazabys。サイダーガールの時から前方に観客が押し寄せる現象の凄みを感じていたが、また輪をかけたように、その現象は凄みを増していく。1曲目「swim」からダイバーは続出し、続く「Warp」の時点で、彼らが完全にその場を支配している事に気付く。ちょうど2年前同じ場所で後輩として先輩のORANGE RANGEと初ツーマンをしていた彼らの圧倒的な成長に驚かされる。とにかく観客が求めているし、一挙手一投足全てに大きな反応が返ってくる。  3曲終わったところで、スタッフが大きな升に入れられた豆と赤鬼のお面をGEN(Ba.Vo)に渡す。赤鬼のお面を被ったGENが観客に豆を投げるという愉快な逆転関係に。そんな楽しい一幕から、GENは「あんな良い曲を歌う若い芽は潰さなきゃ!」と笑いながら、自分たちもORANGE RANGEを高校時代に聴いていたと、サイダーガールと自分たちの関係を照らし合わせながら語る。そして「fiction」の様な衝動的なナンバーから「Letter」の様な情緒的なナンバーまで幅広く聴かせていく。  主催のスペシャについても、GENは「『LIVE HOLIC』や『スペシャ列伝』に呼んでもらって、今は番組もやってるし、今やファミリーとして信用しています」と話し、その流れから、メジャーデビュータイミングの2015年4月にスペシャの“POWER PUSH!”に選ばれた「Terminal」へ。馴れ過ぎた関係性ではなく、良い意味で緊張感を持った関係性を、このイベントに関わる全ての人間が持っているからこそ、このイベントには訴えかけるエモさがあるのだと毎回感じる。  アンコールでは5月11日の大阪城ホールワンマンについても触れて、「Squall」を披露。この曲がセットリスト的にはラストナンバーであったが、GENは「もう1曲暴れられる曲を!サイダーガールとの出逢いの曲!!かかってこいよー!!!」と、まさかの「buster call」を急遽鳴らす。サイダーガールのメンバーが袖で大喜びしながら暴れている姿が何とも可愛らしく、とても印象に残った。最後は出演者全員と観客全員で記念撮影を行ない、大熱狂のまま幕を閉じた。  今後、サイダーガールは2月12日(月・祝)に東京・新木場STUDIO COASTで開催される番外編イベント「LIVE HOLIC extra vol.2」にも出演。過去に「LIVE HOLIC」に出演経験のあるSUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQURE GARDENと、これまた熱いイベントで揉まれる事に。そして、次回の【LIVE HOLIC vol.16】は、2月10日(土)岡山CRAZYMAMA KINGDOMにて、BLUE ENCOUNTとyonigeの初ツーマンとして開催される。 Text:鈴木淳史 Photo:渡邉一生 その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ 04 Limited Sazabys オフィシャルサイト ■ サイダーガール オフィシャルサイト  

androp×雨のパレード、初顔合わせの福岡...
【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIV...

androp×雨のパレード、初顔合わせの福岡で互いの「熱」をぶつけ合う!「LIVE HOLIC vol.14」【ライブレポート】
【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV(2月公演) 詳細はこちら  音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。初顔合わせとなる先輩バンドと後輩バンドの2組が火花を散らす、このイベント。2014年7月の札幌を皮切りに、福岡、名古屋、岡山、東京、大阪、仙台、香川、東京での特別編2日間、新潟、広島の地を経て、4年目となる2018年を迎えた。今年は幕開けとして1月と2月に渡り、高松、福岡、大阪、岡山と全国4ヶ所で開催。過去に後輩として出演したバンドであるKEYTALK、androp、04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNTが、今度は先輩バンドとして登場する。  2018年第2発目【LIVE HOLIC vol.14】は、福岡DRUM LOGOSでandropと雨のパレードが初顔合わせのツーマンを。開場して開演まではスクリーンで、過去に、それぞれのバンドが出演した音楽情報バラエティー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」が上映された。  先攻は雨のパレード。静寂の中、大澤実音穂(Dr)がドラムパッドを叩き、山崎康介(Gt)がシンセサイザーを弾いていく。4人編成のバンドではあるが、既存のバンドスタイルには捉われないなと思いつつ、1曲目「Change your mind」を聴いていたら、福永浩平(Vo)が「自由に!」と叫んだ。福永自身がハンドマイクで気持ち良さそうに体を揺らしながら歌っていて、自由だなと眺めていただけに、まさしくと思う。その上で「Change your mind」、つまり、あなたの心を変えようとしている訳で、何とも大胆不敵だなと初っ端から期待が膨らむ。  2曲目「Tokyo」。時に福永がシンセサイザーを触りながら歌い、ムーディーでもあるが、歌詞を聴くと東京の街で虚無感に襲われながら生きる若者の姿がリアルに描かれている。洒落たサウンドにより、ウェットさを感じさせないが、音楽への誠実さを感じるナンバー。福永の「『LIVE HOLIC』は、先輩と後輩がバーサスする。そして、我々が戦うのはandrop。我々の地元九州で、高校時代に聴いていたバンドと出来るのは嬉しい」というMCも、更に響く。4月という新しい季節を迎える人々への卒業ソング「MARCH」も披露するが、平熱に見せながら、このバンドが確実に熱いメッセージを持つ事がわかった。  「What’s your name?」では、「奇跡を起こしてDance Music」と歌詞にもあるように、とにかく自由に踊らせようとする。ビール片手に自由に楽しそうに踊る観客も出てきた中、ラストナンバー「new place」へ。「今日はバーサスという事なんで、勝ちに来た。後輩だけど。次は先輩で出たい」という力強いMCも印象的だったが、曲中もマイクを通さず言葉にならないシャウトを繰り返す。観客全員も手をあがる中、どんどんサウンドは激しくノイジーになっていく。最初、冷静な感を受けただけに、最後、情熱で持っていく様は誠に恰好が良かった。  後攻はandrop。1曲目「Voice」から自然にハンドクラップが起き、自然に手も上がっていく。佐藤拓也(Gt&Key)が鍵盤を弾き、まだ始まったばかりだと言うのに、伸びやかな空気が出来上がっている。もちろん後輩が温めた空気もあるだろうが、流石は先輩というキャリアの積み重ねを感じた。内澤崇仁(Vo&Gt)の「まだ、いけるでしょ!?」というMCからも余裕が伝わってくる。続く「Sunny day」では爽やかなサウンドに見せかけ、前田恭介(Ba)のベースによって不穏さもある楽曲。ダイナミックな新曲「Joker」も畳み掛け、内澤が喋り出す。  「前に『LIVE HOLIC』に出たのは2014年で、4年ぶりに帰ってこれました。それも、まさかの先輩で。でも、雨のパレードで、みんなが持っていかれてるのを観て、自分も持って行かれそうになって。だから、先輩として良いところをみせたいです」。3年3ヶ月前の「vol.2」では先輩のストレイテナーとバーサスした彼らが、今回は先輩の意地を見せ、後輩に負けたくない気持ちをストレートに明かした良いMCであった。未発表曲も披露したが、まさしく感謝の気持ちをストレートに表現した楽曲で、現在の彼らの調子良さが伝わる。  「最後にみんなで歌いたい曲があります!」と内澤が宣言してからの「Yeah! Yeah! Yeah!」では、その名の通り「Yeah! Yeah! Yeah!」という歌声が観客全員で合唱された。アンコールでは内澤のみが登場して、ひとりで「Tokei」を弾き語る。  実は、その前に雨のパレードとの出逢い、この日も歌われた「Tokyo」という楽曲が好きだという事を長く長く熱い想いを込めて、ゆっくりじっくりと内澤は話していた。アンコールラストは福永を呼び込み、雨のパレード「Tokyo」をセッション。福永いわく「『A-Studio』の笑福亭鶴瓶さんみたいだった!」という内澤のひとり喋りは強い気持ちと強い愛しかなく、改めてツーマンの素晴らしさを感じた。この文章に何度も何度も登場するように、このツーマンは「熱」という言葉がポイントになった様に想う。緩やかで穏やかなイメージもある2組だけに、その熱は余計に沁みた。  今後、雨のパレードは2月12日(月・祝)に東京・新木場STUDIO COASTで開催される番外編イベント「LIVE HOLIC extra vol.2」にも出演。過去に「LIVE HOLIC」に出演経験のあるSUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQUARE GARDENと、これまた熱いイベントで揉まれる事に。まだまだ始まったばかりだが、2018年の「LIVE HOLIC」は、まだまだ熱くなりそうだ。そして、次回の【LIVE HOLIC vol.15】は、2月3日(土)なんばHatchにて、04 Limited Sazabysとサイダーガールの初ツーマンとして開催される。 Text:鈴木淳史 Photo:渡邉一生 イベント情報 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 会場:高松、福岡、大阪、岡山、東京の全国5箇所 出演者、各公演のスケジュールは下記よりご確認ください。 ※高松、福岡公演は終了しました。 uP!!!受付 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV(2月公演)受付期間:2018年1月26日(金) 12:00まで 詳細はこちら   その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ androp オフィシャルサイト ■ 雨のパレード オフィシャルサイト  

【LIVE HOLIC vol.15対談】GEN(04 Limi...
【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIV...

【LIVE HOLIC vol.15対談】GEN(04 Limited Sazabys)×Yurin(サイダーガール)「ツーマンだと、勝負!タイマン!みたいな気持ちになるんですよ」
【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV(2月公演) 詳細はこちら  2018年の年明けから全国5ヵ所での開催が決定した、ツーマン・ライブ・シリーズ「uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。今回は、過去に後輩として出演したバンドが、先輩となって前回と同じステージに立つという特別な一夜となる。2月3日、大阪なんばHatchのステージには04 Limited Sazabysとサイダーガールが登場する。メロコアからロック/ポップシーン、ラウドシーンを縦横無尽に行き来し、今やライブバンドとして大きな会場から主催フェスも沸かせるフォーリミと、その爽やかなバンド名同様、青春の憂いや切なさ、陰りをも、ポップな魔法で甘酸っぱく、きらめきのある物語へと昇華するニューカマー、サイダーガール。共振するポップ心を持ちつつも、これまで出会えそうで出会えなかった両者だけに、いい化学反応が起こりそうな予感だ。この対談で初対面となったGEN(04 Limited Sazabys)とYurin(サイダーガール)に、それぞれの音楽についてライブについて、語り合ってもらった。 ──今回が初の対バンだということで、今日の対談で少しでもお互いを知っていただければと思います。Yurinさんは学生時代から、04 Limited Sazabysを聴いていたそうですね。 Yurin:そうです、高校3年とか大学の時だったんですけど。SOUND TVというインディーズ系のバンドのPVが観られる動画サイトがあって──。 GEN:懐かしいなあ。 Yurin:そこでよくメロコアが流れていて、04 Limited Sazabysも流れていたんです。僕は高校生の頃、パンクとかメロコアがすごく好きで。ずっといろんなバンドを探して聴いていて。フォーリミを初めて聴いたときは、すごく新しいなと思いました。声質とかメロコアの感じも、聴いたことがなかったタイプのバンドで、めっちゃいいなって思って、そこからずっと聴いてます。ほんとですよ? GEN:ありがたいですね(笑)。いつもは、そういうことを言っている側だったので。 ──いよいよ、“先輩”になってきたのでは。 GEN:最近になって言われるようになりました。「高校生の時に聴いていました」とか、「登校中に聴いてました」って言われると、そんな前から知ってくれているんだって。たしかに長くやってきたもんなという感じですしね。そんな年になってきたのかと思って。 ──サイダーガールは結成の仕方が、とても今っぽいなと思うんです。メンバーそれぞれ、動画サイトで自分の曲を投稿をしていた3人で結成しているんですよね。 GEN:最初は、誰発信ではじまったの? Yurin:ギターの知が、リーダーで。彼が、僕とベースを誘ってくれて、結成したんです。それまで個々の活動でオリジナルの曲を作っていたりしたんですけど、結成するまでお互いの顔も知らないくらいで。 GEN:今風だなあ。 ──学生時代などは、周りにバンドをやろうという子はいなかったんですか。 Yurin:僕は地元が九州なんですけど、家の近くにライブハウス自体が少なくて。オリジナルでライブがたくさんできるような環境がなかったんです。なので、早い段階で、東京に行こうかな、上京したいなというのはありました。上京しようというタイミングでバンドに誘ってもらえたので、すごくよかったなと思います。 ──GENさんは、サイダーガールの音楽についてはどう思いましたか。 GEN:まず曲がめちゃくちゃいいなと思いましたね。絶対みんな好きじゃないですか。ポップスとして、センスのある気持ちのいい音楽だなって思いましたね。 Yurin:ありがとうございます。 GEN:もっと複雑にしたりアレンジを練りこむこともできると思うんですけど、そうしてないのもいいなと思いましたね。そういう集まり方をしたバンドって、わりとみんなプレイヤーとしてもスキルが高いから、(技術的に)見せてくるっていうところもあるじゃないですか。それもすごくかっこいいんですけど、そうじゃないっていうのがいいなって。 Yurin:いや単純に、それぞれがヘタくそなんですよ(笑)。 ──みなさんプレイヤー気質というよりも、作曲家タイプですかね。 Yurin:曲を作るのが楽しくて。作った曲をバンドでやってみたいなというメンバーなんです。なので、ギターの知も、もともとはドラムを叩いていたんですけど、曲を作りはじめてからギターをはじめて。バンド結成と同じくらいのタイミングでギターをやっているんですよね。 GEN:それまではバンドも一切やってなかったんだ。学校のクラスではみんな、どんな感じだったのか、気になるよね(笑)。僕みたいなタイプだと、元気で、テンション高いし目立つ方だから、バンドやりたいって言えば自然とその場がやろうって空気になると思うんですけど。それよりは、思いを内に秘めて、家でひとりでコツコツ練習をしているようなタイプだよね? Yurin:もともとそんなにアクティブな方ではないというか。どちらかと言えば、インドアで、家でいろいろする方が楽しいタイプだったので。 ──バンドやりたいともなかなか言えず。 GEN:昔だったら多分、僕みたいな声のでかいやつしか届かなかったようなことが、ネットの時代になって、じつはむちゃくちゃすげえみたいな人がいっぱい出てこられるじゃないですか。そういうのはいいなって思いますね。 ──思いを秘めている分、自分の音楽のビジョンとか美学は突き詰めていそうですが、その点はどうですか。 Yurin:メンバーそれぞれ、こだわりはありますね。サイダーガールは、全員曲を作るんですけど、曲を書いた人が歌詞もつけるんです。なので、その曲に対する、それぞれのこだわりというのはあるかもしれないですね。僕の場合は……結構、ほかのふたりは悪く言えば女々しいというか、湿度のある感じの曲や歌詞を作るんですけど。僕は、学生時代にメロコアやパンクが好きだったのもあって、尖り気味で……って自分で言うのもなんですけど(笑)。カラッとした方が好きですね。そういうところで、ふたりとはちがうこだわりはあるかもしれないです。 ──だからこそ、フォーリミが琴線に触れたんですね。 GEN:僕ら自体はカラッとしてるとは思うんですけど、でも湿度っていうのもあると思いますしね。さっきYurin君はパンクとかを聴いていたっていうことでしたけど、僕は、ずっとパンクは聴いてきたけど、サブカルチャー的なバンドも聴いていたんですよね。クリープハイプとかBase Ball Bearとかフジファブリックとかも好きで、でもパンクも聴いているっていう感じだったので。だから、逆だけど一緒という感じだと思うんですよね。サイダーガールの曲を聴いたとき、イントロの感じがちょっとGOOD4NOTHINGっぽいなと思ったりとか、確かにメロディック好きなんだろうなっていうのは感じましたね。 Yurin:そうですね。でもずっと、メロコアとか速いビートというイメージが04 Limited Sazabysにはあったんですけど、「swim」(2014年1stシングル「YON」収録)を聴いたときに、ああ、ポップだなと思ったんです。 GEN:「こういうのもやるのか、こいつら」と(笑)。でも、確かに『Marking all!!!』(2010年/1stミニアルバム)から知っていてくれたら、「swim」を聴いたときはびっくりしたかもしれないですね。僕らも出すときに、これでいいのかなって、ちょっと思いましたからね。 Yurin:めちゃくちゃいい曲じゃないですか。引き出しというか、幅がすごいなと思ったんです。 ──自分も多彩な音楽ルーツも、どんどん04 Limited Sazabysとしても出していいなというのはあったのでしょうか。 GEN:そうですね、それこそさっきも言っていたようにHi-STANDARDを聴いているときも、フジファブリックを聴いたりとか。パンク生まれだけどサブカルで育っている感じなので。もちろんいろいろ好きなものはあるんですけど、インディーズ時代は、“僕らはパンクバンドだ”とか、“僕らはメロコアバンドだ”っていう規格が誇りっていうのが、微妙にあったと思うんです。だから、こういうことやっちゃダメだろうとか、これは俺らじゃないでしょうっていう行き止まりが、昔はたくさんあって。でも少しずつ状況が変わるにつれて、殻を破れるようになってきましたね。今は何をやっても、“らしく”なるようになったので。 ──だからこそ今、04 Limited Sazabysはパンクシーン、ポップシーン、ラウドシーンに橋をかけられるようなバンドになっていると思うんですよね。 GEN:僕らは、活動も特殊なんですよね。メロコアシーンからはじまったんですけど、ポップシーンとか歌もの、ラウドとか、どこへでも、どのイベントもやれるタイプだったので。それは絶妙に、いいとこどりかもしれない(笑)。 ──それはある程度、想定もしていたことですか。 GEN:してなかったんですけどね。でも、最初は英語詞ではじめて、日本語の曲を書きはじめたときに、ギターロックのバンドともやりたいと思って。でも実際にやってみるとみんな、圧倒的に技術的にうまい人ばかりだし、全然まだまだだって思わされたんですよね。ラウドとやってもみんなうまいし。メロコアは、所謂うまい/ヘタじゃないかっこよさっていうのもあったと思うんです。その人のバンドマンとしてのかっこいい生き様や輝きが、バンドのかっこよさだっていうような。そういう場所で育ったのも、僕らはよかったと思うんです。 ──サイダーガールはこれからどんどんライブをやっていくところだと思いますが、今思うサイダーガールのライブのあり方とはどういうものですか。 Yurin:僕らもまだ、ライブって何だろうなって感じなんです。最初は、歌もののギターロックをやっていこうという感じではあったんですけど、最近はよりたくさんの人に触れてもらうには、どうすればいいだろうというところから、ピアノの音だったり同期も使うようになって。それをはじめてから、自分たちでの楽しみ方、自分たちのライブの楽しみ方がわかってきて。楽しめることによって、お客さんも楽しんでいるなっていうのが、分かるようになってきたんです。どちらも楽しんでやらないとダメなんだなっていう考えになりました。最初の方は、「まだうまくないしな」とか「こんなに大勢の前に立って大丈夫かな」っていうのがすごくあったんですけど。最近は、ただただ楽しもうっていう考えに至りました。 ──04 Limited Sazabysはライブということでは、ジャンルがちがう、異種格闘的な戦いを多くしてきていると思うんですが、そういう経験から、サイダーガールに伝えられることはありますか。 GEN:今でこそ自分たちのお客さんがいっぱい入るようになって、自分たちの曲、自分たちのことを知ってくれているお客さんを前にやることが増えたんですけど。どうしてもアウェイな時ってあるじゃないですか。自分たちのことを全然知らないとか、期待されてないとか、興味がないっていうときに、いかに届けられるかじゃないですかね。そこで勝ち続けてこれれば、お客さんは増えるし。僕らはそこで戦ってこれたかなという気はしているので。さっき、自信がなくて自分が楽しめなかったというのもあったと思うんですけど。完全に“ショー”みたいな感じで、お客さんを楽しませることだけに集中するタイプの人もいていいと思うし、それもいいと思うんです。僕らはそうじゃなくて、僕らが興奮して、僕らが楽しんで、それを伝染させるっていうものなんですよね。だから、ショーというよりは“ライブ”をしたいとずっとやってきたかなと思う。 Yurin:僕らのお客さんは、じっと音楽を聴いてくれる人が多いんです。それもそれで正解だと思うし、いいと思っているんですけど。より楽しさというか、本当に幸せな空間なんだなっていうのが、目に見えて伝わるライブをフォーリミはやっているなというのは、いつも思いますね。 ──今回対バンすることで、サイダーガールのお客さんも「こんなふうに楽しんでもいいんだな」という発見もありそうですね。 GEN:ドン引きされちゃうかもしれないけど(笑)。 Yurin:その時は、僕らが怒るので(笑)。 ──2月3日のLIVE HOLIC Vol.15は04 Limited Sazabysとしては、ちょうど“Squall tour”のワンマンのシリーズが終わった直後で、いい熱やテンションを持ったまま迎えられそうなライブで、とても楽しみですね。 GEN:僕らは、ずっと対バン文化で育ってきたので。とくにツーマンだと、勝負!タイマン!みたいな気持ちになるんですよ。そういうときの方が、絶対にいいライブができますしね。先に出た相手がすごくいいライブをすると、相乗効果で、それを超えて僕らがいいライブをできたりするんですよね。 ──こういうツーマンという形式でも、先輩として呼んでもらえることも増えていますか。 GEN:まだあまりないかもしれないですね。最近だと、後輩のバンドのENTHとか、My Hair is Badが呼んでくれたのは嬉しかったですね。ずっと呼んでいた側から、呼ばれるようになって。しかもENTHだったら、渋谷のクアトロがソールドアウトした状態で呼んでくれて、マイヘアだったらZepp Sapporoがソールドした状態で呼んでくれて。それはすごく、感慨深かったし、嬉しかったんですよね。自分がいいと思っていた後輩たちが、ちゃんとついてきてくれている感じというか。なんなら、抜かれるんじゃないかっていうプレッシャーを与えてくれるのはいい刺激になります。僕らが、先輩に早く追いつきたい、あいつら早くいなくなれとか思っていた気持ちと、逆になってきたんだなって(笑)。 ──もしかしたら、そう思っている後輩もいるかもしれませんからね(笑)。 GEN:そういう危機感を持ちはじめましたね。だから、早く若い芽は摘まなきゃなっていう。 Yurin:怖い(笑)。 ──では、サイダーガールとしてはこの日はどう臨みますか。 Yurin:僕らも、対バン・イベントが好きというか、いろんなバンドと対バンしたいなという気持ちがあるので。しかも今回は本当に初めての対バンなので。共演者としてライブを見るのも楽しみだし、共演者として僕らがフォーリミの前にライブをするというのも楽しみだし。 GEN:サイダーガールがいいライブをしてくれるほど、僕らもいいライブができるので。 Yurin:いい感じで、フォーリミにバトンタッチできるようなライブをするために、これからさらに練習します。 Text:吉羽さおり Photo:高田梓 イベント情報 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 会場:高松、福岡、大阪、岡山、東京の全国5箇所 出演者、各公演のスケジュールは下記よりご確認ください。 ※高松、福岡公演は終了しました。 uP!!!受付 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV(2月公演)受付期間:2018年1月26日(金) 12:00まで 詳細はこちら   その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ 04 Limited Sazabys オフィシャルサイト ■ サイダーガール オフィシャルサイト  

3000人が大熱狂。ヤバイTシャツ屋さんが...
 ライブシーンで大ブレイク中のヤバイT...

3000人が大熱狂。ヤバイTシャツ屋さんが待望のニュー・アルバム『Galaxy of the Tank-top』を銀河最速初披露したフリーライブ!【uP!!!NEXTライブレポート】
 ライブシーンで大ブレイク中のヤバイTシャツ屋さんが、1月9日に東京・豊洲PITでフリーライブ『uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん ~大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ~』を開催。アンコールを含む全23曲を披露するフルボリュームのステージで、超熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いた強運な3000人のオーディエンスたちを熱狂させた。  この日はヤバTにとって2018年1発目のワンマンライブ。しかも、1月10日リリースの2ndフルアルバム『Galaxy of the Tank-top』のフラゲ日ということもあり、冬の海風が吹きつける会場周辺には会場前から大勢のファンが集結。周囲を見回すと、『Galaxy of the Tank-top』の全曲トレーラー映像をスマホでチェックしながらライブの予習をしている人の姿も見受けられる。 「始まるよ~!」の声が響くと、SEとともにメンバーがステージに登場。大歓声の中、「1曲目から新曲やらせてもらいます!」と、いきなりニュー・アルバム『Galaxy of the Tank-top』の1曲目に収録されている「Tank-top in your heart」を披露。フラゲ日が故に、観客の大半はこの瞬間に初めて聴くはずのナンバーなのに、場内は途中のギターソロやデスボ・ゾーンにも手を高らかに上げて熱狂。するとステージの後ろに巨大なタンクトップ神が降臨。キュートだけど巨大なタンクトップ神の姿に、場内から地鳴りのような歓声が上がる。さらに続けてタンクトップ繋がりでおなじみの「Tank-top of the world」を披露。さっきまで腕を組んで新曲を神妙に聴いていた後方のオーディエンスたちも、すっかり笑顔で飛び跳ねているのが見える。 「始まりましたよ~。『uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん ~大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ~』。無料ライブ、最高やんな」とこやまが観客に問いかけると、「大人がほんまにいろいろ頑張ってくれたおかげで出来るんやで」と、ベース&ボーカルのしばたありぼぼが続ける。再びこやまが、「初めてヤバイTシャツ屋さんを見る人!」と場内に問いかけると、予想外に多くの手が挙がる。「ワンマンやのにアウェイ?」と動揺しつつも、「今日めちゃめちゃ曲やります。にわかの人もめちゃくちゃいると思いますけど、周りの人見て乗ってください(笑)」と、初見の観客もさりげなくフォローするこやま。さらに、すでにダイブの坩堝と化している最前の観客にも、「死なんといでや。危ないと思ったら後ろの方で見てな」と、ライブバンドらしい気遣いを見せる。  今作収録の「メロコアバンドのアルバムの3曲目ぐらいによく収録されている感じの曲」では、曲の途中でさりげなく「ヘドバン!」と合図。<しゃがめしゃがめ~>と、歌詞で歌われてる通りに観客を促すと、実際にフロアの全員がしゃがみ込んでからのジャンプ!を決める。また、新曲の中でもとくにユニークな「DANCE ON TANSU」では誰もが手を左右に振ってダンス。「初披露です」というこやまのMCで始まった「眠いオブザイヤー受賞」では、冒頭から場内中がシンガロング。つまり、大半の観客がライブ前に既発のシングルやトレーラーを聴き込んだりフラゲしたりして、新曲をしっかりチェックしてからライブに挑んでいる、ということに違いない。そもそも、発売前のニュー・アルバムからの新曲(一部既発のシングルにも収録)にも関わらず、「メロコアバンドの~」のように、まさに曲名通り、フェスやライブでよく見かけるあの一体感まで作れてしまうヤバTの音楽知識と楽曲のクオリティ、改めて侮れない。  この日は次々と披露される『Galaxy of the Tank-top』からの新曲とともに、「喜志駅周辺なんもない」や「ZIKKA」、「寝んでもいける」などの旧曲もたっぷりと披露。MCでは、雄叫びをあげる観客をいじったり、しばたがニャンコスターのものまねを披露したり、「出身中学の軟式テニス部は岡崎体育とヤバイTシャツ屋さんを排出した音楽の名門」と、コア過ぎる地元、関西ネタで場内を笑わせる。さらに<uP!!!のスタッフめちゃ優しい、uP!!!のスタッフ感じがいい、uP!!!のスタッフ接しやすい>と、アドリブを交えて歌うなど、演奏以外の時間もオーディエンスをたっぷり楽しませていく。 「ネクストブレイクと言われるようになったここ1〜2年。最近はもう、ブレイクせんでもええんちゃうかな、ずっとネクストブレイクのまま消えないという事がええんちゃうかなって思ってるんです。だから、「uP!!!NEXT」に出れて良かった。そういう気持ちを周りくどく歌った歌、行きます」とこやまの言葉で、「流行のバンドのボーカルの男みんな声高い」へ突入。曲名だけで初見の客の心をつかみ、なおかつ思わずうなづく歌詞の内容、そして何よりも、楽曲自体のクオリティとライブで鍛えた演奏力でオーディエンスを虜にしていくバンド力の高さこそが、ヤバTの真の魅力だと再確信する。 「今日のライブ楽しかったっていう人?(場内中が挙手)全員CD買ってくれ。CDが売れないと言われてる時代やから、だからこそ僕らはCDを買ってほしい。細かいところまでこだわって作ってるわけですよ」というこやまの熱いMCの後は、オリコン週間ランキング2位を獲得したヒット曲「ハッピーウェディング前ソング」を披露。紅白の銀テが発射され、祝宴ばりのめでたい演出に歓声が上がる。アンコールでは再び巨大なタンプトップ神が降臨。そして、今後披露されるであろう亀田誠治氏プロデュースによる「肩 have a good day -2018 ver.-」ではなく、聴き納めとしてオリジナル版「肩 have a good day」を披露。ドラムのもりもりもとの美しい口笛が響いた後、ピンスポットが照らす中、アカペラで熱唱するこやま。最後に、「ヤバイTシャツ屋さんが初めて作った曲やって帰りたいと思います」というこやまのMCで「ネコ飼いたい」をアグレッシヴに披露。観客のスマホのライトが揺れる感動的な場面で熱唱される<ネコ飼いたい>というシュールなフレーズ。シリアスで熱い演奏とのギャップに思わず笑いと涙がこみ上げてくる。 「ありがとうございました!『uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん ~大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ~』、これで終了ですー!CD買ってくれよ~!」。全23曲を披露した後、こやまの絶叫が豊洲PITにこだまする。「アルバム買おーっ!」。終演後、熱気冷めやらぬ会場内で楽しそうに話す観客の声が耳に飛び込んできた。いや本当に、ヤバイTシャツ屋さんの2ndフルアルバム『Galaxy of the Tank-top』は、音楽性の高さと面白さと感動が詰まった最高の一枚なので、年末年始にボーナスやお年玉を手に入れた人は絶対に手に入れた方がいい。 Text:早川加奈子 Photo:高田梓

KEYTALK×SHE’S、LIVE HOLIC4年目の幕開...
【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIV...

KEYTALK×SHE’S、LIVE HOLIC4年目の幕開けとなる高松で火花を散らす!「LIVE HOLIC vol.13」【ライブレポート】
【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV(2月公演) 詳細はこちら  音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。初顔合わせとなる先輩バンドと後輩バンドの2組が火花を散らす、このイベント。2014年7月の札幌を皮切りに、福岡、名古屋、岡山、東京、大阪、仙台、香川、東京での特別編2日間、新潟、広島の地を経て、4年目となる2018年を迎えた。今年は幕開けとして1月と2月に渡り、高松、福岡、大阪、岡山と全国4ヶ所で開催。過去に後輩として出演したバンドであるKEYTALK、androp、04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNTが、今度は先輩バンドとして登場する。  2018年第1発目【LIVE HOLIC vol.13】は、高松festhalleでKEYTALKとSHE’Sが初顔合わせのツーマンを。開場して開演まではスクリーンで、過去に両バンドが出演した音楽情報バラエティー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」が上映された。  先攻はSHE’S。1曲目「Un-science」から、井上竜馬(Vo,Key)が鍵盤を奏でながら、両手を大きく使い観客を煽っていく。登場SEから観客によるハンドクラップが起きていた程、会場は温まっていたので、続く「Freedom」の様な疾走感ある楽曲では、より観客は盛り上がる。  「香川は2年ぶり3回目…、甲子園的に言うと!」など井上は関西出身らしく、MCでも流暢に観客に話し掛けていく。その流れで昨年12月にリリースされたアルバム収録の「White」の様なしっとりしたナンバーを聴くと余計に沁みる。結婚式をテーマにしたという説明もされた上で聴くと、リアリティーも増す。マイクを持ってセンターに出た井上は、ファルセットも効かした歌声で観客を魅了していく。  赤い照明がドラマチックだった「Flare」や白いスモークが神秘的だった「Ghost」などを経て、井上が語り出す。「このまま後輩で終わるつもりはなくて、先輩として『LIVE HOLIC』に帰ってきます。変化を恐れず、どんどん変化して進んでいきます!」。そして「Change」が披露されたが、このMCから力強さを感じた。思えば、1年3ヶ月前はKEYTALKも同地で後輩として出演していた訳で、次の高松に彼らが先輩として出演したら、こんなに格好いい事は無いだろう。  終盤は、観客が自然に『もっと遠くまで~』と間奏で歌い出した「遠くまで」から、井上が鍵盤ではなくギターを演奏した「Curtain Call」と続いた。「全員に歌います! 照明さん、すみません、みんなの顔が見えるようにして下さい!」と井上が訴えかける様に歌っていく。真っ直ぐぶつかっていく心意気は、確実に観客に伝わったと想う。  後攻は、1年3ヶ月前に同地で先輩のNICO Touches the Wallsと初ツーマンを果たしたKEYTALK。今回は、先輩として帰ってきた。1曲目を1月24日(水)リリースのニューシングル「ロトカ・ヴォルテラ」で攻めてくるあたりからも、先輩としての自覚と自信を感じる。まぁ見事にバキバキと音が決まっていき、一瞬で観客が呑みこまれているのが伝わってきた。この1年3ヶ月で完全に成長を遂げた事がわかる。小野武正(Gt)がガッツポーズをするようにリズムを取っていくのも、観ているだけで小気味よい。まさしく鉄壁のサウンド。そこに「高松、高まってますか~!?」というフランクなMCまでされたら、観客は虜になること間違いない。  ギターが鳴っただけで、歓声が起きて前方に観客が詰め寄った「sympathy」、「バミューダアンドロメダ」など、ただただ勢いを感じる。そして首藤義勝(Vo&Ba)と、巨匠こと寺中友将(Vo&Gt)というタイプの違うふたりの声が合わさっていくのが何よりも気持ち良い。  改めて感じたのは、彼らは盛り上げのプロ集団である。しかし、小野がMCで「SHE’Sがメロウなイメージなので、僕らもメロウなセットリストで」と語っていた様に、楽しいお祭り騒ぎだけではなく、切ない胸騒ぎを感じる楽曲も多い。しっかりと後輩を考えた上でのメリハリが効きまくったセットリスト…、流石である。  ラストスパートとでも言おうか、ダンスビートでEDMサウンドも効果的な「Summer Venus」から巨匠のビール一気呑みも豪快だった「MATSURI BAYASHI」と畳み込む。アンコールの「MONSTER DANCE」では一度終わったと見せかけて、八木優樹(Dr)がMCでSHE’Sを呼び込む。最高のお祭り騒ぎで振り切って、気持ちよく〆に。小野の「SHE’Sも、いつか高松に来るんだよな!?」という呼びかけに、井上が「はい! 先輩で帰ってきます!」と最後に締めくくったのも美しかった。  今後、SHE’Sは2月12日(月・祝)に東京・新木場STUDIO COASTで開催される番外編イベント「LIVE HOLIC extra vol.2」にも出演。過去に「LIVE HOLIC」に出演経験のあるSUPER BEAVER、Nothing’s Carved In Stone、UNISON SQUARE GARDENとの熱いイベントで揉まれる事に。始まったばかりだが、2018年の「LIVE HOLIC」は、まだまだ熱くなりそうだ。そして、次回の【LIVE HOLIC vol.14】は、1月19日(金)福岡DRUM LOGOSにて、andropと雨のパレードの初ツーマンとして開催される。 Text:鈴木淳史 Photo:渡邉一生 イベント情報 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 会場:高松、福岡、大阪、岡山、東京の全国5箇所 出演者、各公演のスケジュールは下記よりご確認ください。 ※高松公演は終了しました。 uP!!!受付 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 【招待・第2弾】uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV(2月公演)受付期間:2018年1月26日(金) 12:00まで 詳細はこちら   その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ KEYTALK オフィシャルサイト ■ SHE’S オフィシャルサイト  

【LIVE HOLIC vol.13対談】小野武正(KE...
uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC supppor...

【LIVE HOLIC vol.13対談】小野武正(KEYTALK)×井上竜馬(SHE’S)「ツーマンならではの空気感にしたいなというのはありますよね」
uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV ■チケット発売中!詳細はこちら 2018年の年明けから全国5カ所での開催が決定した、ツーマン・ライブ・シリーズ「uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC」。今回は、過去に後輩として出演したバンドが、先輩となって前回と同じステージに立つという特別な一夜となる。その2018年第1発目を飾るのが、1月12日香川県高松festhalleで行なわれる、KEYTALKとSHE’Sのライブだ。イベント等での共演はあるが、ツーマンでの顔合わせは初という両バンド。洋楽をルーツに透明感と物語性の高いピアノロック、ピアノエモを奏でるSHE’Sと、今や日本最高峰の祭りをぶち上げるバンドであり、高いエネルギーとアンサンブルのスキルで折り上げるKEYTALKが、ガチンコでぶつかる一夜となる。そのライヴを前に、小野武正(KEYTALK)と井上竜馬(SHE’S)に自己紹介をかねて、お互いの腹の中を探ってもらった。 ──KEYTALKは昨年、この高松festhalleでNICO Touches the Wallsとのライブがありました。その時のライブはどうでしたか。 小野:なかなかこれまで対バンする機会がなかったので、いい機会をいただいて、仲良くなれて。楽しかったですね。 ──そして今回は先輩バンドとして、再び同じステージに立つのですが、おふたりは、面識はあるんですか。 井上:以前、新潟でのイベントでご一緒させていただいて。 小野:その時に初めてSHE’Sのライブを観たんですよね。印象として、静かなイメージだったけど……高松までに、作品を聴き込んでおきます(笑)。 井上:お願いします! ──井上さんは、KEYTALKはどういうバンドだと? 井上:僕は、10代の頃にCDレンタルショップでバイトしていて。その時からKEYTALKのことは知っていたし、アルバムも聴いてました。従業員は無料レンタルできるので、気になるバンドはすべて聴き漁れるという特権があったので(笑)。あとはネットとかでインタビューが上がれば、それを読んでいたり。 小野:大したこと言ってないけどね。 井上:楽しむということ、踊るということに特化していて、とにかく踊らせたいとバンドを始めたみたいなことが書いてあって。ライブも何度も観ているんですけど、それが体現されたライブだったり、作品だなと。 小野:え、対バンするよりも前に観てくれてるの? 井上:前から観てました。 ──当時から、バイト先でKEYTALKはかかっていた感じですか。 井上:メジャーデビューの前から、よくかかっていて。僕もインディーズのアルバムから、よく聴いてました。 小野:いやいや、バイト時代はお世話になりました。 井上:はははは! ──こういう、10代の時にKEYTALKを聴いていましたという人たちが、後輩のバンドとして出てくる時期なんですね。 小野:どうなんですかね、そういう感覚はなかったんですけど。 井上:高校の後輩、軽音部の後輩とかはKEYTALKのコピーしてた子もいましたね。 小野:高校で? あれ、でも4つ違いくらいだよね? 井上:僕が25歳の年です。 小野:俺が29歳だから、そんなに変わらないんだよね。 ──KEYTALKとしては今まで、同年代や同期のバンドと一緒になることが多かったですかね。 小野:そうですね、あまりいなかったですね。でも、4つ下だからあまり下だっていう感じはしないけどね。 井上:いや、4つは大きいですよ(笑)! 小野:あんまり変わらないよ。じゃあ、マイヘア(My Hair is Bad)と一緒くらいか。 井上:マイヘアの一つ下ですね。 小野:でも、ミセス(Mrs.GREEN APPLE)よりも上でしょ。それは、別に後輩じゃないよ(笑)。もう、SHE’Sは完全にタメっすよ。 井上:いや、おかしいおかしい(笑)。 小野:むしろ先輩ですよ。SHE’Sさん、何卒、お手柔らかに! ──4つちがうと、聴いてきた音楽なども少しずつちがいがありそうですけど、どうでしょう。 小野:高校生の頃は、なに聴いてた? 井上:高校生の時はひたすら海外のエモ系のバンドを聴いてましたね。ピアノエモだとMaeというバンドがいちばん好きで。あとはCopelandとか、Coldplayとかもそうですけど。 小野:Copelandね、うんうん。俺も高校の時めっちゃ聴いてた。 井上:そうなんですか? それは意外。 小野:高校、大学生のあたりはマスロックがめっちゃ好きで、Tera MelosとかMaps&Atlases、あとはDischord Recordsのバンドがすごく好きで、Faraquetとかをよく聴いていたかな。ピアノが入った音楽はあまり聴いてなかったですけど、エモ系は好きでしたね。でもたしかに、SHE’Sはそんな感じだもんね。静かさと激しさと、きれいなメロディがあって。 ──小野さんは、どちらかというとハードコア寄りのものが多かったですか。 小野:僕はギターなので、やっぱりギターが出ているものが好きなんですよね。マスロック、ポストロックのギターがすごく出ているものが好きで。だから、ループするようなアルペジオよりも、ギターがどんどん展開していくようなFaraquetみたいなバンドが好きでしたね。 ──井上さんは、ピアノエモなどを聴いて、自分でもこういうバンドをやっていこうと。 井上:そうですね。でも、中学時代はひたすらメロコアとかを聴いていたので。 小野:メロコアだと海外のバンド? 井上:日本のバンドも聴いてました、ELLEGARDENから。 小野:高校1年の時にELLEGARDENの「Supernova」とかコピーしてたな。 井上:そこから海外のポップパンクにいって、エモにいって、ピアノエモにたどり着いた感じだったので。 小野:ポップパンクだと、The Off Springとか? 井上:オフスプもですね、あとはSimple Planとか。 小野:New Found Gloryとかね、なるほどそっちか。俺、明るい方にいかなくて、暗い方にばっかりいっちゃってて。Bad Religionがめっちゃ好きで。明るいものが苦手で。今もそうなんですけど。 井上:今もそうなんですか? ──KEYTALKはイメージ的には明るい感じがありますよね。 小野:KEYTALKも、お祭りお祭りいってるけど、使ってるコードはいわゆるメジャーコードじゃないんだよね。メジャーコードの曲は好きだけど、「MONSTER DANCE」なんかも、マイナー調なんですよね、踊れ踊れって歌ってますけど。F、G、Em、Amというコード進行でやってますからね。好きなんですよね、そっちが。 ──SHE’Sは逆に、どんどんキラキラとしていっているように思います。 井上:それこそ僕も、SHE’S自体をはじめた時はすごく暗かったので。まさに、Copelandにも近かったというか。Death Cab For Cutieとかも好きで、全部英語の歌詞で、暗くて、っていうものだったんですけど。日本語詞を使いはじめて、どんどん明るくなっていってる感じですかね。 ──日本語詞になって行ったのは、何が大きかったんですか。 井上:英語、大変やなと思って(笑)。 小野:たしかにね、作詞するのがね。 井上:作詞するのも、覚えるのも、伝えるのも、大変やなって思って。 ──日本でポップスとしてやるなら、日本語詞でというのもあった? 井上:そうですね。でもそれも、洋楽のメロディ感とかダイナミックなメロディラインを大事に、日本語が合わへんかったら、英語も使いたいし。あまり固執はしてないんです。絶対に英語がダメというのはないんですよね。 ──KEYTALKは、歌詞に関しては日本語詞でというのはありますか。 小野:もともと僕らも英語詞で、途中から日本語詞になったんですよね。メロディのハマりもいい曲が、その時々で出てきたのもあって。ちょうど僕らがバンドをはじめたての時は、英語詞のバンドの方が多かったんですよね。日本語詞のバンドもいたんですけど。まだ当時は、今よりもJ-POPとロックバンドの垣根があった時代で。今はあまりないと思うんですけど。だから、日本語詞に抵抗というのは、今の人はまったくないと思うんですけど、わりと僕ら世代は、英語詞から日本語詞に変えるというのは、どうなんだろうという挑戦みたいのはあったと思うんです。そのなかで真っ先に、cinema staffとかがああいうサウンドでうまく日本語と調和させて、エモとポップの融合みたいのを図っていたバンドもいますしね。そういう、瀬戸際にいたと思いますね。もともと、バンアパ(the band apart)がめっちゃ好きで、そこからいくと最初は英語詞だったんですけど。そこから日本語詞を混ぜたり、試行錯誤をして今に至ります。 ──なるほど。その試行錯誤を経て、日本語詞になったから今があるような感じもありますね。届かないところまで、届いたというか。SHE’Sとしても、伝わる深さというのはより濃くなったと思いますか。 井上:そうですね。今でも英語の曲も書いたりするんですけど。自分がお客さんやったとしたら、なかなか歌詞を覚えられへんし、一緒に歌ったりする楽しさはきっと減ってしまうから。日本語詞でしっかりと気持ちを歌っている曲の方が、伝わっているなというのは、実感しますね。 ──では、ライブの話も伺いたいのですが、それぞれライブで大事にするものはなんですか。 小野:その時その時の瞬発力、爆発力っていうのがライブの醍醐味だと思うんですけど。それをどう出していくかですかね。 ──それはライブを重ねながら、そういうことに気づいていった感じですか。 小野:ライブ経験を経て、テクニックとかをつけていくと、その初期衝動からどんどん離れていっちゃうんですよね。かといって、がむしゃらにやっていればいいわけではなくて。だから、最初から大事なことには気づいていたんだけど、その気づいていたものが再現できたり、できなかったりを繰り返していったのもあると思いますね。最初から気づいていると思うんですよね、みんな。ライブを見て「かっけえ!」って感情があると思うので。最初に気づいているのにも関わらず、どんどん遠のいていっちゃう難しさが、バンド活動、ライブ活動にはあると思うんですよね。そこをどうしたらできるのかは、試行錯誤の連続ですかね。 ──SHE’Sとして今、ライブで大事にしているのはどんなことですか。 井上:僕らの場合、アッパーな曲も多いんですけど、ピアノでのバラードというのもあるし。それも一つの強みでもあるので、そこをより、見せたいというか。しっかりライブの場で盛り上がりたいという曲と、聴くことに徹してほしい曲という、その空気づくりは常に考えていて。あとは、100パーセントじゃ伝わらないから、120パーセントくらいで臨まなあかんのやろなっていうのは、最近気づいたことで。 小野:なるほど、面白いね。 井上:僕野球部やったんですけど、優勝を目指さな3位にすら入られへんみたいなことはずっと言われていたんです。その精神で。 小野:それは、根性論的な話なの? 井上:根性論ですね(笑)。自分では頑張って100パーセント伝えているつもりでも、案外伝わってなかったりもして。じゃあもっとこう伝えたいって、その1曲のなかで、どうしたらいいんやろうっていうのは、ヴォーカルなりには考えていますね。 小野:例えばそれが120パーセント伝わっちゃったらどうなるんだろう。本当はクールなところもあるのに、熱すぎちゃう人なんだって思われるっていうか。 井上:ひとつのライブを通してというよりは、1曲のなかの、ここのCメロだけっていう。その言葉だけが伝えたかったら、そこに全神経を注ぐというか。「今、ここを伝えたいねん!」っていうのを感じとってくれたら、それでいいし、それで、この人熱いなってなっても、次の曲でバラードをやれば、ああちがうところもあるなって。 小野:バランスがとれると。 井上:とれたら、ベストですね。 ──対バンでも、ツーマンでのライブは特別なものがあると思います。今回は、お互いにやったことがないタイプのツーマンでもあるので、面白いことになりそうですね。 小野:本当にそうなんですよね。すでに、アンコールも一緒にやろうとお願いしてるんですよ。SHE’Sの雰囲気とは全然ちがうんですけど、すいませんっていう感じで。 井上:そんなことないです(笑)。提案してもらえて嬉しかったです。 小野:でも、ツーマンならではの空気感にしたいなというのはありますよね。楽しみですね。 ──最後に、井上さんから、後輩の立場としてライブに向かう前に先輩に聞いておきたいことってありますか。 井上:昨年、NICO Touches the Wallsと、後輩としてやった時に、どういう気持ちでライブに臨みましたか。 小野:どうだったっけなあ(笑)。ツーマンでやる時って、相手のバンドのお客さんのことも考えるんだけど、NICOのお客さんにも響くセットリストとか、ライブ・パフォーマンスをっていうのもありましたね。あまりハードコアにわーっとやりすぎちゃうと、ちがうなっていうのもあったり。いつも通りやるんだけど、結構KEYTALKってそういうところがあるんですよ。対バン相手のテンション感で変わってくるところもあったりして。それは意識的にセットリストに組み込んだり、立ち振る舞いもワンマンとは違う感じになりますね。同じ土俵に立ったら先輩、後輩は関係ないから、どういう感じでやったら初めて見てくれる人が楽しんでくれるかなとかは考えたかな。 井上:ありがとうございます! 僕らの場合は、今までは音楽性としても結構、同じ感覚のツーマンが多かったので。モッシュとダイヴがあるようなバンドとツーマンはほとんどしたことがなくて。 小野:ほんと? まあ、うちらも頻繁にモッシュとかダイブがあるわけじゃないからね。でも、SHE’Sとしては異色な感じになるんだね。 井上:そうですね。セットリストも今考えているんですけど、どうしようかなと思ってます。 小野:うちらがSHE’Sに寄せていくからね。気にせずで(笑)。 井上:わかりました(笑)。どれだけ素の自分でやれるか、頑張ります。 Text:吉羽さおり Photo:高田梓 イベント情報 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 会場:高松、福岡、大阪、岡山、東京の全国5箇所 出演者、各公演のスケジュールは下記よりご確認ください。 uP!!!受付 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV チケット発売中!予定枚数に達し次第受付終了 詳細はこちら   その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ KEYTALK オフィシャルサイト ■ SHE’S オフィシャルサイト  

【LIVE HOLIC vol.14対談】内澤崇仁(an...
uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC supppor...

【LIVE HOLIC vol.14対談】内澤崇仁(androp)×福永浩平(雨のパレード)「タイトルには“VS”とあるので、バチバチにやりたいかなと思っています」
uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV ■チケット発売中!詳細はこちら 2014年にスタートし全国各地を巡っている、ライブで圧倒的な存在感を誇るアーティストによるツーマン・イベント「LIVE HOLIC」。2018年は、年明けから全国5ヶ所での開催が決定した。今回の公演では、過去のツーマンで後輩バンドとして出演した4バンドが、キャリアを積んだ先輩バンドとしてタフな姿を見せる場でもあり、ライブシーンで勢いのある若手バンドを迎え入れるという、スペシャルなステージとなる。そして、1月19日福岡DRUM LOGOSで対決するのは、2014年10月に行った第2回公演に出演したandropと2016年にメジャーデビューを果たした雨のパレード。いずれも、モダンなアプローチや実験精神をバンド・サウンドへと昇華し、かつ歌心を持った2バンドということで、かなり面白い化学反応が起きそうな一夜だ。今回はこのイベントに先駆けて、フロントマンふたり──内澤崇仁(androp)、福永浩平(雨のパレード)を招集し、互いについてイベントについて語らってもらった。 ──おふたりは、初めて会ったのはいつぐらいですか。 福永:たしかちゃんと会ったのは、WEAVERの対バン・イベントですよね(2016年12月18日恵比寿Garden Hall「Music Holiday vol.1~対バン始めました」)? 内澤:そうなのかな。でも、それよりも前、まだ雨のパレードがメジャーになる前の音源をもらっていて。どこかで会っているのか、人づてでもらっているのかは記憶にないんですけど、白盤(視聴盤)をもらっていて、聴いていたんですよね。 福永:そうだったんですね。僕はもともとずっとandropを聴いてましたね。MVも高校の頃から観てたし。ホームページもめっちゃかっこいいから、ちょっとパクろうと思ってたし(笑)。 ──andropは、音楽だけでなくビジュアル面もこだわっていますからね。 福永:それは、めちゃくちゃ影響されていると思います。 内澤:ありがたいですね。 福永:ジャケット大賞をとった作品あったじゃないですか、あれがすごくかっこよくて。 内澤:3rdアルバムの『door』(MUSIC JACKET AWARD 2011で準大賞を受賞)ですね。 ──内澤さんは、雨のパレードの音楽を聴いてどう思っていましたか。 内澤:今っぽいんですけど、ちゃんと洋楽の文化を受け継いでいる音楽で、それを日本的に、しっかりと自分たちの音像で鳴らしているというのは、すごくかっこいいなと思っていて。ついに、こういうバンドが日本にもきて、それが売れるようになるんだっていう、すごく楽しみな印象でしたね。 ──先ほどアートワークの話が出ましたが、福永さんはandropの音楽のどんなところに惹かれているんですか。 福永:僕は結構、音的にいいかもなと思っても、ジャケットに引っ張られてあまり聴けないアルバムがあったりするんですけど、andropは音もアートワークも、トータルでものすごく好きな先輩ですね。音楽ももちろん好きで。この前、ラジオでAimerさんの曲が流れていて、めっちゃいい曲やんってずっとリピートして聴いていたら、それが内澤さんが作った曲で。すぐに「さすがですね。めっちゃいい曲です」ってLINEしました。 内澤:そのLINEの次の日くらいには、会っていたりするんだけどね(笑)。 福永:andropはちゃんとこだわりが見えるのがいいんです。自分が信じる“この音楽がいい”っていうものに、プライドや誇りがあって。そこは多分、自分も同じように──若い言葉で言えば、バイブスがあるんじゃないかなと思ってます。 内澤:そういうことを感じてもらえるのは、すごく嬉しいですね。 ──andropとしては、音へのこだわりも強く、つねに実験を繰り返しているようなバンドでもありますしね。 内澤:僕らは、レコーディングするぞっていってするわけではなくて、なんとなくスタジオに入って、ずっと音を追いかけている感じで制作をすることが多いので。録るマイクだったり、シールドやピックからこだわることからはじまって、何時間も、何日もかけて、ひとつの音を作ったりしますね。 ──曲作りの時間も長いんですか。 内澤:元々のデモは、自分が作ることが多くて。自分が頭から最後まで作ったものを、スタジオに持って行って、スタジオでトラックを一個ずつ生に差し替える作業をするんですけど。そのときに、みんなのイメージ通りにしていくという行程ですね。なので、曲を作ること自体はスケジュールの合間にやるみたいな感じかな。 ──雨のパレードの場合は、どういう制作方法ですか。 福永:僕らは、セッションから作ることが多いですね。曲によって、いろんな方法があって。例えば、最近だとJamila Woodsとかが好きで、ヒップホップっぽいトラックに歌ものをのせていて、好きなアーティストなんですけど。そういうニュアンスを作りたいと言って、まずビートを叩いてもらって、じゃあ康介(山崎/Gt&Syn)さんはこの曲ではギターじゃなくて鍵盤かなとか、そういう感じで進めていきますね。スタジオでメンバーと一緒に作る感じなんですけど、一個一個の音色やアプローチ、音使いまですべて、自分がいいと思えるまで作り込むので。そこは、似ているんだと思いますね。 内澤:雨のパレードは、リズム・パターンがすごくかっこいいですよね。それも、メンバーで作り上げていくんだね。 福永:そうですね。僕が言ったことに対して、メンバーひとりひとりからのレスポンスがあって、そこから、「ここはちょっと違うかな」とか「これは、僕は考えつかなかったな」というものが出てきて、それで曲が完成していくので。自分ひとりでは作れない曲たちなのかなと思ってます。 内澤:そういう音のこだわりも感じていたんですけど、さっき言っていたパッケージだったり、ビジュアル面でもこだわりが強いよね。この間会ったときに、「これ、自分で作ったんですよ」って言っていたのが、シングルの『Shoes』で(2017年8月リリース)。帯まで自分で考えて作っているんですよって話をしていて、それは本当にすごいなと思いましたね。 福永:(笑)。あのときは、「Shoes」という曲だから、ジャケットはこういうふうにしたいなというのを、レコード会社のデザイン担当の人に言ったら、「そこまでイメージができているなら、もう浩平くんがやっちゃえば?」って言われて。じゃあ、やりますかっていう(笑)。そういうことを学ぶ学校にも行っていたので。 内澤:ノウハウはあったんだね。 福永:歌詞カードまで全部やりました。 内澤:そういう話を聞いて、すごいなと思いましたね。 ──andropはアートワークやMVなど、ビジュアル面に関しては、さまざまなクリエイターとチームを組んで生み出すことが多いですね。 内澤:そうですね。いいと思った人にお願いをして、お互いが納得のいくまでやっていくパターンが多いので。帯まで自分でとか、文字を選んでとかここに配置してというところまで、自分でできるとは思わなかったですね。それを自分でやってる人がいるんだっていうので、まず驚いて。 福永:でも、先見の明というか、一緒に何かを作りたいと思う感度の高い人を見つけることってすごいことだと思うんですよ。アートワークとかに関しては、とくにそうで。最近、雨のパレードは感性が合うスタイリストさんをようやく見つけたんですけど。andropは、そういうところを見つける能力がすごく高いバンドだと思うんです。 内澤:トライ&エラーですけどね。 ──つねにアンテナを張ることも大事ですよね。先ほど福永さんは新譜を聞くことが多いという話が出ましたが、やっぱり新しいものには目がいくし、気になる感じですか。 福永:そうですね、海外の新譜ばかり漁ってますね。 内澤:僕は、最近はあまり音楽は聴いてないかもしれないですね。研究しちゃうところがあるので、なんとなく流すくらいになってます。やっぱり段々と、日本の音楽でも海外の音楽でも、昔のこういうルーツがあって今の音楽があるんだなっていうことを考えてしまって。海外のアーティストの新譜を聴くと、これは何十年代の何々が元になってるのかもなとか、何と何が混ざってこうなっているんだろうなっていう、文化の進み具合を音楽で知るみたいなのがあるんですけど。そういう聴き方をしちゃう自分が、なんか残念っていうか。 ──新鮮さがない? 内澤:そうですね。なので、ふとした感じで聴くっていうのを大事にしていて。ラジオをかけ流すとか。そういう方が、インスピレーションがわくことがあるんですよね。 ──音楽をあまり聴いていない時間というのは、今は何にあてているんですか。 内澤:何やっているんですかね? 制作ですかね。 福永:内澤さん、プライベートがめっちゃ謎ですよね。 ──曲を作っているときは、ほかの音楽からは距離を置く感じですか。 内澤:聴いてないですね、ぼーっとしてたりとかするんですかね(笑)。でも、曲が生まれる瞬間が、最近は決まってきていて。お風呂に入っていたり、シャワーを浴びているときで──。 福永:一緒! 何もないまっさらな感じで。体を洗うとか、シャワーを当てるという単純作業をする脳の役割と、クリエイティヴの脳の役割が、分けやすいんだと思うんですよね。だから、じっとして考えているよりも、歩いたりしているときの方が、多分浮かぶんです。 内澤:歩くのは、たしかにそうだね。 福永:お風呂はめっちゃわかります。昔から、真っ暗にして入るんですよ、暗いところ大好きで。 内澤:どっちがシャンプーかリンスか、わからないじゃない(笑)。でも、同じ感覚なのかもしれない。僕もサーっというシャワーの音のなかに、いろんなメロディとか言葉とかが、浮かんでくるというか。 福永:めっちゃお洒落なこと言う。全然、俺のとちがうやん! 内澤:ちょっとホワイトノイズっぽいというかね。そのなかだと、自分が何か思い描いているものが見つけやすいんじゃないですかね。 ──新鮮なもの、新しいものを打ち出していきたいという欲求は、ふたりとも高いですか。 内澤:どうなんでしょうね、どう? 福永:僕はすごく新譜好きだから、このアプローチを早くやってみたいとか、このジャンルにトライしてみたいっていう感覚があるんですよね。つねに新しいものを出していきたい感じですね。だから、曲のストックとかあまり作りたくないんですよ。 内澤:ああ、古くなっちゃうんだ。 ──andropはそういうことでいうと、以前に作って温めていたような曲も新しいアルバムに入ったりしますよね。 内澤:7年前の曲とかを、新曲ですって発表したりしますしね。結構、寝かせますよ、ワインのように(笑)。 福永:それはすごい。 内澤:僕レディオヘッドが好きなんですけど。レディオヘッドが出したアルバム『A Moon Shaped Pool』が、僕がまだ10代のときくらいにライブかなんかで聴いたことがあるような曲(「True Love Waits」)を、新譜として出したことがあって。それはすごいなと思いましたね。そのときに聴いたものと、メロディは一緒だけど、アプローチは全然ちがって。この長い年月で、進化しているんですよね。それはいいなと思ったというか。ずっと試行錯誤して、納得する形で出すのに、何年かかかったということなんだろうなというのを、レディオヘッドの曲を聴いて思ったので。僕らも、そんな感じがするというか。 福永:ああ。でも、そういうのはあるかもしれない。今作っている次のアルバムの曲でも、メロだけ一緒で、コード進行もアレンジもガラッと変えた曲が入るので。 ──最初に作ったときは、何かしっくりこない感じがあるんですか。 福永:その曲はメジャーのコード進行で、あるCMを狙ってたような曲なんですけど──。 内澤:わかる、わかる(笑)。 福永:それには当たらなそうだったので、思い切りマイナーな進行にしました。 内澤:わかるよ。僕らも今、4、5年前にそうやって作った曲を、今、新曲でやろうとしてる(笑)。そうやってできた曲を寝かせて、年月が経ってちがう角度から見たときに、こんな切り取り方があるんだな、新しい曲になりそうだなっていうことだと思うんですよ。 ──元々の曲を聴いて見たくなりますね、そう言われると。 福永:全然ちがったりしますからね。 ──今の話を聞いていると、2バンドともに制作真っ只中というところですね。andropはライブ直前の1月10日にシングル「Joker」がリリースとなります。ライブでも披露できる感じですか。 内澤:やりたいですね。もうライブでも何度かやっていて。ちなみに「Joker」は映画『伊藤くんA to E』の主題歌ということでイトウの日に(1月10日)にリリースなんですけど。 福永:なるほど! 内澤:メンバーにも伊藤(彬彦/Dr)がいますしね。 ──雨のパレードは新曲が聴けたりするんですかね。 福永:3月にアルバムがリリースされるんですけど(笑)。どうでしょうか。 内澤:2バンドとも、制作が終わってからのライブで、相当弾けられるんじゃない? 福永:すごい表情してると思いますよ(笑)。でも、大好きな先輩と、自分の地元九州(鹿児島県出身)でライブできるわけなので。しかもタイトルには“VS”とあるので、バチバチにやりたいかなと思っていますね。 内澤:andropは前回、先輩のストレイテナーとこの福岡DRUM LOGOSでライブをして。4年ぶりに、先輩として戻ってこれてよかったなと思いますね。福岡は、andropとしても大好きな土地だと公言している場所なんです。そこでライブができるのがすごく嬉しいのと、あとは雨パレは本当にかっこいい音楽を鳴らすバンドで、これからの日本の音楽シーンを引っ張って行くようなバンドになると思うので。負けないようにというか。雨パレの素晴らしい音楽を僕らも体感しながら、僕らの大好きな場所・福岡で音楽を楽しんで鳴らせたらなと思ってます。 ──素晴らしいコメントありがとうございます。 Text:吉羽さおり Photo:高田梓 イベント情報 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV 会場:高松、福岡、大阪、岡山、東京の全国5箇所 出演者、各公演のスケジュールは下記よりご確認ください。 uP!!!受付 uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC suppported by SPACE SHOWER TV チケット発売中!予定枚数に達し次第受付終了 詳細はこちら   その他情報 ■ uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC オフィシャルサイト ■ androp オフィシャルサイト ■ 雨のパレード オフィシャルサイト  

THE BAWDIES×sumika、ライブバンドとし...
 音楽専門チャンネル「スペースシャワ...

THE BAWDIES×sumika、ライブバンドとして定評のある2組が初競演!!「LIVE HOLIC vol.12」【ライブレポート】
 音楽専門チャンネル「スペースシャワーTV」と、ぴあ&KDDI(au)が手がける直感エンタメサイト「uP!!!」が主催するライブイベント「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC supported by SPACE SHOWER TV」。札幌、福岡、名古屋、岡山、東京、大阪、仙台、香川、東京での特別編2日間、そして新潟の地を経て、12月7日(木)に広島CLUB QUATTROにて第12回目が開催された。今回はTHE BAWDIESとsumikaが出演。なお、この2組によるツーマンライブはこの日が初めてとなる。 開場して開演まではスクリーンで、THE BAWDIESのROY(Vo&B)とsumikaの片岡 健太(Vo&Gt)が出演した音楽情報バラエティー番組「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」が上映される。また、番組MCのチュートリアルと菅沼ゆりから観客へのメッセージも紹介された。 虹色の様なカラフルなライトに照らされ、メンバー全員笑顔で登場したのは先攻のsumika。1曲目は、ハミングの様なポップなシャウトから始まるのが特徴的な「Answer」。2分半というショートナンバーだが、一瞬で会場をポップな空気に包みこむ。とにかくメンバーが明るく楽しそうなので、どんどん観客も、その空気に巻き込まれていく。今のsumikaの人気状況や順調さが手に取る様にわかる。 当たり前だが、ただ彼らは楽しいだけのバンドではない。MCで片岡は、「僕らは弱小バンドですが、心から尊敬できない人とは知名度が上の人であろうと、それからいっぱいお金をもらっても対バンしないというルールがあります。今日は尊敬と愛情を持ってやっていきます!」と力強く語った。男気、心意気を強く感じた言葉であり、何よりもTHE BAWDIESへの敬意を表している。そんな熱いMCから語りかけるような歌い方で「ソーダ」へ。より歌に魂がのった瞬間であった。 楽曲の幅の広さを感じさせ、ムーディーな一面にドキドキしてしまう「Summer Vacation」の後、またもや片岡が語り出す。約8年前くらいにインディーズ時代のTHE BAWDIESを知った時の衝撃…、そして、ようやく対バンできるという喜びを時間をかけて明かす。THE BAWDIESも主催のスペシャも常に変わり続けるかっこよさが変わらないという点にも触れ、自分も音楽を本気でやりだした18歳の時から気持ちが変わらない事を伝えて、ラストナンバー『「伝言歌」』へ。伝えたい気持ちを浴びまくった観客からは終了後も拍手が鳴りやまず、片岡は「これが全てです。何も間違えてなかったと思います。この後、しっかりとTHE BAWDIESを観てください。それだけは伝えたい」と伝えて、舞台を去った。 これだけsumikaが観客の魂を揺さぶりまくった後、先輩のTHE BAWDIESは、どう出るのかと楽しみにしていたが、1曲目「IT'S TOO LATE」が鳴った瞬間、ぶっ飛ぶほどの出音の凄みを感じた。ROYのシャウト一発…、そこに乗っかっていくロックンロールサウンド。かっこよすぎて痺れてしまう。後輩の男気、心意気に、しっかりと音で呼応していく。これぞ、まさしく対バン。ROYはMCで片岡について、「なつき方が可愛い! 兄弟いないから、ROY兄と呼んでくれるのが嬉しい!」と、はしゃぐ姿も逆に可愛かった。しかし片岡同様、熱い言葉も投げかける。「自分たちが転がり続けてきたから、新しい世代と対バンができる。これからも転がり続けないといけない。だから新しいアルバムから」と言って、鳴らされたのは「THE EDGE」。ロックで転がり続けてのロックンロールと感動しながら、常に今が最高なのもロックンロールと興奮してしまった。 より唸りを上げるシャウトで会場全体が熱を帯びていく。「今日来て下さったみなさんとsumikaに捧げます」と言ってから歌われた「LEMONADE」では、一転してミディアムナンバーで歌心をこれでもかというくらいに届ける。この緩急の付け方がかっこよすぎて…、思わず笑みがこぼれてしまった。そして、本当の意味で笑ってしまったのは、もはやお馴染みとなった「HOT DOG」前の小芝居! 今回は特別バージョンで照明やナレーションもフルに駆使して、客演にはsumikaの片岡と小川も迎えられた。この模様は是非とも放送で観て頂きたい! アンコールでは再び片岡を迎えて、アコースティックバージョンで「DAYDREAM BELIEVER」を。ROYは英語で、片岡は日本語でと互いのスタイルを貫いてのセッションには音楽への真摯な姿勢を感じて、思わず涙ぐむ観客の姿も…。もちろん、ラストナンバーは「TWISTIN’ANNIE」で、しっかりと観客を飛び跳ねさせて終わる。最後はTAXMAN(G)主導によるTHE BAWDIES、sumika全員集合での「ワッショーイ!!」で〆られた。  この愛に溢れた熱いライブの模様は、年明け1月19日(金)22時から23時までスペースシャワーTVにて放送される。真っ向からぶつかった最高な2組を必ず目に焼き付けて欲しい。 Text:鈴木淳史 Photo:西槇太一 SET LIST 『uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.12 supported by SPACE SHOWER TV』 @広島クラブクアトロ 2017.12.07 <sumika> M1. Answer M2. Lovers M3.カルチャーショッカー M4.ソーダ M5.ふっかつのじゅもん M6. KOKYU M7. Summer Vacation M8. 「伝言歌」 <THE BAWDIES> M1. IT'S TOO LATE M2. NO WAY M3. YOU GOTTA DANCE M4. THE EDGE M5. EMOTION POTION M6. ROCK ME BABY M7. LEMONADE M8. KICKS! M9. HOT DOG M10. SING YOUR SONG M11. JUST BE COOL <アンコール> EN1. DAYDREAM BELIEVER(セッション) EN2. TWISTIN' ANNIE   オンエア情報 スペースシャワーTV 「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.12 THE BAWDIES×sumika」 初回放送: 1月19日(金)22:00~23:00 リピート放送あり:1月31日(水)22:00~、2月予定  

【インタビュー】「観に来たらアルバム...
uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん 〜...

【インタビュー】「観に来たらアルバム買いたくなるようなライブをやれたらなと」(こやま)
uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん 〜大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ〜 uP!!!をご覧の皆様の中から限定3000名様をご招待!奮ってご応募ください!!! 詳しくはこちら  この夏出演したフェス、16本!各フェスで入場規制も続出するほどロックキッズから絶大な支持を集めているバンド、ヤバイTシャツ屋さん。大阪を拠点に活動する彼らのフリーライブ「uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん~大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ~」が、1月9日(火)に東京・豊洲PITで開催されることが決定。当日はなんと、ユーモアとペーソスと音楽への情熱が爆裂する待望の2ndフルアルバム『Galaxy of the Tank-top』リリース日の前日! 新年一発目を飾るフラゲ日ライブへの意気込みについて、こやまたくや(gt.,vo.)、しばたありぼぼ(ba.,vo.)、もりもりもと(dr.,cho.)の3人を直撃した。 ──ついに完成した2ndフルアルバム『Galaxy of the Tank-top』ですが、1stフルアルバム『We love Tank-top』と比べて制作面などで変化したことはありましたか? こやま:前回はアルバムを作ること自体が初めてやったんで、もともとある曲をどういう風に入れたらいいアルバムになるかな、っていうことを考えて作ったんです。でも今回は、新しく作った楽曲をしっくりくるように並べて入れる感じで作っていったんで、そういう意味では前とは作り方は変わってますね。ただ、音楽的なところではそんなに変わってなくて。楽曲に関しても、アルバムやからトリッキーなことをするぞっていうこともなく、そこは今回もすごく素直に作ったっていう感じですね。 もりもと:じわじわとした成長は出てると思うんです。あと、レコーディングというものにも慣れてきたというか。ドラム個人の話でいうと、前はわりとその時々の単発的な発想で演奏してた感じなんですけど、今回はそれをやめて、曲と向き合いながらフレーズを考えるようにはなったかなと思います。 しばた:ベースに関してもそういうとこありますね。こやまさんの作曲のクセっていうのが身に染み付いてきた分、ベースラインがつけやすくなってきた感じはありますね。 もりもと:自主(制作)の時はライブハウスでレコーディングしてましたからね。ライブハウスのステージにマイク立てて……。 しばた:途中で宅配便屋さんが来て中断したりとか(笑)。という中でやってたんですけど、当たり前やけどメジャーではちゃんとしたレコーディングスタジオになって(笑)。そこがいろんな機材をお借り出来るスタジオで、今回「ドローン買ったのに」っていう曲で、初めてアコースティックベースを借りて弾いたんですよ。ずっと弾いてみたいと思ってたけど、買ったり何なりしないといけなかったのが、そうやって実現出来るのは個人的には大きいなと思いますね。 ──あと、今回は政治に言及した曲もありますよね(笑)。 もりもと:”法律”(「ドローン買ったのに」)ですね(笑)。 こやま:今を切り取る社会派バンドですから(笑)。なんかちょっと昔に比べると、歌詞の文字数も増えてきたんですよ。前は一番と同じことを二番でも歌ってたんですけど、そこはちょっと歌詞を変えるとか。ま、それがフツーなんですけど。あと、このテーマで曲を作ってもあんま伝わらへんのんちゃうかなぁっていうのも、昔やったらそのまま書いてたところを、最近はちょっとリミッターをかけるようになっちゃってる部分もあって。そこはリテラシーが高いというか(笑)、気にしぃなんでしょうね。これを言ったらこう感じる人がいるやろうなぁとか、こういう表現にしといたら逃げれるかなぁっていうところもあったりして。「ハッピーウェディング前ソング」の<からだの相性>って言葉も、中高生も聴いてくれてるし、これ入れんのはどうかなぁ、みたいなリミッターをかけそうになってたんですけど、”前のこやまさんやったらこのまま入れてた”ってメンバーに言われて入れたりとか。そうやってギリOKなラインは探りながらやってますね。 しばた:「DANCE ON TANSU」はトガってるけどな(笑)。 こやま:「DANCE ON TANSU」みたいな誰にも伝わらへんようなやつも振り切って入れてしまうことによって、バランス的な平均値は変わってないっていう(笑)。 ──そのディスコな「DANCE ON TANSU」もそうですけど、全曲めちゃくちゃバラエティに富んでるし、演奏も充実してるし、何よりも曲がいいですよね。 しばた:うわぁ~! こやま:ありがとうございます。 ──「眠いオブザイヤー受賞」もメロディが良過ぎて自然と口ずさんでしまうし、亀田誠治さんがアレンジとプロデュースで参加された「肩 have a good day -2018 ver.-」も、曲が良過ぎてうっかり感動してる自分にちょっと腹が立つっていうか(笑)。 こやま:結構そういう意見(SNSで)見かけますよ。「とりあえず噛む」っていう曲出したときも、「ヤバTやのになんかちょっと感動して腹立つ」って。 しばた:悔しがってるんや、みんな(笑)。 ──亀田さんとの初共演はいかがでした? もりもと:生の音とピアノと一緒にレコーディングしたんですけど、なかなかそういう場にバンドが立ち会えないですからね。亀田さんがいちばん楽しそうなんですよ。いい環境作りをしてくれるというか。あと、僕らのことを好きだからこそ出来たアレンジと最後のボケっていうのが伝わってきて、僕らも熱くレコーディングにのぞめましたね。 こやま:すっごい楽しくてやりやすくて、クオリティがすげー上がるから、もう全曲プロデュースしてもらえたらええのになぁ(笑)、それも面白いなって思いましたね。 しばた:同じ目線で話をしてくださる方なんですよね。 こやま:もともとプロデュースをやってもらいたくて、でも接点がなくて。で、フェスでお会いした時に挨拶しに行ったら亀田さんから、「ヤバイTシャツ屋さん大好きなんですよ、音楽業界引っかき回してね」って言ってもらって。で、今回の編曲の件を連絡してもらったら即効返事もらえてっていう感じで、トントン拍子で実現したんです。 ──そうやって楽曲に取り組む姿勢も、曲のクオリティや演奏もものすごく真面目ですよね。音楽的な造詣の深さも感じる一方で、キャラが爆走していく。もちろんそれが絶対的なヤバTの魅力なんですけどね。 こやま:恥ずかしがり屋なんですよね。恥ずかしいからストレートに言えないっていうのがねじ曲がった結果、曲はすごい真面目やのに歌詞がおかしくなるっていう、そのスタイルに落ち着きましたね。 ──そんなヤバTの今が詰まったニューアルバム『Galaxy of the Tank-top』のリリース日の前日に、「uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん~大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ~」の開催が決定しましたー。 こやま:新年一発目ですよ。しかもフラゲ日やし! でも平日やで? みんな来れるか? もりもと:日にち的に受験生は難しいかな。 こやま:受験生はヤバイな。集中して、受験に(笑)。 しばた:しかもヤバTは受験生がいちばん聴いたらあかん音楽やん(笑)。 ──フラゲ日なので、大半の人がまだニューアルバムを聴けていない、あるいは、聴きこめてないという点だけが気になりますが……。 こやま:でもこの前、新曲「Universal Serial Bus」をやってみたけど、初めて聴く曲やのに盛り上がってましたね。そやし、ファンの心理としてはむしろ新曲を初聴きする方が楽しいかもしれん。俺も好きなバンドが新曲初披露してくれたらちょっと嬉しいな。こんな曲なんや~って。俺は結構聴き込むタイプやけどな、初めて聴くやつは。 しばた:うちは対応するタイプ。聴いてるうちに曲(の展開)を予想する(笑)。 もりもと:そういう意味ではヤバTは分かりやすいかもね。でも、急にダンスタイムが来る新曲(「Universal Serial Bus」)もあるからな~。 しばた:うん。そこは気をつけてほしい。あれはちょっと想像出来ひんから。 もりもと:でもヤバTのお客さんって、結構アクティブな人も多いんで、事前にフラゲして、会場にポータブルプレイヤーとか持ってきて、本番前にみんなで聴いたりしてるかもしれないですよ。そういうこと、しがち! こやま:ほんまにいそうやな(笑)。 しばた:ライブの余韻に浸りながら、後でアルバムを聴きこんでくれるのもいいな。 こやま:観に来たらアルバム買いたくなるようなライブをやれたらなという感じですね。 ──2018年もライブをたくさんやる一年になりそうですか? こやま:そうですね。すぐにツアー(『”Galaxy of the Tank-top” TOUR 2018』)も始まるんで。あと、フェスはもう、出来るだけ出たいです。今年の夏も16本出ましたからね。自分でもすごいたくさんのフェスに出てるなと思いながら出てましたからね。怒濤やった。 しばた:普通、そんだけバンドさん見る機会もないもんな。 こやま:そもそも16本もフェス観に行かんもんな(笑)。これからも今のまま、メジャーで自主制作みたいなことをやっていけたらなっていう感じはありますね。別に僕ら自身は何も変わらず、曲の作り方も変わらず、普段はプロデューサーも何もいぃひんし、こういう感じでそのまま出来たら面白いなと思ってます。 Text:早川加奈子 Photo:高田梓 イベント出演情報 uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん 〜大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ〜 出演:ヤバイTシャツ屋さん 日時:2018年1月9日(火)18:00開場/19:00開演 会場:豊洲PIT ※ドリンク代500円(別途必要) ご招待 uP!!!をご覧の皆様の中から限定3000名様をご招待!詳しくは申込ページよりご確認ください。 uP!!!ご招待(2次受付) 【完全招待制ライブ】uP!!!NEXT ヤバイTシャツ屋さん ~大人が色々頑張ってくれたおかげで無料で出来るライブ~ 受付期間:2017年12月17日(日) 23:59まで 今すぐ申し込む   その他情報 ■ ヤバイTシャツ屋さん オフィシャルサイト  

ROY(THE BAWDIES)×片岡健太(sumika)...
uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC VOL.12 s...

ROY(THE BAWDIES)×片岡健太(sumika)「お客さんも、僕らもsumikaも、メンバー全員が笑って、笑顔で終われるのがいいかな」【LIVE HOLIC vol.12対談】
uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC VOL.12 supported by SPACE SHOWER TV uP!!!をご覧のauスマートパス会員様を抽選でご招待!! 詳しくはこちら 今回が第12弾となる2マンイベント「uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC」は、広島を舞台にTHE BAWDIESとsumikaが対決。ロックンロールの初期衝動とフィジカルなアンサンブルが生み出す楽しさを最高温度で伝えるTHE BAWDIESと、どこか懐かしさが香るグッド・メロディとマジカルでポップなサウンドで中毒者を増やすsumika。それぞれサウンドのルーツは違うものの、音楽のとらえ方は近しい両者の2マンだけに、面白い化学反応を生み出す一夜となるのは間違いない。ライブを前に、バンドからそれぞれのフロントマンROY、片岡健太を招き、ライブへの意気込みやお互いへの思いを語らってもらった。 ──THE BAWDIESとsumikaの初のツーマンとなりますが、お互いに面識はあるんですか。 ROY:フェスとかで出会ってますね。僕らの弟分のgo!go!vanillasとsumikaが仲がいいということで、間に入ってもらってご挨拶はさせていただきましたね。 ──片岡さんから見た、THE BAWDIESやROYさんはどんな人でしょう。 片岡:スターです。ロックスター感というか、日本の音楽シーンでいい意味でちょっと浮いてるというか(笑)。あまりシーンに馴染んでいなくて、唯一無二の存在の、孤高で突っ走り続けているロックスターというイメージなので、今回は緊張しますね。 ROY:めちゃめちゃかっこいいじゃないですか、孤高のロックスターって(笑)。僕らは、馴染もう馴染もうとずっとやってきたんですけどね。なかなかこう、馴染めずにきたのもあるんですけどね。 ──ROYさんから見てのsumikaというバンドはどうですか。 ROY:音源もたくさん聴かせていただきましたけど、どんな時でもちゃんと背中を押してくれるというか。みんなの気持ちを明るくしてくれる音楽で。まっすぐなポップスだなと思いましたね。ポップスというのは、J-POPとかそういうものではなくて、誰にでもしっかりと届く音楽をやっているなと思いましたね。 ──音楽的なところでは、何かお互いに共通項はあると思いますか。 ROY:ルーツとか、何を聴いてきたとかよりも、僕らもロックンロールではありますけど、やっぱりみんなに光を当てたいというか。みんなを笑顔にするというところでいうと、ベクトルは違うけれどもみんなに届ける部分は近いのかなと感じましたね。 ──sumikaとしては、どういう思いを中心にバンドの音楽を作り出しているんでしょう。 片岡:基本的には、自分が救われたいというのが第一にあって曲を作っているんです。さっきROYさんに言っていただきましたけど、前向きな気持ちになれるというのは、自分が自分で作った曲で救われたい気持ちもあるから、そこは最終的に救いがないと、自分も滅入る曲になっちゃうので。最後は自分が救われるようにということで作って、それが聴いてくださる方に伝播していけばいいなというのがありますね。そういうマインドが、ポップというか、ポジティブにいこうよというところにつながっているんだと思います。 ──片岡さん自身の音楽のルーツというと、どういうバンドやアーティストが挙げられますか。 片岡:僕は、家族が聴いていた音楽が元にあって。親父がサザンオールスターズ、久保田利伸さん、村下孝蔵さんとかで、母親がカーペンターズが大好きだったんです。7つ上と10個上の年が離れてた姉もいるので、姉がその時に聴いていたかっこいい音楽──supercarだったり槇原敬之さんが好きとか(笑)。そういうのでお姉ちゃんのほしがるものを、ほしがっていたので。小学生にしては、無理してはいたと思うんですけど、そのぶん音楽に触れる機会を早く持てたのは大きかったかなと思います。 ──そういうものが、今自分の音楽として何らかの形でアウトプットされていると感じますか。 片岡:最終的にどういうところに着地したいかっていうのが、小学生時代に聴いていた音楽の原体験に戻るというか。小学生の自分が聴いてもよく思えるかというのは、ジャッジする基準として持てているので。小学生の時に、そういう音楽に触れられたのは大きかったなと思います。 ──ROYさんは、今片岡さんがいったような家族が聴いていた音楽からの影響もありますか。 ROY:うちの母親が70年代のアメリカに住んでいたので、その時にソウルを吸収して日本に帰ってきて、父親と出会って。僕が生まれてからずっと、レイ・チャールズとかテンプテーションズとか、アレサ・フランクリンを聴かせてくれていたらしいんですけど、その時は全然意識してなかったですね。のちに僕がそういうものを聴くようになって、「小さい頃に聴かせていたやつだよ」と聞かされて。ああ、だから心地よい感じがあったのかなっていうのはありましたね。父親は逆に、まったく音楽のことを口にしない人で。歌声も鼻歌も聴いたことないんです。 ──先ほど、THE BAWDIESがシーンに馴染めない、いい意味で浮いているなんていう話がありましたが、sumikaとしてはシーンに対しての距離感を、自分たちではどう感じているんですか。 片岡:いや、僕らも今、絶賛浮いてるなと思っていて(笑)。話をしていても、やっぱり完全一致というか、そこまで細かくバチっとはまるアーティストはいなくて。なんとなく今のシーンというのはこういうものだろうなというのは、俯瞰で見てはいるんですけど、そのなかに僕たちはいないんだろうなっていう。漠然とした孤独感というか、寂しいなと思いつつも、THE BAWDIESとか先輩が続けているのを見て、孤独と向き合うこともいい音楽を作ることとセットなのかなと思いはじめていて。最近は、その孤独も大事だなと思ってきましたけど。 ──THE BAWDIESはそういう距離感をずっと持ったままここまできた感じですね。 ROY:ずっと感じてますよ(笑)。でも、そもそも始まった段階から、流行のものをやろうという感覚もなかったので。流行のものじゃないからこそ、僕らにはルーツミュージックが新鮮に映ったわけですからね。流行とは別にやってきたからこそ、逆にそれが自分たちの武器になっているし、どの時代にいようが、自分たちは自分たちでいられる。だから、どんな流行がこようが怖くないというか。そういう気持ちでいれますよね。 ──芯さえしっかり持っていれば大丈夫という。今は、シーンとしてこれだっていうよりも、いろんなものが混在しているのも感じますよね。自由でもあるし、それぞれが何か起こそうという気概もあるというか。 片岡:昔は“1990年代”とか、10年単位でくくれたものが、最近は1年おきくらいになってきているなと思うんです。去年のバンド、とか言われちゃうような時代になってきているから。みんな、だんだん意識しないようにはなってきているかなと思うんです。こうあらなければいけないというのからは、ここ1、2年で解放されてきている気もしますね。仲間内で打ち上げとかしていても、昔よりはいい意味でお互いを意識してないというか。根本的な部分で戦いたいという気持ちになってきているから、いい傾向なのかなと思いますね。 ROY:まあでも、フェスが盛り上がっている時代だとも思うんですよね。フェスができあがってきた以前と比べると、お客さんがどう楽しむかというのを、しっかりと見ながら楽曲を作っているような雰囲気は感じますね。どれだけみんなの気分をアゲられるかっていう。それが先行してるような気もしますね。 ──それだけだと、とてももったいないですね。 ROY:その時代という、流行はもちろんあって、これがずっと続くわけでもないと思うから。そうなった時に、そこに重点を置いてやっていると戻るところがなくなってしまうのもあると思うんですね。自分がいちばんテンションが上がるものを作った結果、みんながテンションが上がるというのがいいと思うんですよね。さっき片岡くんがいっていたみたいな、まず自分があって、そのために作ったものがみんなのものになっていくのが、理想の形だと思うので。それが逆になっている流れはあるんじゃないかなとは、感じますね。 ──たしかに。だからこそ、個を持ったバンドが大事にもなっていきますね。先ほどの年代の話ではないですが、世代感みたいなものってTHE BAWDIESにはあるんですか。 ROY:ありますよ。僕らは2010年のちょい前くらいにデビューした組なんですけど、the telephonesとか9mm Parabellum Bulletとか、今はドレスコーズですけど毛皮のマリーズとか。そのあと3、4年してからガラッとシーンが変わった印象があるので。12年、13年あたりから、どんどん変わってきた気がしていますね。 ──ちょうどsumikaがスタートしたあたりですね。 片岡:結成が2013年なので。2013年結成、というバンドっていうのをこの間調べていたんですけど、最近現場で一緒になるようなバンドだとSuchmosくらいしかいないんですよね。 ──ちょっと少ないですね。なんだったんでしょうね、その頃の感じっていうのは。 片岡:僕らはsumikaの前に組んでいたバンドがあって、このままじゃよくないよねって前のバンドが休止になったんです。もう一度ゼロから作った方が、有利だろうと。シーンが変わっていくだろうなというのも、なんとなく肌で感じていたし、だったらゼロから作った方が得策じゃないかとなったんです。前のバンドのメンバーと4分の3同じなんですけどね(笑)。でもバンド名を変えた方がいいだろうというのは、きっとそのあたりでゼロからはじめた方がいいなという肌感覚的に持っていたからだろうなというのはありました。 ──前のバンドからsumikaになる上で大事にしたのはどういう部分ですか。 片岡:なににも染まらないことですかね。ゼロから作っていってるので、前のバンドから引き継いでいるものもないし、素直になろうと思いました。ちゃんと内側と向き合った上で、いいものを外に出そうという。それはメンバー全員が意識をしていましたね。sumikaをはじめようかといってから音を出しはじめるまでに、ちょっと時間が空いているんですけど。その間各々、僕は弾き語りでライブをやったりとか、ドラムは違うバンドでサポートやってみたりとか、ギターも楽曲提供をしたりとか、というので一回リセットして。本当にやりたいことや、ストロングポイントはなんだろうっていうのを、個々が持った上で集まったから。その時間も必要だったんだろうなと思うし。 ──今はバンドがスムーズに進んでいる感触ですか。 片岡:そうですね。その時にひとつ目標を立てたんです。それは、大きな会場でやるとか、CDを何枚売ろうとかではなくて、“音楽を続けること”にしたんです。おじいちゃんになるまで音楽を続けるというのが、まず第一というのが全員の根底にあるんです。それがあるから、いろんなことがジャッジしやすいんです。嫌いになるんだったら、やめようよって。聞く人が聞いたら、甘い話だなって思うかもしれないけど、自分たちが納得するのがその思いだったんです。 ──THE BAWDIESの4人の内では、何か暗黙のルールってあります? ROY:似たようなところだと思いますね。自分たちがテンション上がらないものはやらないっていう。ただTHE BAWDIESの場合は、昔から一緒にいるという、家族みたいなところがあるので。わりとなんでも、楽しい気持ちでやれてしまうっていうところはあるので(笑)。そこを、スペースシャワーさんとかにグッと掴まれて、いろんなことやらされてますけど(番組「THE BAWDIES A GO-GO!!」)(笑)。 片岡:番組見てました(笑)。 ──THE BAWDIESって、バンド内の関係性を見てるのも楽しいですしね。学生時代からの友人って、やっぱり特別なものもあるんでしょうね。 ROY:大学とかでバンドを組んだり、サークルの仲間でというのは多いんですけど。大学生くらいって俺の中では、もう人間ができ上がっているというか。小学生、中学生くらいってまだ子どもだから、その時期に一緒にいると、感覚が似て育つんですよね。大学生くらいだと、それぞれが持って育ってきたものが、ひとつに集まって面白いバンドが生まれると思うんですけど。俺らの場合は、ほとんど感覚が一緒なのが4人集まっている感じなので。 ──だいたい同じものを見て笑ったりしてるような。 ROY:そうです、そうです。 片岡:sumikaは、僕とドラム(荒井智之)がいちばん付き合いが長くて、一緒にバンドをやろうとなってから14年くらい経っているんです。ギター(黒田隼之介)も、10年前くらいから知っていて、違うバンドをやっている時に対バンをしていて。その3人ではじまったのがsumikaなんですけど。でもこれだと変化がないというか。好きなものも似ちゃうし、化学変化が起きないかなって思っていた時に、キーボードの小川(貴之)くんと知り合って。知り合って1年で一緒にバンドやろうよとなったので。知り合って間もないメンバーもいれば、10何年一緒に音楽を鳴らしているメンバーもいて。あとは、年齢の差もあるんですけど、いい感じにみんな子どもじゃないので議論とケンカを履き違えないから(笑)。ドラムとキーボードが7つ歳が離れているんですけど、バンド内で、年の離れた兄弟みたいな。 ROY:そんなに違うんだ。 片岡:僕と姉ちゃんくらい違うので(笑)。僕が姉ちゃんを見てる感覚なのかっていうのによく置き換えて、見ています。そのくらい違うと、触れてきた文化も価値観も違うし。というのが同じバンド内で話し合って、物事を決めていて。僕がふたりのちょうど真ん中くらいなので、それを見てるのも面白いんですよね。 ──メンバーの話も出ましたが、いろんなバンドと交流する時に先頭を切っていけるのは、メンバーだと誰になるんですか。 ROY:うちはTAXMAN(Gt)かな……うーんMARCY(Dr)かな。後輩だとMARCYで、同年代とか先輩だとTAXMANかな。TAXMANは基本的に社交的、でMARCYはナメられやすいので、後輩もいきやすい(笑)。 片岡:すごいバランス(笑)。うちは誰だろうな……僕になるのかな。 ROY:すばらしいことじゃない。フロントマンで社交性があるっていうのが、いちばん広がっていくところで。俺らの世代だと、テレフォンズの石毛とかね。 片岡:コミュ力が高いですね。でもみんな苦手な感じがあるんですよね、根本は。内気なメンバーばかりなので。 ──どちらかというと、打ち上げでもバンドで固まって座っているような。 片岡:昨日もライブの打ち上げがあったんですけど、打ち上げの席ってだいたいメンバーが散らばるじゃないですか。 ROY:本当はね。 片岡:僕らもう、ハジで4人固まっちゃって。 ROY:わかるわかる。待ってるんだよね。声かけてくれれば、すごく嬉しいいんですけど。 片岡:メンバー全員、うちは末っ子なんですよ。だから、甘えがちなのかもしれない。甘えん坊気質なところがあるかもしれないですね。 ROY:うちはみんなに行かせて、僕は最終的に席で待ってる(笑)。でもここまで誰もこないで、窓口で終わっちゃうんですよ。 ──意外とそんな感じなんですね、ROYさんは。 ROY:全然ダメですよ。喋るのは好きなんですけど、最終的な心を開かないというか(笑)。でもボーカルって結構そうなんですよね。人に興味がない人が多いんですよね。興味ある風にはできるんだけど(笑)。 ──誰かにいろんな話を聞かれて、喋る方が好き。 ROY:そうなんです。そうじゃないとボーカルをやらないと思うので。 片岡:たしかに。唯一バンドの中でもドラム会やベース会とかはあるけど、ボーカル会は一回くらいやったんですけど、2回目がなかったっていう(笑)。ああ、そういうことなんだなって。 ROY:集まるだけでもすごいことだよね。 ──それでは、12月のツーマン「LIVE HOLIC」に向けて、どういうライブになるか、一言ずつお願いします。 ROY:sumikaのお客さんは、THE BAWDIESを今まで見たことがないという人もいるかもしれないし、THE BAWDIESのお客さんでもsumikaを初めて見る人もいるかもしれないですけど、ライブでは明るい気持ちになるっていうのを味わっている2組だと思うので。そういうことでは交わりはいいんじゃないかと思いますね。 片岡:僕もそう思います。逆にお客さんからは、THE BAWDIESとツーマンをやってほしいという要望もあるんですよ。sumikaのことを好きでいてくれる方も、THE BAWDIESのライブに行っていたりというのもあるので。そのお客さんにとっても、嬉しい日になってくれたらいいと思いますね。 ROY:お互いのライブをちゃんと見ているから、そう言ってくれているのは、答えだと思いますね。音源だけ聴くと、このバンドとこのバンドが対バン?ってなると思うんですけど。ちゃんとライブを見てくれたら、それがわかるかなって思う。 片岡:ツーマンってなかなかない機会だと思いますし、THE BAWDIESとのツーマンは僕たちにとってもレアなことなので。お客さんのために演奏するっていう気持ちは持ちつつも、ちゃんと自分たちが成長できるライブにしたいですね。じゃないと挑ませてもらう甲斐がないと思うので。愛情持って、倒しにいきたいと思います。 ROY:予想通りの、いい雰囲気が作れると思うので。お客さんも、僕らもsumikaも、メンバー全員が笑って、笑顔で終われるのがいいかなと。そこからまたグッと距離が近くなると思いますし、この後にも発展していけたらなと思いますしね。みんなが、最高の1日だったねと思えるようなライブにしたいですね。 ──こうしてライブ前にお互いを知ることができる場ですので、お互いに聞いてみたいことや、言っておきたいということはありますか。 ROY:バニラズとは、よくお食事とかいくの? 僕とはなかなか行ってくれないんだけど。 片岡:そうなんですか(笑)?  ROY:タイミングが合わない感じで、かわされるんですけど。 片岡:バニラズは、バチっとハマる日が多くて。フェスで同日に出演したり、この間は同じ日にお互いに金沢でワンマンがあって、たまたまとっていたホテルも一緒で、ボーカルの牧と部屋で朝まで飲むっていうのもあったり。 ROY:そんなことないなあ。これだけ一緒にいて。 片岡:じゃあ、ぜひ僕とは一緒に(笑)。まず僕から仲良くしてください。 ROY:わかりました。 ──片岡さんからはどうですか。 片岡:これは全然関係ない話なんですけど、いつもステージ上のメンバーの距離感って固定しますか。 ROY:基本的には決まってるかな、大きな会場でも。 片岡:大きなところでも近いですよね? それはやっぱり狙っているんですか。 ROY:狙ってる。 片岡:やっぱりそうなんだ! 大きな会場でも、もっと広くとってもいいと思うのに、あの近さでやっているのは絶対に意味があるんだろうなと思っていたんですけど、スッキリしました。僕らもそれが大事だなと最近思っていたところだったんです。大きな会場だから、もっと距離を広げた方がいいのかとか。その時にTHE BAWDIESのライブ映像を見たら、近い!と思って。 ROY:グルーヴ感というか、しっかり演奏で合わせるという感覚じゃなくて、ほんと家族みたいなんですよ(笑)。例えばドラムがミスったとして遅れても、自然に俺らも遅れるようになってるんですよ。ちゃんとついていくというか。その呼吸感が、あの距離で。でっかいところでも、ぎゅっとしてますね。あとはやっぱり、ビートバンドならではの見え方もありますね。 片岡:確かに。画角内にバンドが収まっているというか、視線の中にメンバー一人ひとりじゃなくて、“THE BAWDIES”としているというか。フェスの会場で遠くから見ていても、THE BAWDIESっていうひとつのものとして見えるのは、すごい強いなと思っていますね。 ROY:めっちゃ分析してるじゃないですか。俺と真逆(笑)。俺は、ああ、あそこに歌詞貼ってるなとかしか見てないから。 ──そういうところ見てるんですね(笑)。ROYさんは、目の前には何も貼ってないんですか。 ROY:最近は、オーティス・レディングの写真を貼ってますね。落ち着くというか(笑)。原点に戻るっていうか。写真を見ると、自分の元の歌い方に戻るんです。しかもオーティスの写真も、わーって歌ってるものじゃなくて、Tシャツでポーズとってるようなもので。 片岡:(笑)。その話で思い出したのは、ライブ中に緊張して、自分がなに考えてるかわからなくなった時に、僕は楽器チームの顔を見るクセがあるんですよ。楽器をやっているのが、専門学校時代の同級生なんです。ジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)みたいな髪型してるんですけど、そいつを見ると学生時代に戻れるというか。落ち着け俺、あの時を思い出せみたいのは確かにありますね。お守りみたいな存在です。 Text:吉羽さおり Photo:吉田圭子 イベント出演情報 uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.12 supported by SPACE SHOWER TV 会場:広島クラブクアトロ 日時:2017年12月7日(木) 18:00開場、19:00開演 出演:THE BAWDIES/sumika ご招待 uP!!!をご覧のauスマートパス会員様を抽選で無料ご招待します。 詳しくは申込ページよりご確認ください。 uP!!!auスマートパスご招待 【招待】THE BAWDIES、sumikaが広島で激突!「uP!!!SPECIAL LIVE HOLIC vol.12」 受付期間:2017年11月24日(金) 12:00まで 今すぐ申し込む   その他情報 ■ THE BAWDIES オフィシャルサイト ■ sumika オフィシャルサイト  

1 2 3 4 5
メニュー閉じる